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現在地トップページ > 市長の部屋 > 中川市長記者会見内容(令和6年10月30日)

中川市長記者会見内容(令和6年10月30日)

<外部リンク>
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年11月19日更新

市長定例記者会見を開催しました。

日時:令和6年10月30日(水曜日)午後2時~2時45分

会場:市役所木田第一庁舎401会議室

内容:

  • <外部リンク>高病原性鳥インフルエンザについて​
  • 火災予防について
  • 衆議院議員総選挙について
  • 子育て支援AIチャットボットサービスの開始について
  • 就任から3年を迎えるにあたっての所感
  • 若者へのメッセージ

配布資料

  • ​上越市子育て支援AIチャットボットサービスの開始について

配布資料 [PDFファイル/555KB]

市長記者会見動画

会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。

令和6年10月30日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>

市長による説明

(市長)

 本日は、ご多用の中、お集まりいただきありがとうございます。

 はじめに、10月25日、市内の養鶏場において高病原性鳥インフルエンザの感染が疑われる事例が発生し、翌26日に県が殺処分を含む防疫措置を実施したところであります。
 県からの感染の疑い発生の連絡を受け、県上越地域振興局の現地対策本部会議に参画し、情報共有を図るとともに、26日午前7時に市の対策本部を設置し、情報収集や市民への周知等の対応を実施してきたところであります。
 引き続き、県と情報共有を行いながら、制限解除に至るまで、状況を注視し対応してまいります。

 次に、10月19日に本町2丁目地内において、住家等6棟が全焼する火災が発生しました。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
 住宅が密集する本町地内では、今年に入って2月に本町6丁目で、3月に本町1丁目でも火災が発生し、連たん地区での火災が相次いでいることを大変憂慮しております。
 当市の今年の火災の発生件数は、9月末現在で34件となっており、昨年同時期の44件よりも少ないものの、今年も2名の尊い命が奪われました。
 これからの季節は、暖房器具などを使用する機会が増え、火災が発生しやすい時期になります。市としては、上越地域消防局、消防団と連携し、より一層、火災予防の呼び掛けを強化してまいります。市民の皆様におかれましては、改めて火の取り扱いに十分注意していただきますようお願いいたします。

 次に、去る27日に、衆議院議員総選挙が行われました。
 当選された梅谷議員に、心からお祝いを申し上げます。
 梅谷議員には、地方の声を国政につないでいただくことをお願い申し上げるとともに、当市の発展のためお力添えを賜りたいと考えております。

 次に、子育て支援AIチャットボットサービスの開始について、ご説明いたします。配布資料をご覧ください。
 市では、子育て家庭等の皆様が時間や場所にとらわれず、必要な情報をスムーズに収集できる環境を整え、子育てに関する不安や負担を軽減するため、「上越市子育て支援AIチャットボットサービス」の提供を開始いたします。
 事業の詳細につきましては、会見終了後の記者説明会で、担当部局から説明いたしますが、ぜひ多くの皆様からご利用いただきたいと考えております。

