令和6年度 小川未明文学館特別展チラシ [PDFファイル/3.5MB]
「日本近代童話の父」とよばれる小川未明の1200編以上の童話の中で、今も多くの人びとに愛され続けている「赤いろうそくと人魚」。この童話は、1921年(大正10年)に東京朝日新聞で発表されてから、100年以上にわたり未明の代表作として知られ、時代を越えて多くの画家たちがその情景を描いてきました。
童話「赤いろうそくと人魚」は、北の海にすむ人魚の母親が、人間のやさしさを信じて子どもを人間界に託す話です。本展では、日本画家の高村木綿子さんが絵本で初めて手がけた『赤いろうそくと人魚』(架空社、2013年)の原画を関連資料とともに紹介します。愚かで欲深い人間と純粋で愛情深い人魚の姿を、高村さんが独自の感覚で繊細かつ力強く表現しています。悲しくも美しい未明童話の世界をぜひご覧ください。
2024年(令和6年)10月5日(土曜日)から12月15日(月曜日)まで
午前10時から午後6時
月曜日(祝日の場合は翌日))、10月17日(木曜日)、11月21日(木曜日)
小川未明文学館 市民ギャラリー
無料
未明童話「赤い蠟燭と人魚」の読み方・味わい方をわかりやすく解説します。
「赤いろうそくと人魚」をテーマにした楽しい工作やクイズを行います。
未明ボランティアネットワークの皆さんに、パネルシアターや映像・音楽を用いた、子どもから大人まで楽しめる未明童話のおはなし会をしていただきます。