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中川市長記者会見内容(令和6年5月28日)

<外部リンク>
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年6月13日更新

市長定例記者会見を開催しました。

日時:令和6年5月28日(火曜日)午前11時~11時50分

会場:市役所木田第一庁舎401会議室

内容:

  • 6月市議会定例会について
  • 「通話録音装置」の無償貸与等について
  • 高田城ロードレース大会・日本女子ソフトボールJDリーグの開催について
  • リージョンプラザ上越の指定管理者による虚偽報告について

配布資料

  • 各会計予算規模(令和6年度)
  • 6月補正予算(案)の概要、5月8日付専決補正予算の概要
  • 通話録音装置の無償貸与について
  • 第25回高田城ロードレースの開催について
  • 日本女子ソフトボールJDリーグ2024上越ラウンドの開催について
  • 損害賠償の額の決定及び和解について

配布資料 [PDFファイル/1.78MB]
配布資料(追加配布) [PDFファイル/49KB]

市長記者会見動画

会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。

令和6年5月28日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>

市長による説明

(市長)

 本日は、お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。

 始めに、6月7日開会の市議会定例会へ提案いたします、令和6年度補正予算案の概要についてご説明いたします。
 主な内容は、「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を見据え、当市への観光誘客及び小木直江津航路の利用促進を図るための新たな観光キャンペーンを行うとともに、移住促進に資する県の取組にあわせて市の補助制度を拡充するほか、国の制度改正に伴う、児童扶養手当及び児童手当の拡充に要する経費を増額するものであります。
 また、能登半島地震による災害廃棄物の処理や、被災家屋の公費解体支援に係る経費を増額するとともに、被災者生活再建支援金の支給及び、新たに被災が判明した市道の復旧に要する経費をそれぞれ増額するものであります。

 お手元にお配りしました資料をご覧ください。

 資料1ページ、資料ナンバー 1-1は、各会計の予算規模であります。
 表中のあみ掛け部分が今定例会に提案する補正額であり、一般会計では、7億4,189万円を追加し、予算規模を1,052億1,892万円とするものであります。

 続いて、2ページ、資料ナンバー 1-2の「6月補正予算(案)の概要」をご覧ください。主な内容についてご説明いたします。
 一般会計の歳入についてであります。
 まる2では、児童手当交付金のほか、災害等廃棄物処理事業費補助金などを、また、まる3では、子育て世帯移住・就業等支援事業補助金などを、それぞれ増額するものであります。
 まる4では、今回の補正予算の収支の均衡を図るため、財政調整基金繰入金を増額するものであります。なお、この繰入後の財政調整基金残高は、50億5,118万円となります。

 3ページをご覧ください。一般会計の歳出についてであります。
 まる1では、当市の「米関連産業」に着目した調査研究について、一般財団法人地域活性化センター助成事業に採択されたことから、分析等に係る経費を増額し、まる2では、移住定住に係る中古住宅の購入補助について、県の負担割合が拡充されるとともに、申請者の増加が見込まれることから、所要額を増額するものであります。
 まる5まる6では、国による介護職員等の処遇改善にあわせて、上越五智養護老人ホーム等に対する指定管理委託料を、また、まる7まる8では、国の制度改正に伴う児童扶養手当及び児童手当の拡充に要する経費を、それぞれ増額するものであります。
 まる9まる10では、能登半島地震の被災者に対する、支援金の追加支給のための経費のほか、災害廃棄物の処理及び、被災家屋等の公費解体支援に係る経費を増額するものであります。
 まる11では、県が創設した子育て世帯移住・就業等支援事業について、協調して取り組むための経費を増額するものであります。

 4ページをご覧ください。
 まる13では、「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録への期待が高まる中、当市への観光誘客及び小木直江津航路の利用促進を図るため、新たな観光キャンペーン等を行うための経費を増額するものであります。
 まる16まる17では、小中学校各1校において国の委託事業の採択を受けたことから、事業を実施するための経費を増額するほか、まる18では、能登半島地震により被災した安塚区内の市道の復旧工事を行うための経費を増額するものであります。