 次に、私が市長に就任して間もなく3年を迎えようとしております。
 この間を振り返りますと、長く続いた新型コロナウイルス感染症による影響からようやく平常の姿を取り戻してきた矢先に、エネルギー価格を始めとした物価の高騰、年々厳しさを増す夏の猛暑や農業被害の拡大、そして本年元日に発生し当市も被害を受けた能登半島地震など、市民の皆様の生活に直結する課題に対応し、市民の皆様の安心・安全を確保することを最優先に取り組んでまいりました。
 一方で、地方の共通課題でもある人口減少の加速化、社会全体で広がる人材不足など、地域経済や市民生活を取り巻く環境の変化に的確に対応しつつ、財政健全化にも意を用いながら、持続可能な市政運営に努めてきたところであります。
 また、私の公約である8つの政策プロジェクトについては、第7次総合計画に織り込み、現在の市政運営の随所に反映するとともに、必要な調査・検討や関係各位との調整を行い、速やかに着手できるものから実行に移してまいりました。
 このうち、生活に身近な取組として、「予約型コミュニティバス」の導入や、きめ細かい子育て支援の取組などの施策を鋭意進めてきたところであり、こうした市民生活に根差した取組については、市民の皆様から一定の評価をいただく声もお聞きしております。
 このほか、当市の豊かな産品を活かし、魅力を発信する取組として「ふるさと納税」の活用を進めるとともに、若者の多様な働く場の創出と定着に向けた取組として、IT企業等の誘致促進や奨学金の返還支援などを推進してまいりました。
 引き続き、喫緊の課題である地域の医療体制の確保や災害に強いまちづくりに鋭意取り組むとともに、少子化の進行による影響の緩和や、若年層の流出の抑制に向け、現在、改定を進めている次期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、しごとづくりや結婚・出産・子育て、まちの活性化の取組に力を入れてまいりたいと考えております。
 また、令和7年は、合併20周年をはじめ、観桜会や謙信公祭がそれぞれ100回を迎えるなど、当市にとって数々のイベントが節目を迎える年となります。これらを契機として、市民の皆様から改めてまちの魅力を感じていただくとともに、市民の皆様と一緒にまちの魅力をより一層高め、発信してまいります。
 具体的な取組については、今後、令和7年度予算案などでお示ししていくこととなりますが、引き続き、市民の皆様の声や思いをしっかりと汲み取りながら、全力で、市政運営にまい進していく所存であります。

 最後に、この場をお借りして、先の市議会6月定例会の一般質問における私の発言後に、面会をした方からご依頼のありました、将来を担う高校生や若い世代の皆様に対する私の思いをお伝えさせていただきたいと思います。
 改めまして、私の発言によってお気持ちを傷つけてしまった皆様に、大変申し訳なく思っているところであります。
 私は、高校生の皆様が、夢や希望をかなえるため、思い悩みながらも、学業や部活動などに励み、様々な形でまちづくりや地域貢献の活動に取り組まれていること、そして、若い世代の皆様が、社会の一員として、それぞれのお立場で努力を重ねながら、国内外でご活躍され、ふるさと上越市のためにも力を尽くしていただいていることをとても心強く感じています。
 社会経済環境が急速かつ、大きく変化している今の時代は、先行きを見通すことが大変難しい状況にありますが、ふるさと上越市の明るい未来に向けて、皆様には、これまでの経験や学びをいかして、それぞれのお立場から持てる力を存分に発揮していただくことを、切に願っております。
 そのためには、当市においても、将来を担う世代の皆様が、学び、挑戦し、活躍できる環境を整え、皆様の思いを後押しするとともに、ふるさとに愛着と誇りを感じていただけるよう、まちの魅力をさらに高めていきたいと考えております。
 あわせて、全ての市民の皆様が暮らしやすさを実感できるまちづくりを推し進め、「暮らしやすく、希望あふれるまち」の実現に向けて、力を尽くしてまいりたいと考えております。

 私からは以上であります。

質疑応答

(記者)
 衆議院議員選挙の結果についてお尋ねします。与党自公が過半数割れとなり、政権が少し不安定な状態になりましたが、国に陳情などする自治体の長として、今回の選挙結果をどのように受けとめられているかお聞かせください。

(市長)
 今回の選挙結果全体については、市民の皆さんそれぞれの事情があって、このような結果になったと考えております。できるだけ安定した政権が営まれることを願っております。

(記者)
 結果として少数与党にはなりましたが、地元選出の与党の衆議院議員がいなくなるという事態になりました。そのことについてはいかがでしょうか。

(市長)
 高鳥候補については、今までいろいろな人脈やパイプを生かしていただき、上越市の市政に貢献していただいたと思っておりますので、その意味では非常に残念だと思っております。これから梅谷議員に、そのあたりのことも含めて依頼をしていかなければいけないのではないかと考えております。

(記者)
 予算編成の時期ですが、国の予算も混乱とまではいえないでしょうが、これからどうなるかというところもあります。それに対して市の予算編成に影響はあるのでしょうか。

