市長定例記者会見を開催しました。
日時:令和7年4月24日(木曜日)午前11時~11時45分
会場:市役所木田第一庁舎401会議室
内容:
会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。
令和7年4月24日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>
(市長)
本日は、ご多用の中、お集まりいただきありがとうございます。
はじめに、昨日、情報提供並びに記者説明をさせていただきましたとおり、4月22日に直江津南小学校において、給食の配膳時に異物が混入する事故が発生しました。
このような事故が発生したことを重く受け止め、当事者である児童や保護者の皆様に対し、心よりお詫び申し上げます。
今回の異物混入は、私どもの安全確保対策の不備が原因と考えており、安全・安心であるべき給食提供の信頼を損なってしまったものであります。
現在、教育委員会からは、再発防止に向けた対応を進めていると報告を受けているところですが、私からも、より一層安全管理に努めるよう指示したところであります。
次に、第100回の節目を迎えた高田城址公園観桜会が、13日に幕を閉じました。
会期前半は肌寒い日が多く、当初、入り込み数は低調になるものと予想されましたが、春の訪れを待ちわびていた多くの方々からご来場いただき、最終的な入り込み数は52万5,000人となりました。
第100回を記念した様々な取組として、若者の参画によるイベントのほか、桜見本園のライトアップや歴史博物館などでのプロジェクションマッピングにより、夜間に楽しんでいただける企画を増やし、注目を集めたことも、昨年を上回る入り込み数につながったものと考えております。
今年の取組により、多くの皆様から100年続いてきた歴史ある観桜会と認識いただいたものと捉えており、次の100年も皆様に愛され続けるよう桜の保全と魅力発信に取り組んでまいります。
また、本年のアニバーサリーイヤーの取組につきましても、それぞれ着実に動き始めており、現在は来月17日の上越市合併20周年記念式典に向け、準備を進めているところであります。
次に、取水施設の破損により4月5日に運転を停止した城山浄水場に関し、これまでの市の対応状況等についてご説明いたします。
4月6日付けで新潟県から報道発表がありましたとおり、県において大規模改修事業が進められている県営高田発電所において、後谷ダムから発電所に導水している途中の水管が破断する事故が発生しました。
城山浄水場では、高田発電所が発電に用いた水を原水として、合併前上越市の各家庭等に水道水を供給しており、この事故により浄水場への原水の流入が停止したことから、4月5日午後11時20分に運転を停止いたしました。
運転停止後の対応について、ガス水道局からは、「正善寺浄水場からの配水量を増やすとともに、4月9日からは地下水浄水場である和田浄水場及び深谷浄水場からも配水を開始し当面の水量を確保しており、現在のところ、市民生活への影響はない」との報告を受けております。
原因や復旧の見通しについて、県からは「原因究明中であり、復旧の見通しは立っていない」とお聞きしており、市からは、水の供給の早期再開を申し入れたところであります。
次に、日本女子ソフトボールJDリーグの開催について、ご説明いたします。資料ナンバー1をご覧ください。
「Japan Diamond Softball LEAGUE」第6節上越ラウンドは、当市を第二のホームタウンとしている「太陽誘電ソルフィーユ」のホームゲームとして、5月24日・25日の2日間にわたり、高田城址公園野球場で開催されます。
当市での公式戦開催は4回目となり、今回も、2025年度女子ソフトボール日本代表候補選手が多数出場する、好カードが組まれていると伺っております。
試合に加えて、5月24日には、女子ソフトボール元日本代表監督の宇津木妙子さんによる、毎年恒例の「ノック体験イベント」が開催されるほか、25日には、太陽誘電ソルフィーユの選手の皆さんによる「ソフトボールクリニック」も予定されております。
市民の皆様には是非、会場へお出かけいただき、選手の皆さんの躍動感あるプレーに声援を送っていただければと思います。
最後に、令和2年度に中止した成人式の代替行事の開催について、ご説明いたします。資料ナンバー2をご覧ください。
この行事は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止した成人式の対象者に、市から改めて祝意をお伝えするとともに、参加いただく皆さんからは、旧友との再会や式典を通じて、ふるさとへの誇りと愛着を深めていただくことを目的に開催するものです。