 このほか、5ページには、特別会計の補正予算の概要を、6ページには、5月8日に専決処分いたしました補正予算の概要を、それぞれ掲載しておりますので、後ほどご確認ください。

 なお、専決処分いたしました定額減税補足給付金については、6月下旬に対象者へ確認書を送付し、7月中旬に初回の支払いができるよう、また、今年度新たに住民税非課税等となる世帯への給付金については、8月上旬に対象となる世帯に申請書を発送し、8月下旬には初回の支払いができるよう、事務を進めているところです。

 補正予算案の概要につきましては、以上であります。

 このほか、昨年発生した食物アレルギー事故については、この間、児童へのケアを最優先に対応を行ってまいりましたが、このたび、保護者との間で和解が成立したことから、関連する議案を提案しております。

 次に、「通話録音装置」の無償貸与についてご説明いたします。資料ナンバー2をご覧ください。
 近年、市内において「架空料金請求詐欺」や「オレオレ詐欺」などの特殊詐欺被害が増加しております。
 上越警察署管内においても、特殊詐欺被害の件数及び金額は、令和4年が22件、1億1,349万円、令和5年は26件、9,825万円となっており、被害者の約6割が65歳以上の高齢者であることを踏まえ、今年度新たに、市独自の取組として、防犯機能を有する「通話録音装置」を、無償で5年間貸与することといたしました。
 本事業の活用を促進するとともに、あらゆる機会を捉え、上越警察署等の関係機関と連携を図りながら、啓発・注意喚起の取組を進めているところであります。
 市民の皆様におかれましては、普段から詐欺の手口や対策について、ご家族や知人と共有するなど、ご自身はもとより、身近な人が被害に遭わないよう、十分に気を付けていただきますようお願いします。
 また、市内の道路や農業用施設等において、グレーチング蓋などの金属製品が盗まれる被害が多数発生しています。
 市民の皆様におかれましても、金属製品を屋外に設置又は保管している場合は、見回りの回数を増やすなどの対応をお願いするとともに、様子をうかがうような不審な人を見かけた際は、110番通報をお願いします。

 次に、高田城ロードレース大会及び日本女子ソフトボールJDリーグの開催について、ご説明いたします。
 資料ナンバー3・ナンバー4をご覧ください。
 今年で25回目を迎える高田城ロードレース大会は、北は秋田県から南は沖縄県まで29都府県から、前回よりもおよそ200人の増となる2,300人のランナーをお迎えし、6月2日に開催いたします。
 大会当日は、それぞれのランナーが歴史ある街並みを駆け抜けていきます。ぜひ市民の皆様からも、沿道から温かい声援をお願いします。
 また、「Japan Diamond Softball LEAGUE」第8節上越ラウンドは、当市を第二のホームタウンとしている「太陽誘電ソルフィーユ」のホームゲームとして、高田城址公園野球場において6月8日・9日の2日間開催されます。
 今年で3回目となる公式戦であり、今回は、2024年度女子ソフトボール日本代表候補選手が多数出場する好カードと伺っております。
 6月8日には、毎年恒例の女子ソフトボール元日本代表監督・宇津木妙子さんのノック体験イベントが開催されます。
 是非、市民の皆様からも足を運んでいただき、選手の皆さんの躍動あるプレー・熱戦をお楽しみいただければと思います。

 最後に、リージョンプラザ上越の指定管理者である新東産業株式会社による虚偽報告についてであります。
 長年にわたって、指定管理を任せていた事業者による虚偽報告があったことについて、大変重く受け止めております。
 2月27日に通報を受け、その後の内部調査や、市の顧問公認会計士及び弁護士からの助言を踏まえ、専門家による調査を開始することを公表したところであり、今後、実態解明を進めるとともに、施設の管理方法などについて検討してまいりたいと考えております。
 リージョンプラザ上越は、様々なスポーツ大会やイベント、講演会、研修会など、幅広く活用されている当市の中核的なコンベンション施設でありますことから、利用者の皆様には、これまでどおり施設をご利用いただけるよう、市として万全を期してまいります。