(市長)
 国政については、先ほども申し上げましたとおり、安定した政権になっていただきたいというのは変わりありません。私たちの課題としましては、もとより皆さんにお伝えしているところでございますので、予算編成(方針)に基づいて進めていきたいと考えております。

(記者)
 まだ先のことですが、保倉川放水路という国の事業に対する影響というのはあるとみていますか。

(市長)
 これは長期的な事業ですので、粘り強く要望を続けていきたいと考えております。

(記者)
  10月12日に市の総合防災訓練が行われて、車による避難が初めて実施されました。まだ検証中だとは思いますが、これまでのところで何か見えてきた課題があれば教えていただけますか。

(市長)
 私たちの取り組みとしては、新潟大学の卜部教授のご意見もいただきながら、まずは、要支援者、高齢者も含めて、場合によっては車で移動しなければならないということで、基本的には徒歩でということですが、そういった方々については車でも高台へ避難をするということが大切だということで、今回訓練の中でもそのような視点を入れながらやりました。
 一方で、津波が来ないと想定されている地区の避難方法についても、合わせて対応していかなければ、渋滞が起こってしまう可能性はあると思っておりますので、繰り返し訓練が必要になると考えております。

(記者)
 先ほども話がありましたが、市長就任から間もなく3年が経過し、残りの任期が1年を切ろうとしています。市長は45の公約を掲げて当選をされ実行中かと思いますが、現段階で実施済みと考えていらっしゃる公約はいくつありますか。

(市長)
 現在、実施済みの公約については、14項目と考えております。それ以外で、一部実施、着手済みについては、29項目、64%と考えております。

(記者)
 残っているのが昨年の11月に発表されたものと同様で、副市長を4人にしますというものと、市長直轄の政策諮問委員(政策アドバイザー)を設置しますというものの認識でよろしいですか。

(市長)
 はい、それで結構です。

(記者)
 実施済みが14、着手済みが29ということですが、この29について、来年の11月8日の任期満了までに実施済みになる見込みはほぼ確実なのでしょうか。

(市長)
 様々な政策がありまして、長期的に取り組まなければいけないものもありますので、それについては、進捗をできるだけ図れるように努力は続けていきたいと考えております。

(記者)
 例えば、実行するというものに含まれているかどうかわかりませんが、子育て全国一を目指しますであるとか、保育料を県内一安くしますというような相対的なもの、予防医療・予防介護と先進企業の誘致、周辺市町村と連携した災害豪雪訓練など関係者が必要なもの、国のSDGs未来都市制度の導入に取り組むであるとか、原発は地元の同意なくして再稼働できませんといった、上越市単体では公約実行にはハードルが高いものも含まれているのですが、このあたりのハードルの高いものについてはどうでしょうか。

(市長)
 公約実現に向けて国や県に要望してきましたので、これからも粘り強く要望していきたいと考えております。

(記者)
 この件に関して、予算措置を伴うものもありますので、公約が実現できるかどうかというのは来年の3月定例会にかかっている部分もあると思うのですが、仮に公約がすべて実現できなかった場合、来年、2期目を目指して市長選挙に再度立候補されるお考えはありますか。

(市長)
 今は目の前の課題に適切に対応していくということで、市長としての職責を果たしていきたいと考えておりますので、その先についてはまだ考えが及んでいない状況です。

(記者)
 任期中に全部実現したいという考えでよろしいですか。

(市長)
 任期中に実現できるように努力は続けていきたいと思っております。

(記者)
 実行されていないということで認識が共通している副市長4人制と、市長直轄の政策諮問委員(政策アドバイザー)についてですが、これはどうされますか。

(市長)
 私としては、残りの任期を考慮すると実現は困難と考えております。

(記者)
 この2つについては、実現はしないだろうと今の時点では考えていらっしゃると。

(市長)
 はい、そのとおりです。

(記者)
 リージョンプラザ上越の指定管理者の件ですが、先月の記者会見で10月の末には調査が終わって11月には公表するというお話だったと思いますが、その後の進捗はいかがでしょうか。

