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村山市長新年記者会見内容(令和3年1月4日)

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印刷用ページを表示する 掲載日:2021年1月26日更新

令和3年市長新年記者会見を開催しました。

日時:令和3年1月4日(月曜日)午後2時~2時30分

会場:市役所401会議室

市長記者会見動画

会見冒頭の市長による説明をご覧いただけます。手話通訳もあります。

令和3年1月4日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>

質疑概要

(市長)
 明けましておめでとうございます。
 令和3年の新春を迎え、皆様にとりましてこの新たな年が、明るく、希望に満ちた幸多き日々となりますよう心からお祈り申し上げます。
 昨年は、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し、私達の生活に大きな影響と変化をもたらしました。一日も早い終息を願いながら、市民の安全と地域経済を守るための取組を今後ともしっかり進めてまいりたいと、強く感じているところであります。
 一方、昨年1月には上越体操場「ジムリーナ」、10月には「小林古径記念美術館」がオープンし、市民のスポーツ振興や交流人口の拡大、芸術文化を活かしたまちづくりなど、まちの活性化に向けた取組を進めた年でもありました。また、地方創生の取組では、本年4月に、郷土の歴史的遺産である旧今井染物屋に風土産業であるバテンレースを基軸とした工房を常設するとともに、明治時代の貴重な洋風建築である旧師団長官舎では民間事業者によるレストランとしての活用を進め、賑わいの創出を図ってまいります。
 コロナ終息後を見据えながら、人々の交流を生み出し、まちに賑わいと活力をもたらすこれらの施設の魅力について、市民の皆さまとともに積極的に発信してまいりたいと考えております。
 さて、本年は、上越市が誕生して50年の節目を迎え、そして、14市町村の合併から16年目となります。多様な地域特性が共生する、個性豊かな自主自立が可能なまち、「ふるさと上越市」を確実に次代へ引き継いでいくために、それぞれの地域の皆様の思いを結び合わせ、繋いでいく取組を進めてまいります。
 市民の皆様とともに上越市にとって何が最善なのかを考え、そして未来を切り開くために行動し、挑戦していく1年にしたいと思いを新たにしているところであります。
 市民の皆様におかれましても、是非、身近な人や地域のために何ができるかを考え、目の前の課題に挑戦していただき、その積み重ねこそが、人口減少、少子化・高齢化が加速する中にあっても、魅力と活力あふれる、持続可能なまちとしてあり続けることに繋がるものと思います。
 結びに、コロナ禍にあって、今この時も医療、介護などの第一線で職務に従事しておられる皆様を始め、様々なサービスの提供を通じて市民の日常生活を支えてくださっている全ての皆様へ、深く感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。感染症が終息に向かう日が一日も早く訪れることを切に願うとともに、市民お一人お一人が、ご健勝とご多幸の中でさらなる充実の時をお迎えになりますよう心からお祈り申し上げ、年頭のメッセージとさせていただきます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 私からは以上であります。
 
(記者)
 今ほどもお話がありましたが、コロナの関係ですと、緊急事態宣言の動きなどもありますが、上越市として一段と対応を強める等のお考えがあるかどうかと、予算編成への影響などはありますでしょうか。
 
(市長)
 1点目の、対策をどうするかということでありますが、年末にもお話しましたように、市民の皆さんの協力によって、市内の感染症患者は落ち着いていると思います。その意味からすると、4都県ということになるでしょうか。今週末か来週の初めに非常に大きな動きがあると思いますが、そのことを受けて、緊急事態宣言の内容も市民に広く周知しながら、地方において感染症患者が増加することのないような取組をしていく必要があると思います。
 これからも、自分を守ることは、他者も守ることだという思いを啓発していく必要があると思っています。
 予算編成でありますが、18日から国会が始まりますと、第3次補正の予算と、当初予算が審議されることになるわけですが、3次補正、当初予算にもコロナ対策がある程度盛られ、補正については国、県から、予算の中でどのような対応ができるのかというような問い合わせもあるようですので、そういうものを取り込みながら対応していきたいと考えています。
 
(記者)
 任期3期目の最終年、仕上げの年になるかと思いますが、その意気込みと、これを具体的にやりたいという事業がありましたら教えていただきたいのと、今年の抱負を漢字1文字で表すとどうなりますでしょうか。
 
(市長)
 年末年始の大雪で、今日の朝も長靴を履いて膝まで埋まる雪の中を家から出るような状況でした。
 昨日も1時間ほど、地域の中を歩きましたけれども、団地の中の除雪が途中で終わっている、雪の捨て場が、開設されたのかどうかなど、雪に困っている市民の皆さんの声をお聞きしました。
 予算編成がこの12日から私の査定に入ります。そういうことを考えますと、年末にお話したとおり、予算とコロナ対策、大雪の対応を含め、今ある目の前のことに一生懸命に取り組むことに必死です。
 それから漢字で1文字ということですけれども、変化するということもありますし、新しいということもありますし、そしてまた、それに挑むということもありますので、漢字1文字で表すことは難しいと思います。
 