 私からは以上であります。

質疑

(記者)
 先ほどリージョンプラザ上越の虚偽記載のことでコメントをいただきましたが、今回1億円過大に記載していたことについて、率直にどう受けとめていますか。

(市長)
 今回の事態については、リフレ上越山里振興(株)の不正受給と同様に、指定管理者の収支実績について経理や稟議を含めて、詳細に調査しなければいけないと思っています。虚偽報告はなかなか見抜けないものと思いますが、実態解明を図るとともに、市の責任の所在についても、弁護士に見解を求めながら明らかにしていきたいと思います。市としては重要な事案だと考えています。

(記者)
 まずはリージョンプラザ上越についての実態解明をされるということだと思いますが、他の指定管理者についての検証も考えていますか。

(市長)
 現在、全指定管理者を対象に調査を行っています。70施設、41の指定管理者がありますので、疑義が生じた場合には、さらに詳細の調査を進め、場合によっては専門家による調査に移行していきたいと思っています。

(記者)
 いつぐらいまでに終えたいか、スケジュール感はどのようにお考えでしょうか。

(市長)
 内容によっては詳しい調査も必要になりますので、時期としてはこれまでに終わるということは、はっきりとは申し上げられないと思います。

(記者)
 えちごトキめき鉄道の鳥塚社長が退任されることがわかりましたが、市長へご本人からの連絡または市の担当課からの報告はありましたか。

(市長)
 鳥塚社長から直接は連絡を受けていません。基本的には、報道の中で知ったことです。

(記者)
 退任の受けとめは、率直にいかがでしょうか。

(市長)
 これまでもいろいろな助言をいただいていますので、私としては、これからも続けていただきたい思いはありますが、今ある状態の中で、最大限事業が進むように努力をしていきたいと考えています。

(記者)
 助言をいただいていたとは、どのような分野での助言でしょうか。

(市長)
 直江津地区の鉄道の分野などについて、様々な相談はさせていただきました。

(記者)
 通年観光の面でしょうか。鳥塚社長は、5年社長をされたと思いますが、この間の評価は、どのように考えておられますか。

(市長)
 新幹線沿線の並行在来線の状況は厳しいのは間違いありませんので、その中でいろいろチャレンジをしていただいて、えちごトキめき鉄道ができるだけ長く維持できるように、非常に柔軟な発想で取り組んでこられたので、私たちとしては非常にやりやすかったと思っています。

(記者)
 一番印象に残っている鳥塚社長のチャレンジは、何でしょうか。

(市長)
 様々ありますが、今人口が減っていますので、D51レールパークであるとか、様々な魅力ある車両の受け入れを含めて、よそからお客さんに来ていただき、お金を落としてもらえるような仕掛けというのは、これから市としても続けていかなければいけません。そのような意味では、非常に向く方向が同じだと感じていました。

(記者)
 新しく着任されるのは国土交通省の元官僚の方ですが、その方の手腕に期待している点は何ですか。

(市長)
 これから新任の社長のもとで事業が始まってみないとわからないところはたくさんありますので、それはまた後程だと思っています。

(記者)
 市長が認識されているえちごトキめき鉄道の今の課題というのは、どのような点だと思われますか。

(市長)
 例えば高校生の通学や通勤など、一般市民の皆さんの利用という部分もありますので、そのような意味で、これからもえちごトキめき鉄道は継続していただかなければいけないと思っています。観光について力を入れて、よそからのお客様を受け入れるというのも、やはり鉄道がなければなかなか成り立たない話ですので、これからも協力しながらやっていかなければならないと思っています。