(市長)
 今、様々な調査をしておりまして、非常に専門性が高い事案として専門家に調査を依頼しておりますので、可能な限り実態解明を尽くす意味においても、調査の遅れはやむを得ないと考えております。調査状況の詳細については、担当部長から説明させます。

(記者)
 担当部長からご説明いただく前に、10月末には調査は終わらないということですか。

(市長)
 はい、もともと予定していた10月末には終わらないということです。

(教育部長)
 公認会計士の調査は、一部確認が取れていない部分もありますが、概ね完了はしております。ただ相手方につきましては、今、代理人弁護士を立てて対応しておりまして、現在相手方の主張を聞きながら、事実確認をするための話し合いの機会を適宜設けて、法的評価の調査を進めているところであります。結果の公表時期を、今明確にお答えすることはできませんが、引き続き専門家による調査、相手方との話し合いを進めていきたいと考えております。いずれにいたしましても、適切な判断をして、その結果を公表できるよう鋭意努めて参りたいと考えております。

(記者)
 今の説明の件で市長にお伺いしますが、相手方が代理人を立てているということですので、くだけて言うというと揉めているということですか。

(市長)
 とにかく調査を徹底して、実態が解明した後でまた交渉になると思います。

(記者)
 代理人が立っているというのは通常起こりえる事態なので、相手方と揉めているという、言い方を訂正するとすれば事実関係について相手方と認識に齟齬があるということだと思いますが、相手方と齟齬があるということですか。

(市長)
 そのあたりは担当の部長から答えさせます。

(教育部長)
 相違といいますか、相手方も自分たちの主張があるということで、その主張を聞きながら事実確認を進めております。その結果、法的評価の調査が遅れているということでご理解いただきたいと思います。

(記者)
 リージョンプラザ上越の指定管理者の委託の期限が任期満了まで迫っていると思いますが、市民生活への影響はないのでしょうか。

(市長)
 これまで通りもともとの委託業者に頼んで進めておりますので、そういう意味では今のところ市民生活に影響はないと思っております。

(記者)
 副市長4人制の実現は、今期の任期中は困難だという認識を話されましたが、どういう理由で困難だと考えていらっしゃいますか。

(市長)
 まずは私の市政運営について、実績を重ねていくことが必要と考えてきました。その意味で私の整理が足りなかったところがあると思っておりますので、その中で残りの任期を考慮すると実現は困難になったと考えております。

(記者)
 整理ができていなかったというのは、具体的になぜ整理が難しい部分があったのでしょうか。

(市長)
 私が求めていることについて、なかなか理解をいただけなかったというか、私が説明をし切れなかったところがあると思っています。

(記者)
 相手は議会ということでよろしいですか。

(市長)
 議会であれ、市民であれ、いろいろな疑問が起こっておりましたので、そのあたりについては明確に答えることが必要だったと思っております。

(記者)
 副市長4人制は、例年ですと12月定例会に諮るか諮らないかという話になっていましたが、今回の12月定例会では諮ることはないということでしょうか。

(市長)
 はい、そのとおりです。

(記者)
 導入できないとなると、当然ながら公約はもう達成できないということになると思うのですが、市長の行いたい市政運営に何らかの影響は出るのでしょうか。

(市長)
 今、職員とともに政策実現に向けて取り組んでおりますので、大きな影響はないと思っております。

(記者)
 現状の2人のまま、1期目は市政を運営していくという形でよろしいでしょうか。政策諮問委員(政策アドバイザー)についても基本的に置くことはないということでよろしいですか。

(市長)
 はい。

(記者)
 確認ですが、冒頭でおっしゃっていた高校生の皆さんへのメッセージは、高田農業高校の校長先生がいらっしゃったときに依頼されたものを発信したということでよろしいですか。

(市長)
 はい、その通りです。

(記者)
 衆議院議員選挙の期間中、市長はどのような行動をとられたか、ご説明いただいてよろしいですか。

(市長)
 お2人候補がおりましたが、どちらの候補にも当選していただきたいという思いはありましたので、そういう考え方の中で行動してきたと思っております。

(記者)
 具体的には何をされたのですか。

(市長)
 まずは出陣式に出てくださいという依頼がありました。両方ともに出席できませんでしたので、メッセージを送らせていただきました。
 また決起集会として、高鳥候補から要請がありましたので、出席させていただいて応援の声を上げさせていただいたということでございます。