開催概要につきましては、開催日をお盆時期の帰省のタイミングに合わせて8月16日土曜日とし、上越文化会館を会場に、内容は式典とアトラクションを予定しています。
行事への参加方法は、詳細を今月中に市ホームページに掲載並びに市公式LINE、Xから配信するとともに、報道機関の皆様へ情報提供をさせていただいた上で、6月中に市ホームページに設ける専用フォームからの事前申し込み制といたします。
より多くの方からご参加いただきたいと考えておりますので、報道機関の皆様におかれましても、周知にご協力いただきますようお願いします。
私からは、以上です。
(記者)
お願いします。
2点ほどお伺いしたいのですが、まず初めに、先日、今年10月に行われる上越市長選の告示日、投開票日が決定したかと思うのですが、現在のところ、中川さんのその選挙への向き合い方は、今どんなお考えがあるかをお聞かせください。
(市長)
はい。
今年はアニバーサリーイヤーということで、また年度も始まったばかりですので、今年度の事業がうまくスタートしていくように、その辺に思いをいたしておりますので、選挙のことについては、まだ考えておりません。
(記者)
分かりました。
次に、冒頭市長からお話ありました、昨日発表の異物混入の件についてなのですが、上越市の給食を巡っては、ここ数年こうした給食を巡って、異物混入は初めてですが、食物アレルギー事故ですとかそういったことが相次いでいるのですが、何でこうした食の安全に関わる事態が、毎年のように発生してしまうのかというところについて、どんなお考えを持っておられますか。
(市長)
やはり職員の意識の問題だと思っておりますし、このような事故が発生したことを重く受けとめておりますし、当事者である方々には、心よりお詫びを申し上げたいと思っております。
再発防止に向けた対応を進めていると報告を受けているところでございます。
私も、一層安全管理に努めるように伝えていきたいとそのように考えております。
(記者)
分かりました。
こうした問題が起きると、再発防止策がそれぞれ取られて、原因はそれぞれかとは思うのですが、再発防止策を取りますというだけだと、何とも市民の皆様からは、本当にそれで何か今後も防止できるのかと不安に思っている方がおられると思うのですが、それについて市長の今後への、こうしたことを二度と起こさないという決意、もう一度お聞かせいただけますか。
(市長)
はい。
今、原因究明については担当者の方で対応しておりますので、私達とすれば、基本的には安全対策確保の不備が原因と考えておりますので、改めてより一層安全管理に努めていきたいと、そのように現場に伝えていきたいと思っております。
(記者)
給食をめぐる事故の関係なのですが、原因として、その安全確保対策の不備とはまさに根幹というか、安全そのものがだめだったっていうことなのですが、アレルギーの事故があったり、今回の異物混入があったりで、今の質問と重なるのですが、市長として市民の皆さんに、本当に二度と起こさないのだという強いメッセージというか、意気込みというのをちょっと示していただきたいのですが。
(市長)
子どもに対しての安全管理ですので、そこはもう第一優先で考えていただきたいと思っております。
そのことを教員はじめ全ての職員も含めて、徹底をしていかなければいけないと、そのように考えております。
(記者)
すみません、もう1問お願いします。先日の二十歳を祝うつどいで配られた、メイド・イン上越に認証されている製品の不備があったという話で、それに現状どう対応されているのかということと、今後メイド・イン上越に対する信頼が若干揺らいでいるのかと思うのですが、その審査体制とか認証体制について変更するとか、何か検討するというお考えがあるかどうかをお聞かせください。
(市長)
今、市内の中小企業の優れた製品を認証して、販売促進を支援するために取り組んでいるメイド・イン上越の認証品に不具合があったということについては、誠に遺憾に思っております。
しかしながら、当該事業者については上越産のチタン素材の普及活動に尽力いただいている事業者でありますので、今後管理体制を整えて、引き続き頑張っていただきたいと思っているとともに、市としてもできる限り支援して参りたいと、そのように考えております。
(記者)