(記者)
 課題についてはどのように考えていますか。

(市長)
 今一番課題になっているのは、例えば変電所など、日本海側の背骨(物流・鉄道網)になっている所の電気の設備を、どのように維持していくかということです。基本的には、国で大きな計画の中で取り組むべきことですので、その部分について、いろいろな補助をいただかなければ地元の並行在来線としてはなかなか成り立たないのではないかと思っています。

(記者)
 今後の設備の更新ということでしょうか。

(市長)
 はい。

(記者)
 先ほど、食物アレルギー事故に関する和解の話がありましたが、いただいている資料に和解の額の記載がないのですが。

 (注)議案書の該当ページを追加配布


(記者)
 今回の和解の相手方は給食調理業者となっていますが、市の事業であるので、損害賠償については、市の予算からという認識でよいでしょうか。

(教育部長)
 和解の相手方につきましては、市内在住男性と書いてありますが、こちらの保護者になっておりますし、市と事業者が責任を負って、相手方と和解をしたという形になっています。

(記者)
 今回、和解しましたが、市でも再発防止に向けての取り組みをされています。改めてその決意のほどをお聞かせください。

(市長)
 もちろん、現場の対応については改めて教育委員会に徹底していただきたいと思いますし、食物アレルギー以外のことについても、市民の生命と安全を守るために、職員の意識をさらに高めていかなければいけないと再認識しています。

(記者)
 今後、その思いをどのように具現化することになりますか。

(市長)
 起こった事については、起こった事象のまま素早く報告をして欲しいということは、各部局に伝えていますので、緊張感を持ってやっていくことになると思います。

(記者)
 えちごトキめき鉄道の次期社長に、国土交通省のOBの方がなるということですが、これから期待できるメリットと、逆に今まで民間だった方から国の方になるということで、マイナスになることがあるかお伺いします。

(市長)
 もちろん国土交通省との繋がりという意味では、私たちとしては大きなメリットがあると思いますが、鉄道事業というのは特殊な事業ですので、どのような能力を発揮されるかということは、就任されてからどのような動きになるかということを見据えてからになると思っています。

(記者)
 国との繋がりというメリットは、例えばどのようなことを想定されますか。

(市長)
 社長とそれぞれの知り合いと言ったらおかしいですが、その辺りとの繋がりもあるでしょうから、こちらがどうこうする話ではないのですが、そういう意味では、いろいろな情報も入ってくる可能性はあるのではないかと思っています。

(記者)
 農業の関連ですが、今年雪解け水が少ないことや、昨年の猛暑によるひび割れなどで水不足といわれていて、それに対する渇水対策を講じている自治体もあるようです。上越市として何か支援はお考えでしょうか。

(市長)
 今日は少し雨が降っていますが、中山間地域、特に東頸城の方で、ため池や沢の水が例年よりも大幅に少なく、代掻きができてない水田が散見されるということです。また、田植えをしたものの、水がなく田面が乾き始めている圃場もあるとお聞きしています。今後の降雨状況によっては、田植えができず、草刈りなどの管理にとどめる意向の農業者も多いですが、今はまだ降雨に期待しながら、水稲の作付を待っている状況です。
 引き続き農業者の皆さんの声を伺いながら、県やJA、NOSAI、土地改良区などの農業関係機関とも連携し、必要な対策が速やかに実施できるように、研究を進めていきたいと思います。

(記者)
 能登半島地震の廃棄物撤去等に伴う費用を追加計上されましたが、処理の進捗はどのくらい進んでいるとご認識でしょうか。

(司会)
 後程、担当部長から回答させていただきます。

(記者)
 津波で被災した直江津海水浴場ですが、そろそろ海水浴シーズンが始まります。花角知事が1月5日に現地視察をした際に、市と協調して支援をという話がありましたが、その後何か進んでいますか。

