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中川市長記者会見内容(令和4年3月29日)

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印刷用ページを表示する 掲載日:2022年4月19日更新

市長定例記者会見を開催しました。

日時:令和4年3月29日(火曜日)午前11時15分~午前11時40分

会場:市役所木田第一庁舎401会議室

内容:

  • 3月定例会を振り返る
  • 新年度に向けた抱負
  • 脱炭素社会(ゼロカーボンシティ)の実現に向けて
  • 高田城址公園観桜会
  • 新型コロナウイルス感染症

市長記者会見動画

会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。

令和4年3月29日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>

質疑概要

説明

(市長)
 本日は年度末のお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。

 始めに、3月16日に、福島県沖を震源とする地震において、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
 市といたしましても、福島県相馬郡新地町からの要請に基づき、新潟県と連携し「チームにいがた」の一員として、3月26日から家屋の被害認定調査を支援する職員を派遣したところであり、被災地の一日も早い復旧・復興を願っております。 
 また、26日から27日にかけて、市内で吹き荒れた強風により、10人の方が転倒などで怪我を負われ、また住家をはじめ、建物や農業用施設などに多数の被害が発生しました。まずもって、お怪我をされた皆さま、被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

 世界に目を向けますと、世界平和を脅かすロシアによるウクライナ侵略が続き、連日多くの犠牲者が出ています。私としては、一日も早いロシアの完全撤退と平和的解決を改めて強く求めるものであります。
 なお、市議会の一般質問の中で表明した、当市におけるウクライナの避難民の方々の受け入れについて、まずは、市営住宅に一つの集団として入居いただけるよう、10戸の準備を指示したところであり、言語、教育、就労等の支援を図ることとし、庁内関係課による体制を整えたところであります。

 さて、昨日、市議会3月定例会が閉会いたしました。条例案件を始め、令和4年度の当初予算、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した補正予算、大雪に伴う除排雪経費に係る補正予算など、すべての案件を可決・承認いただきました。
 上野議員の一般質問における温浴施設のあり方についての答弁では、少し言葉が過ぎたところもありましたが、施設の廃止を直ちに、また一方的に進めることを意図したものではございません。
 引き続き、温浴機能の廃止及びその後の利活用について、利用者や地域の皆さんの理解と納得が得られるよう努めてまいりたいと考えております。
 私にとって初めての予算議会でありましたが、本議会を通して私の政治姿勢に関し、本格的な議論を交わすことができたものと思っております。この場をお借りし、議会の皆さまに感謝を申し上げます。
 また、副市長人事案件についても同意いただき、新年度から小田産業観光交流部長が副市長に就任いたします。市職員としてのこれまでの実績や経験をいかしながら、野口副市長と共に職員への指導や助言、部局間における調整、公約プロジェクトのけん引役などを担ってもらえるものと期待しているところです。
 新年度も、私が目指すまちの姿として掲げる「暮らしやすく、希望あふれるまち」の実現に向け、引き続き、「現場主義」を実践し、地域や関係者の皆さんの声を丁寧にお聴きしながら対話を重ね、市政の着実な前進に全力で取り組んでまいります。同時に、新たな体制のもと、公約プロジェクトを始めとする市の政策・施策を部局横断的に検討し、職員一丸となって市政推進の土台づくりを進めてまいります。

 とりわけ、8つの公約プロジェクトのうち、脱炭素社会プロジェクトにおいては、先の3月定例会でお示ししたとおり、再生可能エネルギーの導入等、脱炭素に資する様々な取組を推進することとしており、今後、プロジェクトを通して、2050年までに市内の温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指してまいります。
 「ゼロカーボンシティ」の実現に向けては、議会を始めとする市民の皆さんのご理解とご協力をいただきながら、鋭意、取り組んでまいりたいと考えております。

 26日から高田城址公園観桜会が開幕いたしました。安心してご来場いただけるよう、感染対策を徹底してまいりますので、皆さんからも基本的な感染対策をとっていただきながら、雪国上越に暮らす私たちが待ち望んだ春を象徴する「高田城址公園の桜」を楽しんでいただきたいと思っております。
 あわせて、これから入園・入学、就職、転居など春の異動期を控え、人の動きや飲食を伴う会合が増え、新型コロナウイルス感染症の拡大が心配されることから、市民の皆さま、事業者の皆さまには、ここで、今一度、基本的な感染対策を徹底していただきますよう、重ねてお願い申し上げます。
 また、新型コロナワクチン接種につきましては、現在、実施している3回目の接種の状況は、3月27日現在、18歳以上の対象者15万1,700人のうち、8万1,631人。接種に接種率にして、53.8%となっております。9歳から11歳のお子さんの接種につきましては、3月7日から既に実施しておりますが、小児用ワクチンの確保ができましたので、5歳から8歳のお子さんに対し、初回接種の接種券を4月8日に発送いたします。
 あわせて、12歳から17歳の方を対象に、国から追加接種の対象とする旨の通知が発出されたことを受け、4月6日に接種券を発送し、接種を実施することといたします。
 詳細につきましては、記者会見終了後に担当部長から説明させていただきます。