(記者)
 高鳥さんには応援に駆けつけてマイクを握ったということですが、梅谷さんの方には、なぜ行かれなかったのですか。

(市長)
 声がかかりませんでしたが、そういう集会があるということは存じ上げておりましたので、開催日にメッセージを送らせていただきました。

(記者)
 市長から応援演説なり集会に出席させてほしいと梅谷さんの陣営にお願いするようなことはなかったのですか。

(市長)
 はい。そういうものはありませんかということはお聞きしました。

(記者)
 会の開催の確認はしたが、結果的に呼ばれなかったので行かなかったということでしょうか。先月の定例記者会見で、マイクを握ったりする予定はないと、そのようなことは現状考えていないと、どちらにも応援に入るようなことはないというお考え示されていましたが、結果的に発言とは異なる行動されていたと思います。その点について、理由としてはどういうことがあったのでしょうか。

(市長)
 繰り返しになりますが、私としては2人の候補にはどちらにも当選して欲しいという思いがありましたので、特定の候補に特に力を入れて応援するということはしないという意味で伝えました。前回の記者会見の時には要望がありませんでしたが、(その後)集会に出てほしいと言われましたので、その場の雰囲気でマイクを握らせていただきました。

(記者)
 片方からは要請がきていて片方から要請がきていない状態で行ってしまうと、前回の会見でもおっしゃっていたようにバランスが取れなくなるような気がするのですが、その点については考えなかったのですか。

(市長)
 私は、要請があったところに行って対応をするということで申し上げていましたので、そういう意味で梅谷候補にはメッセージを送らせていただきました。

(記者)
 上越を拠点とする国会議員が1人減ってしまったと思うのですが、その点についての上越市への影響はどのように考えていらっしゃいますか。

(市長)
 代議士が2人いた方が、私としても幅広く様々な分野について相談できるので良いと思っておりますが、梅谷議員にいろいろな政策について相談する機会が増えると思っております。

(記者)
 応援していた高鳥さんが落選されたことは残念に思っているのですか。

(市長)
 高鳥候補を特に応援していたというよりも、お2人とも当選していただきたいという思いがありましたので、結果についてはそういう結果なのだなということで、その中で私たちとしては市政運営していかなければいけないと思っております。

(記者)
 梅谷さんが当選されて、以前は自民党、立憲民主党2人の衆議院議員がいて、そのうち政権与党である方がいなくなりました。いろいろな事業を進めるにあたって、政権与党でないと頼みづらい場面というのはおそらくあると思うのですが、そのあたりはどう対応されるお考えでしょうか。

(市長)
 まだどちらが政権与党になるか決まっていないので、その点についてはお答えできないと思っています。

(記者)
 現時点では内閣総理大臣は自民党総裁が務めており、政権与党は自公政権ですので白紙ではないわけです。こういった状況下において、いかがかという質問なのですが。

(市長)
 当選された方にお願いするということになると思います。

(記者)
 仮にというかかなり高い蓋然性だと思いますが、当選された方が、政権与党の所属になっていないケースにおいて、どう対応するかということをお聞きしたいのですか。

(市長)
 梅谷議員に期待をするしかありませんので、梅谷議員にお願いをしていきたいと思っております。

(記者)
 梅谷議員が仮に政権与党ではないケース、次の首班指名で政権ができた場合にどうされるかということなのですが。その場合においても政権与党ではない代議士以外の手立て、色々な事業を進めるにあたっての、人脈、パイプみたいな部分はいかがですか。

(市長)
 私たち自身で市と直接人脈を持っているパイプもありますが、できるだけそういったところも色々な方々からご協力をいただいて、国に対しての要望については実現を目指して努力をし続けていかなければいけないと思っております。