(記者)
 オリンピックパラリンピックが1年延期されましたが、上越市の取組としてドイツのホストタウンということで、全国のドイツのホストタウンの自治体との連携などという話も聞いたのですが、その辺の今年のオリパラに向けての抱負はいかがでしょうか。
 
(市長)
 昨年のオリンピックは延期になって、我々が本当に楽しみにしていた、またその準備に頑張っていた職員が非常にがっかりしたという部分もありますが、これは仕方ないことだと思います。
 昨年末にドイツのパラリンピック柔道の選手が合宿したいというオファーがありました。これについては、現時点では国外からの移動というのはなかなか難しいということですが、ドイツの選手たちにとっては、オリンピックに照準を合わせながら活動し、そしてまた、事前合宿を上越で行いたいという状況ですので、そのことを含めながら、一歩一歩、オリンピックの熱を上げていくことになると思います。それから、6月4日だと思いますが、聖火リレーが決まっていますので、それに合わせる段取りもしていますので、コロナ禍ではありますけれども、オリンピックに対する気持ちが高まっていく時期が必ずやってくると思います。
 ドイツのホストタウンと連携するという話も聞いていますので、そういう中で、お互いがオリンピックに対する、一つの目標を持って活動ができればと思っていますので、これから、このコロナ禍が終息した段階で、具体的にどうやるのかということが出てくると思っているところです。
 
(記者)
 年末年始が大雪に見舞われたということで、上越市としたら総量としては珍しくないのかもしれませんけれども、年末年始にかけてこれだけの降雪はあまり例がないと思います。
 昨年は少雪で除雪費が結果的にかなり少なく済んで、財政的にも、財政調整基金の取り崩しが少なくて済みましたが、今年はすでにフル稼働で動いている状況だと思います。恐らく財政運営面で除雪費がかさんでいると思うのですが、状況をどう見ていらっしゃいますか。
 
(市長)
 先ほどお話しましたように、これだけ一気に降ってしまうと除雪をしていただく業者さんも、オペレーターを含めて疲弊してくるということで、除雪したくてもなかなかできないという状況があると思います。
 当然、こういうことも想定しながら除雪費を組んでいるわけですが、もっと大雪になり災害的な状況になることも前提としながら、それに対応できるような段取りをしてきたと考えています。それが、10億円足りない15億円足りないと言っても、財政調整基金から取り崩しができるような体力にありますので、必要な除雪はきちんとしていくというのが、対応の一つの方法だと思っています。
 財政的には厳しい部分がありますけれども、やるべきものはやらなければならないし、そのための備えとして取り組んできたことが今、可能な状況を作っていると思っています。
 
(記者)
 年末年始に降雪に見舞われたということで、除雪のオペレーターの確保も難しい中でのやりくりだったと思うのですけれども、市民の方から生活に支障をきたしているというような報告というか、問題というのは特に起きていないのでしょうか。
 
(市長)
 市民の皆さん一人一人の状況が違いますし、私の個人的なことを言わせてもらいますと、車が出せないから、今日の夕飯をどうするかという心配はありますけれども、そういう方も市民の中にたくさんおられるだろうと思います。少し落ち着いたらきちんとした除雪をしてもらうという状況が作れればと思いますし、要援護世帯の除雪も徹底していきたいと思っていますので、除雪で困るということがないような対応をしていければと思っています。
 それから救急車や消防車等が入れないような状況になるようなことが非常に心配ですので、この落ち着いた段階でしっかりとした除雪をして、また元に戻すというような状況を作る、事業者の皆さんにも協力をお願いしてやっていければと思っています。
 
(記者)
 また、今週末にかけて寒気が強まるという予報が出ています。基準などもあると思いますけれども、市内の一斉雪下ろしを検討されるような状況は想定されてますでしょうか。
 
(市長)
 市内全域でどのぐらいの積雪があって、どれだけ屋根雪を下ろさなければならない状況なのか、町場の連たんしているところはどのような状況になっているのか、私自身がまだこの目で見ていませんが、一斉雪下ろしをする準備とか、またその状況を作っていくことは大事です。
 私が県にいてこちらへ来た時ですから平成17年か18年だったと思いますけれども、本当に大雪になりました。
 その時は、20年振りの一斉雪下ろしだったこともあり、経験したことのある職員が1人か2人しかいなくなっていてその準備に随分時間がかかったと記憶しています。それ以後、平成24年にも一斉雪下ろしがあり、市の職員もそういう状況が財産として、学びとして残っていると思いますので、必要なことになれば、対応しなければならないと思います。
 この雪が非常に重い雪だということも心配です。特にお年寄りは、屋根の雪を下ろさなければと心配されている方が随分おられると思いますので、市内の状況を見ながら町内会長さん等との連携の中で、要援護世帯への対応を行っていきたいと思います。
 それから、町全体の除雪をしないと、次に第2波が来たときにどうにもならなくなりますので、ここで少し暖気がきたときに元に戻すという作業がどうしても必要です。その辺のことは、除雪の担当に指示していますので、業者の皆さんにお願いするという作業を進めて、週末に寒波が来ても耐えられるという環境を作っていく必要があると思っています。
 
