高校卒業後に漁師になり、就業11年目。
川口さんは、子どもの頃から海で釣りをするのが好きで、現船長の板谷さんからの誘いもあり、高校生の時に本格的に漁師を志しました。
メインの甘エビのほか、タコやバイ貝を水揚げしています。
川口さんが乗る漁船「常盤丸」は、主に甘エビ漁を行い、ほぼ通年で漁に出ています。午前2時頃に名立漁港を出港し、沖合で網を下ろしては引き上げる作業を、場所を変えながら行い、午前11時頃に帰港します。帰港後は、水揚げした甘エビを大きさによって選別し、出荷用の箱詰め作業を行います。
悪天候時など出港しない日は基本的には休みですが、網の修理など、漁具のメンテナンスを行うこともあります。
自然が相手の仕事のため、天気や潮の流れ、波の高さなど、毎日条件が変わり、どうしたら獲れるか日々試行錯誤しています。その結果、たくさん獲れて研究の成果が表れたときはとても嬉しいです。
自分が獲ってきた甘エビを、新鮮な状態で地元の人に買ってもらえることが大きな喜びです。食べてくれた人から「おいしかったよ」と声をかけてもらえると励みになります。
漁は危険が伴うため、これからも事故なく安全に漁を行っていきたいです。
将来は、自分の船で船長として漁をしたいです。そのために、これからも日々努力していきます。