(記者)
 リージョンプラザ上越の指定管理者の件ですが、公認会計士による調査はいいところまで終わっていて、相手方が弁護士を代理に立てているので、法的評価の調査が遅れているという説明でした。こちらは教育委員会なり自治体で、相手は株式会社で、これは法的評価の調査とおっしゃるが、単に争いがある状態ではないのですか。

(市長)
 そのあたりについては、担当部長から答えさせます。

(教育部長)
 繰り返しになりますが、相手方も自分たちの主張をされておりますので、それをお聞きしながら事実確認をしているという状況でございますので、ご理解いただきたいと思います。

(記者)
 それはもはや調査ではなく、見解が食い違っていて、ほぼ争いになっている状態ということではないのですか。

(教育部長)
 私どもとしては、争っているというよりも、相手方の主張をきちんと聞いているという認識をしております。

(記者)
 1年前に45項目の公約について自己評価をされていますが、1年前の評価より今回2項目実施が増えていると思うのですが、どれとどれになりますでしょうか。

(市長)
 これについては、まだ公表していないところですので、また後程ということになると思います。

(記者)
 2項目増えたということは、それでよろしいですか。

(市長)
 はい。

(記者)
 3年間で、45項目中14項目で実施できたということに対する受けとめはいかがですか。

(市長)
 このパーセンテージは上げていかなければいけないと思いますが、先ほども言いましたように長期的なものも含めて少しずつ熟度が上がってきている状態というのは変わりませんので、実現に向けて達成できるような形で、これからも努力を続けていくということでございます。

(記者)
 ある程度ご自身でもここまでやれたというような思いがあるのか、まだまだこれからだというような思いなのか、どちらですか。

(市長)
 まだまだこれからだという思いの方が強いところがあります。3年という中で実現できることについては素早く対応してきました。人事改革も今までやってきましたし、それ以外の時間がかかることについては、これからその車輪を回転させるところまで頑張らなければいけないものもたくさんあると思っております。

(記者)
 副市長4人制ですが、市長が求めていることについて理解いただけなかったとおっしゃったのですが、4人制は副市長に内政を担っていただいて、市長が外交面というかトップセールスなどをやっていくという趣旨だったと思いますが、どんなところが理解していただけなかったとお感じですか。

(市長)
 中には副市長が4人になることで経費が増えるなど議論もございましたし、他のところではやっていないじゃないかという議論もございましたので、私としては市政を運営する行政側の政治的な役割の方々が多い方が進みやすいということで提案をさせていただいたのですが、なかなかそのあたりもご理解いただけなかったと思っております。

(記者)
 理解をしていただく努力はされたのでしょうか。

(市長)
 はい、私としては説明をしていたと思っております。
(記者)
 それは議決に関わることなので、市議会側に対して理解を求めることは、努力はされたという理解でいいですか。

(市長)
 はい、私としては一般質問の中で、色々お答えさせていただいたとは思っております。

(記者)
 残りの任期を考慮すると実現は困難とおっしゃいましたが、政策として完全に諦めるということなのでしょうか。

(市長)
 私としては、現状の取り組みについて考えている最中でして、そこまでまだ考えが至っていないところです。

(記者)
 まだ完全に諦めたというわけではないという理解でいいですか。

(市長)
 はい、またこれから考えたいと思っております。

(記者)
 衆議院議員選挙の結果について、様々な事情というのはお答えとしてありましたが、結果として自公が過半数割れしたという結果になったのですが、その要因というのは市長からみてどのようにお考えでしょうか。

(市長)
 繰り返しになりますが、やはり市民の皆さんのそれぞれの思いがあって、このような結果になったのではないのかと、そのように思っております。

(記者)
 いわゆる争点として裏金問題ということが言われたのですが、裏金問題については、市長はどのようにお考えでしょうか。

(市長)
 それについては、人それぞれの考え方があると思いますので、私はそのことについてはコメントできないと思っております。
(記者)
 鳥インフルエンザがかなり早い段階で出たのですが、これからまた冬にかけてどのような啓発というか、呼びかけというか、取り組みをしていかれますか。