(文化観光部長)
 直江津の海水浴場の件ですが、まず1つは漂着したごみの撤去です。県と連携しながら進めており、現在のところほぼ終了している状況です。今後の海の家の開設に関しては、現在、同じく県の方といろいろな相談をさせていただき、今年の夏には開設できる方向で進んでいる状況です。

(記者)
 海開きが始まる頃には、海の家ができるということでよろしいですか。

(文化観光部長)
 はい、基本的には例年通りに開設できるだろうと考えています。ただ、浜茶屋組合の方々と相談している中で、海の家の店舗数に関しては、昨年と比べて少し減少するかもしれないということで聞いています。

(記者)
 佐渡島の金山の世界遺産登録を見据えた新たな観光プロモーションということで566万円ほど計上されていますが、これは何をされるのですか。

(文化観光部長)
 今回の佐渡島の金山の世界遺産登録に伴いまして、大きく分けて2つあります。1つは世界遺産になることに対する祝意の表明ということで、上越妙高駅や市役所などいろいろな所で、例えば懸垂幕やフラッグ、バスのラッピングなど、市民も交えて祝うというところが1つです。もう1つはキャンペーンということで、できるだけ佐渡島にたくさん行っていただきたいというところも含めて、上越に宿泊することが1つの条件ですが、宿泊割引のキャンペーンをしていきたいということで考えています。

(記者)
 リージョンプラザ上越の指定管理者の件ですが、先ほどリフレ上越山里振興(株)の雇用関係助成金の不正受給と同じぐらい重い問題だとおっしゃいました。リフレ上越山里振興(株)については、一旦事業停止をさせましたが、リージョンプラザ上越の指定管理者をそのままにして、指定管理を続けさせた上で事業を継続しているのは、どういう理由でしょうか。

(市長)
 これについては、まだ調査が完全に終わっていませんし、詳細についてはまだ判明していないところがありますので、調査結果を踏まえて行政処分が決定するまでは、現指定管理者で管理運営を継続するということです。リージョンプラザ上越の利用に影響がないように、専門家の調査と並行して、今後の管理運営体制を検討していくということです。

(記者)
 謙信公祭についてです。先日、事務局から今年の謙信公役に越乃リュウさんを選出したということで情報提供がありましたが、例えば、謙信公祭の開催時期が非常に暑くなる場合にどのような対策をして、行列に出られる方や観客の方を守られるかをお聞かせください。

(市長)
 昨年と同じように、例えば行列をされている方々が熱中症で倒れるということは、これはあってはいけませんので、やはり天候次第で判断するというのは大きいと思っています。できるだけそのようなことが起こらないよう、これからも準備を進めていきたいと思っています。

(記者)
 目安などはこれから詰めていくのですか。

(市長)
 気象条件や温度であるとか湿度であるとか、その辺りが判断材料になってくるのではないかと思っています。

(記者)
 10月13日に開かれるえちご・くびき野100キロマラソンについて伺います。こちらは、昨日、実行委員会が開かれ、一部コースの変更が承認されました。久比岐自転車道、茶屋ヶ原周辺は能登半島地震の影響があるということで、こちらを迂回して山間部を通るコースが定まったのですが、これに際して一部ですが日本海を望むコースが走れないという状況が生まれてしまいました。これについて所感はありますでしょうか。

(市長)
 こればかりは、災害の後ですので、やむを得ずということだと思います。また本復旧した後は元のコースに戻していくことが妥当かと思います。

(記者)
 今後10月に向けて、13区などで部会によって準備が進んでいくと思いますが、全国から参加するランナーを各区でどのようにもてなしていただければなど、希望がありましたらお願いします。

(市長)
 前回はゴールがユートピアくびき希望館の周辺でしたが、例年の対応がなかなか難しいところもあって、今回変更になっているところがあると思います。そういった地域のおもてなしの受入体制も考えながら、いろいろな会場について今後も検討しながら進めていきたいと思います。どちらにしても、この時期というのは食も非常においしい時期ですので、そういった面も含めて楽しんでいただければと思っています。