(記者)
 話題は変わりますが、今年は市長の3期目の任期の最終年、政策的にはコロナへの対応が最優先ということがあると思います。
 それ以外の点について、市政課題として、これは最後に特に力を入れて取り組まなければならないと思っていらっしゃることがありましたらお伺いします。それと、今日の年頭訓示も拝見させていただきましたけれども、変化に対応していくことが非常に重要であるというようなことですとか、或いは果敢な挑戦が求められるというようなお話が印象に残りました。新年度に取り組む政策として、そのような変化に対応するべきもの、挑戦するべきもの、これまでにないようなものを何か政策として落とし込んでいくというような、そういう意味を含んでいたのか、そのあたりをお聞かせください。
 
(市長)
 変化への対応として、行政が対応しなければならないこととしては、まさに今進められている、デジタル化についての大きな変化、職員が今まで経験したことのないようなドラスティックな変化が仕事の中に出てくると思います。それは、国からの指示による標準化されたものを受け入れなければいけないということです。これは昨日今日言われたからといってすぐ対応できるわけではないかもしれませんが、職員一人一人の資質の中で、そのデジタル化が何なのか、情報化社会におけるデジタル化にどうやって進んでいくべきなのか、それは行政にとってどういうものなのかということも、職員、市民を含めて理解するということが前提だと思います。この変化というのは、しっかりとキャッチアップしなければなりませんので、職員自身が自分を研鑽するというようなことも含めて変化に対応していくことが大事だと思います。
 それから、行政が持続可能な、また次の時代に持続可能であるかどうかという議論をしていくときに、やはり行政改革、財政改革は不断に行っていかなければならないと思っています。
 先ほど直江津、高田が合併して50年、そして13区を含めた新しい上越市が誕生してから16年とお話ししました。
16年前の合併が、できる議論をしてきたけれども、しなければならない議論を本当にする時間があったのだろうかという疑問がずっと私の中に残っています。
 当時合併に努力された皆さんに対する敬意を表しながら、合併というものの難しさ、そしてまた、この14市町村が持っている個性や特性というものを、異質の共生として合併したわけであります。この異質の共生が16年経った時に、どんな花が開くかということを考えると、その時にしなければならない議論をしていくことが必要だと。これは不断にしていかなければならない。そういうことからすると、今回の行財政改革、そしてまた、適正配置というのは、避けて通ることはできません。
 確かに、非難や意見がたくさんあると思いますが、その異なった意見を上手く対話の中で調整しながら次の時代を見据え、どう持続可能な上越市、故郷を作っていくのか、お互いが知恵を出し合うということが大切だと思っています。不断に取り組まなければならないことと、また新しく行政が取り組まなければならないこと、先ほどのデジタル化の話を含めて対応していく時に来たと思っています。
 ですからその面では変化、新しいもの、そしてそれに挑んでいくということが大切な時なのだと思います。
 
(記者)
 雪の関連でお尋ねします。この年明けから三が日にかけて、市内の主な公共交通機関、JR、トキ鉄、頸城自動車、特に昨日は3社とも全線運転見合わせというようなこともありました。週末も寒波が来る予報ということで、こういった交通機関が全部止まってしまったことに関する受けとめと、市として、今後対策を取るなり、あるいは事業者に何らかの呼びかけをされたりといった予定はありますか。
 
(市長)
 一昨日からの降雪によって、市が担うべき除雪はどうなっているだろうか、国道、県道はどうなっているのか、停電はあるのだろうか、雪崩等はないだろうかというようなことを、市が担当する部分として思いました。直江津駅に電話をかけて聞くと、午後3時まで運休というお話でした。3時以降に確認したら終日運休という話でした。そのように、私自身も色々気になることは、情報収集していました。
 バス事業者では、1車線しか確保できない路線は運休、鉄道は、雪が一気に降ってしまったことによって、線路が雪に埋もれて、線路除雪車が走れないということで、電車が止まるということでした。
三が日で休みだったことが幸いだったと思いますけれども、4日からほとんどの皆さんが勤務するということになると、交通機関を使う方がたくさんおられるわけですので、そういうことを踏まえて、バス事業者、鉄道関係の皆さんには準備をお願いしたいと思います。
 個人的に気になったことは自分で連絡を取りながら情報を集めていましたが、朝の庁議では、得た情報をホームページに掲載して市民が見られるような環境を作っていくべきだと指示をしたところであります。今回のことで学んだものは、確実に次に生かしていくという取組をしなければならないと思っています。
 
以上

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