 私からは以上です。  

質疑         

(記者)
 新副市長の小田さんの起用の理由と、具体的に期待することを改めてお聞かせください。

(市長)
 非常に若く、頭の回転が速いですし、今まで新型コロナウイルス感染症の影響で困っていらっしゃる企業の方々に、速やかに支援の手続きを進めていたというところで非常に評価しておりまして、今後の様々なプロジェクトの推進についても、実力を発揮していただけるだろうと期待しています。

(記者)
 ウクライナの避難民への対応で、市営住宅を確保されたという話がありましたが、現時点で実際に上越に避難するという話はありますか。

(市長)
 今、言語や就労の関係をどうするかということも準備している最中ですので、とにかく来られるまでに準備が終わるように鋭意進めているところです。

(記者)
 今、ウクライナの方で、上越に避難したいという希望を表明されている方はいらっしゃいますか。

(市長)
 基本的には新潟県と一体となって取り組んでいますが、まだそういう問い合わせはありません。

(記者)
 わかりました。

(記者)
 今回の3月定例会の一般質問でも話があった病院の再編の件ですが、今月10日に上越地域医療センター病院の件で、地元の方々が市長のところに来られて、現地での建て替えを要望され、市長も約束を守るというような話がありましたが、上越地域医療センター病院の今後のあり方についての市長の考えを改めて聞かせてください。

(市長)
 その場でも申し上げましたが、現地で建て替えるという考えに変わりません。
 今、リハビリや回復期が非常に強いですから、慢性期医療、そして周辺のへき地診療についてもサポートしていくということで、体制は変えずにこれからも進んでいきたいと思っています。

(記者)
 県が国の支援も得ながら上越医療圏の再編の議論が行われていますが、上越地域医療センター病院についても医療圏再編の対象になっていて、医療圏全体の中でどう位置づけるかという結論はまだ出ていないと思いますが、今後の再編計画との整合性をどう取っていくのか。建て替えと再編をどう両立させていこうという考えですか。

(市長)
 例えば、病床を減らして欲しいなどといった要望は、今のところありませんので、まず話し合いをしてからになってくると思います。

(記者)
 最終的な医療圏の再編案が出てくると思いますが、その再編案を前提として上越地域医療センター病院の建て替えなりをやっていくという考えに変わりはないのでしょうか。

(市長)
 ただ、今、労災病院の透析の話もありますので、その話がある程度落ち着かなければ、建て替えの話まで行き着かないと思っています。

(記者)
 県知事選挙に片桐奈保美さんが出馬を表明されました。片桐さんは脱原発の活動を今もされていますが、市長は片桐さんと面識はありますか。

(市長)
 私は存じ上げません。

(記者)
 現職の花角知事と片桐さんが争うことが有力視されていますが、市長はどちらかを支援するという考えはありますか。

(市長)
 市政と県政の間の色々なやりとりがありますので、その中で、ある程度約束を守っていただけるようでしたら花角知事を応援することも考えようかと思っています。

(記者)
 片桐さんについてはいかがですか。

(市長)
 片桐さんについては、そのあとの話になります。

(記者)
 今おっしゃった色々なやりとりの中での約束というのは、例えばどういったものになりますか。

(市長)
 例えば、柿崎病院の存続。これは一つのテーマにはなってくるかと思っています。

(記者)
 市長はその存続を求める立場ですよね。

(市長)
 はい。

(記者)
 柿崎病院の存続を約束してもらえるのであれば、支援することもやぶさかではないということですか。

(市長)
 今、最終処分場のやりとりもありますので、お互い様なのかと思ってはいます。

(記者)
 わかりました。ありがとうございました。

(記者)
 先ほど、週末の風の被害について言及がありましたが、市として被災者支援であったり、今後の対策であったり、決まっているものがあったら教えてください。

(市長)
 基本的には、風による災害に関しての補助制度はないものですから、個人で壊れたところについては修繕していただくしかないと思っていますが、何か困ったことがあれば、市にお問い合わせいただければ、対応できることもあるかもしれません。

