市内の高校を卒業後、新潟県農業大学校を卒業し、大潟ナショナルカントリーで1年間農業研修した後、株式会社あぐり三和に就職。令和6年度で就農11年目。
高校は工業系に進学したため農業とは離れていましたが、小さいころから田植えや播種作業を手伝っていた経験から、進路を考える中で改めて農業に興味を持ち、農業大学校への進学を決めました。
農業大学校で作物を作る喜びなどを体感し、就農したいと考えるようになりました。
経営規模:約70ヘクタール
8月は、直営農地の農作業のほか、早朝から、受託事業である無人ヘリコプターでのカメムシ防除作業も行っています。
通常の農作業のほか、社内で事務仕事も行います。
厳しい自然が相手なので、大雨や猛暑、干ばつなど、自分の思い通りにならないことにも度々直面します。
でも、その分、苦労して作ったものが消費者に届き、「おいしい」という声を聞けたときは喜びが何倍にもなります。
また、作物の成長や変化を日々感じられるのは楽しいです。
米や野菜は栽培する期間が限られているので、その中でできる限りの作業を全力で取り組んでいます。
多くの方に農業という職業を理解してもらうとともに、自分たちを始め、上越市の農家が作っている農産物は美味しくて素晴らしいということを広く知ってもらいたいです。
個人的には、新しい栽培技術の導入や、園芸作物の規模拡大のほか、若い人が農業をやりたいと思えるような環境を作っていきたいと思っています。
正直、農業は全般を通して厳しいことが多いですが、手をかけた分、作物が成長して結果に表れてきたとき、とてもやりがいを感じられます。
自分が作った農産物が多くの人に届き、おいしく食べてもらえる喜びをぜひ感じてほしいです。