(記者)
 5月6日にコウノトリの孵化が確認されました。全国を飛び回っていく中で繁殖地に選ばれたということになりますが、この出来事に対してどのように受けとめていらっしゃいますか。

(市長)
 私たちとしても、これについては定着できるように、あまり近寄らず落ち着いた環境になるように配慮していかなければいけないと思っています。できれば巣立ってもらって、その姿も私としては映像や写真で見たいと思っています。地元の方々にも協力していただいて、あまり刺激を与えないような形で対応しているところです。

(記者)
 今後、足輪の装着など、行政としても対応していく部分があると思いますが、どのように取り組んでいきたいですか。

(市長)
 相手方(兵庫県立コウノトリの郷公園)が専門的な知識を持っていますし、協力をしながら進めていかなければいけないと思っています。

(記者)
 兵庫県豊岡市や福井県などコウノトリが住める環境ということで、お米をブランド化するなど、地域のアピールにつなげている部分もあると思いますが、何か活用していくようなことを考えていらっしゃいますか。

(市長)
 現状では、毎年営巣して、ひなが孵化していく状況になるかどうかはまだはっきりしていませんので、状況を見ながら考えていかなければいけないと思っています。とにかく今回は、孵化したひなが巣立って欲しいと思っています。

(記者)
 謙信公祭のゲストの件ですが、北陸新幹線の開業までは祭りや地域を盛り上げるということで、ガクトさんに何度も来ていただき、その後、一区切りということで原点に返り地域の祭りにするという説明で、その時々の市長さんであるとか、公募の市民の方が出ていました。実行委員会や協賛会が決めることなのでしょうが、事務局は市が務めてそれなりに費用も交付するわけですので、またゲストをお迎えすることに至った経緯を、お聞きしたいのですが。

(市長)
 これはいろいろな判断があると思いますが、ガクトさんが来られた時のような、ある意味ガクトさん中心のイベントという形にはならないのかと。今回、地域密着で活性化していきたいという思いが強いものですから、越乃リュウさんは、私としては招聘するゲストとして適当ではないかと判断しています。

(記者)
 そうしますと、100回目の時は、また地域密着の方をゲストに呼ぶという方向なのでしょうか。

(市長)
 それはまたこれからの検討だと思います。

(記者)
 招聘費用のことについて担当課に聞いたところ、お答えできないということでしたが、それは相手方との契約なのでしょうか。招聘費用、駄目なら、今回の謙信公祭について実行委員会や協賛会に交付する金額を教えていただけますか。

(市長)
 それについては、今年度の予算の範囲内でやるということで計上しておりますので、その範囲内だと思います。

(記者)
 上越まつりと一括になっていて、個々がわからないので、謙信公祭の金額を教えていただけますか。

(文化観光部長)
 手元に資料がありませんので、後程、提供したいと思います。

(記者)
 通話録音装置についてです。昨年度と、その前の年度の被害状況を教えていただいたのですが、改めてここまで被害が出ている原因について、どのようにお考えですか。

(市長)
 わかっていても引っかかってしまう方がいらっしゃいますので、通話録音装置を付けて事前にそういうものをできるだけ判定していく(未然に被害を防いでもらう)ための支援をしていかなければいけないと思っています。これ以外にもいろいろな機材はあるのですが、今回は通話録音装置ということで入れさせていただいています。

(記者)
 今回貸し出しが100台ということで、高齢者の数に対して微々たるものだと思いますが、根本的な防止に向けては、どのようにお考えですか。

(市長)
 上越警察署長も、もともと生活安全の担当をしていたということで詳しい方ですので、根本的にどういう解決策があるのかというあたりも相談しながら進めていきたいと思っています。

(記者)
 えちごトキめき鉄道の件ですが、市は新潟県、妙高市、糸魚川市などと並んで株主であります。鳥塚社長の在任中の評価はありましたが、在任中に単年度黒字になったのは1回だけでした。単年度黒字化に向けて、新社長もしくは鉄道会社に期待することを教えてください。