(記者)
 ウクライナの避難民に対する市営住宅の開放の話がありましたが、市営住宅の準備など受け入れ体制のスケジュールは決まっていますか。

(市長)
 今、担当課が随時調整しているところです。できるだけ急いで準備をしたいと思っています。

(記者)
 どこの市営住宅か決まっているのですか。

(市長)
 南新町です。

(記者)
 数は10戸ですか。

(市長)
 出来るだけ同じ環境でまとまった形で住んでいただけるといいのかと思っています。

(記者)
 今回、受け入れを決断した理由は何ですか。

(市長)
 ロシアによるウクライナ侵略は、民主主義を冒涜する最大の暴力行為ですので、速やかに止めていただきたいと思いますし、毎日、避難されている方がテレビで放映されていますので、そういった方々を受け入れたいという思いは非常に強いです。

(記者)
 先ほど、3月議会の総括で、議会側と本格的な議論を交わすことができたというような評価をされていたと思いますが、市長が理想とする議会との議論のレベルからすると、どの辺までの到達度と考えていますか。

(市長)
 基本的には市長が代わって政策が大きく変わりますので、ある意味スタートしていく事業もあるわけです。例えば、地域自治についても、やり直しという側面が強いと思いますので、これから皆さんと話し合いながら、新たな制度を作っていくという考え方をしていただければいいのかと思います。
 それ以外のプロジェクトについても、スケジュールや基本的な方針などについて、これから議会や市民の皆さんと話し合いながら作っていくというのが基本的な考え方です。そういった意味では、本当の意味での政策づくりがこの4月から始まっていくのだろうと思っております。3月議会はそのためのスタート地点だと思っています。

(記者)
 市議会と市長のあり方とすると、この3月議会ではかなりその理想に近づいてきたという受けとめですか。

(市長)
 はい。どちらにしても、理解をしていただくためには、対話と協議を重ねていかなければなりませんので、3月議会はそのためのスタートだと思っています。

(記者)
 今回の職員の人事異動についてですが、令和3年度の部長職は22人で、令和4年4月1日以降は4人増えて26人の体制になるということですが、何か方針があるのでしょうか。

(市長)
 令和5年度末に大勢退職する部長が出てきますので、そこに向けての調整になってくると思います。来年の3月議会では、副市長や政策アドバイザーを含めて提案したいと思っておりますが、最終的に部長職も含めたもので考えると、令和5年度末あたりが最終的な人事体制の方向性が決まる形になってくると思います。

(記者)
 今回の人事で、課長級だった総合事務所の所長も部長級のポジションに配置するという事があったと思うのですが、今後、市長がおっしゃる地域自治の推進という考え方からすると、出先にも部長職を配置していくという事でしょうか。

(市長)
 できるだけ参事の職を無くしてすっきりとした人事にしていきたいなという考え方はあります。

(記者)
 副市長について、就任当時おっしゃっていた4人制の方針は変わらないのかということと、いつ頃を目途にその提案を行う考えか教えてください。また、政策アドバイザーについても、今の考えを聞かせてください。

(市長)
 副市長4人制と政策アドバイザーについては、人事改革プロジェクトの中で考えて、来年度の予算案で提案をしていきたいと思っています。ですので、今は2人体制の副市長で、不足する一人の枠に小田さんが就任したということです。

(記者)
 では、あと2人を人事改革プロジェクトの中で提案時期も含めて考えるということですか。

(市長)
 はい。

(記者)
 柿崎病院を県立で堅持してもらいたいというのは、やはり上越地域医療センター病院や様々な診療所を上越市が運営していて、これ以上受け持つのは負担が大きいというとことでしょうか。

(市長)
 柿崎方面には診療所が少なく、やはり柿崎病院がなければ医療体制がもたないという現状があります。ですので、病院はとにかく県立で維持していただくというのが、私たちの基本的な考え方になります。

(記者)
 先日、映画「ドライブ・マイカー」がアカデミー賞を受賞しました。その中で上越市の一部商業施設等がロケ地になり、店舗から主演の方が出てくるシーンですとか、上信越道の走行シーンがあったということですが、所感などいただけますか。

(市長)
 アカデミー賞ということで非常に話題になりましたので、撮影していただいてありがたいという思いです。

以上

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