「日本近代童話の父」と称される、上越市出身の小説家・童話作家、小川未明。
未明文学の楽しみ方を知り、小川未明の作品や文学への興味・関心をもっていただくため、文学館講座を開催します。
参加費は無料ですが、事前申し込みが必要です。
6月22日(日曜日)までに小川未明文学館(電話025-523-1083)へお申し込みください。(定員30名、多数の場合は抽選)
令和7年7月6日(日曜日)午後2時から3時30分まで
高田図書館 第1会議室
宮川健郎氏(児童文学研究者・武蔵野大学名誉教授)
日本の子どもの文学における「詩的なもの」と「散文的なもの」 ―小川未明を軸に考える―
日本の子どもの文学は、戦後に、小川未明らの詩的な「童話」を克服して、もっと散文的な「現代児童文学」へと転換したと考えられてきました。
戦後80年の今年、この児童文学史の見直しを試みます。
子どもの文学における「詩的なもの」(例えば、浜田廣介、あまんきみこ)と「散文的なもの」(例えば、いぬいとみこ、古田足日)のそれぞれのもつ可能性をさぐっていきます。