(市長)
 これについては、経営状況が厳しいというのは並行在来線の常でありますので、どうやって黒字にしていくかということは、皆さんと知恵を絞りながら頑張っていくしかないと思っています。

(記者)
 補正予算後の財政調整基金の残高が50億円程度ということです。2月に発表した財政計画で見ると、令和12年度の残高が52億円ぐらいの想定だったものですから、それすら割り込むという状況になっています。確か能登半島地震で20億円ぐらい使っていると思いますので、大雪や災害等がもう一度・二度起きれば財政調整基金を使い尽くすかと思います。今後の災害に備えた財政手当についてのお考えをお聞かせください。

(市長)
 これまでのことで言うと、能登半島地震で財政調整基金を20億円支出したことについては、使うべきものであったと思っていますので、これからも必要があれば、使っていかなければいけないと思っています。規模に関する基準は特にありませんが、基金の残高を注視しながら、行政改革推進計画に基づいて、歳入の確保と歳出の適正化にこれからも努めていきたいと思っています。

(記者)
 財政調整基金は、当然その年度予算の残余分であるとか意図的に財政調整基金に回す分というのがあると思うので、大幅に増やすことはできないと思うのですが、このまま使っていけば使い切るかもしれないということに対する手当というのは、どのようにお考えですか。例えばですが、ここからの部分は国に強力に支援をお願いしていくとか、見通しであるとか、処方箋みたいなものをお持ちであればお伺いしたいのですが。

(市長)
 毎年の予算編成のときに、削らなければいけないところは削らなければいけないと思っていますので、そのあたりも踏まえて、財政全体で配慮していくしかないと思っています。

(財務部長)
 私から少し補足させていただきます。6月補正予算を提案した後の財政調整基金の残高は50億5,000万円、一方で財政計画の令和6年度末の計画値は63億8,000万円で、13億円ほど下回っている状態です。財政調整基金の年度の動きとして、9月に前年度決算が確定しますので、その中の決算剰余金の積み立てということで、毎年一定の額の積み立てをして金額を戻しています。ご指摘のように、災害などが様々起きますので、そういったものに財政調整基金を活用していくと、当然ながら減る要素になります。
 基本的には国・県などの補助金や起債を含めた特定財源などを活用し、一般財源の中でもその使途を有利な使途に持っていきながら財政運営をしていくのですが、計画としては、ご指摘のように財政調整基金を取り崩していく計画になっておりますので、できるだけ財政調整基金の確保が計画以上にできるように、個々の年度の予算編成及び予算執行の中で手当をしていくという考え方で、運営をして参りたいと考えています。

(記者)
 コウノトリの関係で、現状では見守って巣立ちを待ちたいというお話でしたが、市長のお考えとして、コウノトリはいわゆる観光資源やPRの資源などになり得るものだとお考えですか、それともあまりならないのではないかとお考えですか。

(市長)
 天然記念物ですし、渡り鳥ですから、定着するかどうかというのはわからないですし、そういう意味ではこれを観光の切り口、あるいは農産物の販売なども含めて活かしていくというのはまだ早すぎると思いますし、私自身はあまりそういうところに活用するべきものではないのではと思っています。

(記者)
 天然記念物なので保護するものであって、言い方は悪いですが、利用するものではないという考えですか。

(市長)
 どちらにしても、今後コウノトリがどうなっていくのか、見守りながら判断していくしかないと思っています。

(司会)
 先ほど、災害ごみの処理の進捗状況のご質問がありましたので、それについて環境部長からお願いします。

(環境部長)
 災害廃棄物の処理ですが、コンクリート殻や灯篭、瓦など、内訳はいろいろありますが、今回の補正も含めて総計で2,820トンを想定しており、今のところ処理量が約6割、数字ですと1,600トンぐらいを処理している状況になっています。


以上

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