「日本近代童話の父」と称される、上越市出身の小説家・童話作家、小川未明。
未明文学の楽しみ方を知り、小川未明の作品や文学への興味・関心をもっていただくため、文学館講座を開催します。
参加費は無料ですが、事前申し込みが必要です。
令和7年10月5日(日曜日)午後2時から3時30分まで
高田図書館 第1会議室
小埜裕二氏(上越教育大学教授・小川未明文学館専門指導員)
未明童話・1920年代の激動と豊饒
大正から昭和にかけての約10年間の未明童話の足跡をたどりながら、小川未明における1920年代がいかに豊饒で変化のはげしい時期であったかを考えます。
「赤い蝋燭と人魚」「黒い人と赤いそり」「月夜と眼鏡」「幸福の鋏」「海から来た使い」「白い熊」「ガラス窓の河骨」等を取り上げ、未明童話の変容と真髄に迫ります。
30人(多数の場合は抽選)
9月28日(日曜日)までに小川未明文学館(電話025-523-1083)へお申し込みください。
令和7年7月6日(日曜日)午後2時から3時30分まで
高田図書館 第1会議室
宮川健郎氏(児童文学研究者・武蔵野大学名誉教授)
日本の子どもの文学における「詩的なもの」と「散文的なもの」 ―小川未明を軸に考える―
日本の子どもの文学は、戦後に、小川未明らの詩的な「童話」を克服して、もっと散文的な「現代児童文学」へと転換したと考えられてきました。
戦後80年の今年、この児童文学史の見直しを試みます。
子どもの文学における「詩的なもの」(例えば、浜田廣介、あまんきみこ)と「散文的なもの」(例えば、いぬいとみこ、古田足日)のそれぞれのもつ可能性をさぐっていきます。
30人(多数の場合は抽選)
6月22日(日曜日)までに小川未明文学館(電話025-523-1083)へお申し込みください。