市長新年記者会見を開催しました。
日時:令和4年1月4日(火曜日)午後2時~午後2時18分
会場:市役所木田第一庁舎401会議室
会見冒頭の市長の挨拶をご覧いただけます。
令和4年1月4日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>
(記者)
中川市政スタートの年ということで、改めて、今年あるいは新年度にかける具体的な事業や政策への意気込みを聞かせてください。
(市長)
公約が非常に大きなテーマで幾つもありますので、まずは、信頼関係を作りながら、土台づくりをしていくというのが、今年一年の取組になってくると思っています。それに向け、今、職員と協議を進めているところです。
(記者)
新型コロナウイルス感染症対策について、全国的に感染者数が増加傾向にあって、第6波が心配されている状況ですが、オミクロン株や感染者増への備えや対策はどのように考えていますか。
(市長)
これまでと同様、まずはワクチンを受けていただいて、換気・手洗いといった基本的な対策を徹底していただくということが前提になってくると思います。
オミクロン株がどこまで広がっていくのかというのは予想できませんので、とにかく、市内に感染疾患者が増えないよう、徹底的な対策をとっていかなければいけないと思っています。
(記者)
市長の自己紹介動画が完成したということで、私も視聴しました。ご自身のこれまでの上越での活動や、プライベート画像といったサービス画像満載のものですが、この作成の意図と、今後どのように展開していきたいかということを、市長の言葉で語ってください。
(市長)
これから、市民の皆さんの生活に大きく関わってくる公約を実現していかなければいけませんので、私の生い立ちやこれまでの経緯を知っていただいた方が、市民の皆さんにとっても信頼に足り得る市長になれるのではないかという思いで、職員と一緒に作りました。
(記者)
ご自身での評価を聞かせてください。
(市長)
非常に短い時間でしたので、すべてを表現できているものではありませんが、これからまた発言する中で、私の個性なども感じてもらえればと思います。
(記者)
これから来年度の予算編成の作業が大詰めを迎えると思いますが、財源の縛りがある中でも、中川市長がこだわっている政策の分野、これだけは盛り込んでいきたいと思うテーマがありましたら教えてください。
(市長)
やはり、まちづくりに関係することは、地元の皆さん、あるいは関係者との対話が必要だと思っていますので、それは時間をかけてやっていかなければならないと思います。
例えば、今盛んに言われている持続可能な社会であるとか、あるいはそれに対してできるところはまずやっていくということです。市民の皆さん、あるいは職員の皆さんとあまり議論をしなくてもできることについては、令和4年度の予算を付けて早めにやっていこうという考えです。
(記者)
分類すると、持続可能な社会や人口減少対策など、そのような分野の施策になるのでしょうか。
(市長)
例えば、私が時間がかかると申し上げたのは、自治や観光、公共交通の問題、あと持続可能な社会に関することです。これらは、きちんと議論をしながら計画を立ててやっていく必要があり、その地盤づくりを令和4年度に向けてやっていかなければいけないと思っています。
ただ、例えば、環境問題で言えば、エネルギーとしてガソリンや軽油がなくなってくる中で、それに向けて予算をつけて対応できる部分はあると思いますし、再生可能エネルギーの関係でも、公共施設に太陽光パネルを入れていくこともできるのかなと思います。
(記者)
雪対策の関係ですが、高田の一斉屋根雪下ろしの今後の実施について、昨年末、市の担当者が地元の町内会長を対象に説明された際に、屋根の雪下ろしについて、危険との理由から、ボランティアの活動の対象外にするという説明があり、それに対して町内会長から反発の声が相次ぎ、市で持ち帰って検討するという状況になっているのですが、この方針について市長の考えを聞かせてください。
(市長)
安全管理の面を考えると、ボランティアによる屋根雪下ろしは、難しいところがあると思っています。そういう意味で、屋根の雪下ろし作業に長けた人へ、きちんとお金を払って行ってもらうという考え方はあると思っています。
(記者)
作業に長けているというと業者になると思いますが、今後は原則として、町内会から業者に頼んでやってもらう。もしくは一時的には空き家の所有者にやってもらうことを徹底していくということでしょうか。
(市長)
昨冬の場合は、土木業者は、まずは道路を除雪して開けなければいけないということがありました。そういう意味では、人材育成といったところにも手を入れていかなければならないと思います。
(記者)
町内会からすると、なかなか業者の手配もできない中で、ボランティアに頼まないとすると、誰がやるのかというところが不安な部分、納得いかない部分でもあると思うのですが、今後、町内会に対してどのように理解を求めていくか、考えがあれば教えてください。
(市長)
どちらにしても、地域ごとに事情が異なると思いますので、私たちとしては、屋根の雪下ろしができる人材を育てていかなければならないと思っています。
(記者)
先ほどの職員への訓辞の中で、「準備」と「進化」という言葉を使っていたと思うのですが、その意図を教えてください。
(市長)
今ほども申し上げましたように、時間がかかることについては、人との信頼関係とか、今後の動きについては、きちんと対応しなければ事業の土台ができませんので、令和4年度でじっくり準備をしていくということです。
進化というのは、世の中の動きが非常に早いので、それに置いていかれないように、私たちとしては付いていかなければならない。そのためには、事業も素早く結果を出していかなければと思っています。
(記者)
予算編成の件について、今後、市長の政策や思いを反映させるのは、今後の話し合いになってくるのでしょうか。
(市長)
はい。
(記者)
一斉屋根雪下ろしの空き家の件について、空き家の屋根雪下ろしがボランティアではできないとなった時、市が経費を負担するという考えはないということですか。
(市長)
基本的には、個人の所有物ですので、やはり持ち主から費用を負担してもらわなければならないと思います。行政代執行という方法もありますが、どうしても危険であれば致し方ない部分もあるかもしれませんが、その時の状況次第と考えています。
(記者)
状況に応じて、その時になったら町内会と市が話し合っていくということでしょうか。
(市長)
話し合いが大切になってくると思います。