(市長)
 今、2か所で消毒の取り組みを県がやっております。今検査中ですので、それが広がらないことが大前提になりますが、皆さんにも、例えば路上といいますか、色々なところにそういう死骸があった場合には、触らないで通報をしていただきたいと考えております。
 とにかく、鳥インフルエンザに感染した動物がいた時には、それを広がらないように確認しなければいけませんので、そういう取り組みをこれから続けていきたいと思っておりますので、市民の皆さんには、とにかく発見したら通報していただきたい、触らないでいただきたいと思っております。

(記者)
 公約ですが、実施・一部実施・着手・未着手とあって、14項目のうち追加された2つは今言えないということなのですが、実施の定義を教えてもらっていいですか。

(市長)
 私の感覚として、これは達成できたと思った、数字なども含めてです。

(記者)
 市長ができたと思ったら達成ということですか。

(市長)
 基本的には科学的にきちんと判断して、これは達成ですよということで判断をしております。

(記者)
 事業化された、予算が付いたなど、中には要望を出したので二重丸というのもあったと思いますが、そういうものではなくて、市長の中での達成度を考慮している部分もあるのですか。

(市長)
 もちろん関係する職員からも判定をしていただいていますが、これでいいですよということで最終的には私が判断しております。

(記者)
 リージョンプラザ上越の指定管理者の件ですが、5月7日の情報提供で、指定管理者が提出した実績報告書では虚偽記載を確認したとあるのですが、今も上越市は虚偽記載だということで認識しているということでよろしいですか。

(市長)
 はい、その通りです。

(記者)
 その際に令和5年度分の実績報告書は、内容に不備があるとして市は受理していないとあるのですが、令和5年度分の実績報告書はいまだ受理してないということでいいですか。

(市長)
 担当部長がお答えします。

(教育部長)
 令和5年度分については、受理をしております。

(記者)
 部長に伺いますが、内容に不備があるとして受理しなかったのですが、これは不備が改善されたということなのでしょうか。

(教育部長)
 はい、一応不備の部分を改善したという確認をした上で、受理をしたということでございます。

(記者)
 概括的な話になってしまうのですが、冒頭この3年間の市長就任3年を振り返って現在に至るまで、コロナ禍が終わって地震等があったけれども市民生活に直結することに対応してきて、人口減少についても持続可能な市政運営をやってきたと。来年は市政20周年でそれに向けても魅力発信に取り組むといったお話だったと思いますが、市民の感覚からすると、今回、3年を振り返る中で、不適切発言についての言及がなく、ご自身の不適切発言はこの3年間の市政運営において、あまり影響を及ぼしていないのかどうか、そのあたりどう受けとめているのか教えてください。

(市長)
 市民の皆さんから選挙で選ばれて、そして約3,000人の職員のトップである立場からすると、私の発言の影響力は非常に重いものだというのは日々感じております。そのことについて、私はこれまでも申し上げてきましたが、とにかく発言については色々な関係者がおりますので、そういった方々に配慮しながら、たくさんの方々の痛みや苦しみを思い浮かべながら発言をしていかなければいけないと、そのように考えております。そういう意味ではこれからも、発言については注意をしていかなければいけないと、そのように考えております。

(記者)
 それは今までもずっと聞いているのですが、この3年間の市政運営の中で、そういったご自身の不適切発言、一連のものが何らかの影響を及ぼしたのか、それとも影響がなかったのかということを聞いているのですが。

(市長)
 私としては、これから上越市が発展していくため、公約を実現するために、日々努力していきたいと思っておりますので、そういう意味でこれからも努力を続けていくということで考えております。

(記者)
 これからの話をしているのではなく、過去3年間やってきましたというお話を冒頭されたわけです。不適切発言もまさにその3年間でやってきたことの1つであって、これから頑張りますという話はわかるのですが、これまでの3年間で何らかの影響を及ぼしたかということを聞きたいのですが。

(市長)
 大変たくさんの方々にご心痛、ご不安をおかけましたので、それについては私としては大変お詫びをしていかなければいけないと考えております。その上で公約の実現に向けて、またこれからも努力をしていきたいと、そのように考えております。

以上

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