各社さんから昨日の給食の混入について質問ありましたが、市長という立場もそうかと思いますが、市長ご自身もお子さんがいるという立場で、こういう頻度で給食にまつわるトラブルや、今回みたいな事案が発生したことへの受け止めというのを、お聞かせください。
(市長)
こういうことを繰り返さないように振り返りをしながら、再発は絶対起こさないように、私たち市は気を引き締めていかなければいけないと思っておりますし、そのように指示をしているところでございます。
(記者)
別の話ですが、先日県議会の方で原発の県民投票の議案が否決されましたが、受け止めをお願いいたします。
(市長)
県議会で様々な議論がなされた上での結論と受け止めておりますが、否決されたことについて、私から特に申し上げることはありません。
なお、今回県民投票条例の制定に向けた署名活動は、従来から原発に関心を持っていた人だけではなく、原発への不安を持つ方も参加されたものと考えておりますので、約14万3千人もの署名が集まったことは、そういう方も含めた県民の関心の表れの一つというふうに捉えております。
(記者)
知事の意見と県議会の議論でも、「賛成と反対の二者択一では多様な意見を反映できない」というような意見もあって否決だったと思っているのですが、そういう見方というか意見についてはどう考えでしょうか。
(市長)
県議会での議論に関して、私から特に申し上げることはありません。
(記者)
知事は、今後県民の意見を集めるという意味で公聴会とか、県民の意識調査とか、市町村長の意見交換会とかそういうことを提示しているのですが、その辺の取り組みについてはどのようにやって欲しいとかそういうのはありますでしょうか。
(市長)
県知事としては、いろいろな取り組みをする中で判断されるものと思っておりますので、それについて私から特に意見はございません。
(記者)
仮に、市長が30キロ圏内の自治体ということもあり、原発の是非とか、そういうことを求められたようなときには、市長であればどういうふうにして住民の意見をまとめようとか、そういうことのお考えはありますか。
(市長)
私は特に今、複合災害の防災訓練を毎年繰り返していますので、その中で現場の中で様々な方からご意見をお伺いしたいと、実際に避難訓練してみて、皆さんどう思いますかということも含めて、そのあたりからお話をお聞きしていきたいと思っております。
(記者)
話を聞くというのはどういうことで、例えば住民投票するとか、公聴会を開くとか、どういうふうにして集約するとお考えでしょうか。
(市長)
防災訓練を行っているときに、お話をしながら皆さんからご意見をお聞きしたいと、そのように考えております。
(記者)
今、お話された柏崎刈羽原発の件なのですが、知事は市町村長との意見交換を開きたいと繰り返し県議会でも話をされましたが、中川市長、花角知事に意見を伝えるとしたら、どのような意見を伝えになりますか。おそらく再稼働の是非についてということになると思うのですが。
(市長)
私が常々申し上げてきているのは、やはり大雪とか津波を含めた複合災害が起こっているときに、どのような対応をするのか、それがきちんと対応できるのかどうかということだと思っております。
そのあたりについては、きちんと上越市として確認をしていかなければいけないと思っております。
(記者)
再稼働の是非についてはいかがですか。
(市長)
再稼働の是非については、今言ったようなことが複合災害の中でも、きちんと住民が安心安全で対応できるような対策が取れているかどうかということが一番大切だと思っています。
(記者)
現状、取れているというご判断はできそうですか。
(市長)
今の段階ではまだ分かりません。
(記者)
分からないというのは、できているかできていないか分からないということで、分からないというのは否定的なものではないということですか。
(市長)
はい。
私としては、まだ今の段階で準備が整っているとは思っておりません。
(記者)
はい、ありがとうございます。話題を変えます。
アメリカのトランプ大統領が相互関税を発動してから20日ほどになりました。
上越市内の影響はいかがでしょうか。
(市長)
先日、米国による自動車に対する追加関税の発動、それと相互関税の発表があった翌日の4月4日に、上越商工会議所等と対応について協議をいたしました。
金融関係機関や商工団体に影響の聞き取りを行いまして、この時点では影響の部分は、まだ不透明であるということを確認しました。
また、市のホームページに、国の支援策、あるいは市内の相談窓口に関する情報を掲載させていただいております。
また、4月15日に市内の金融機関、商工団体等と情報共有会議を開催しまして、市内の経済の状況を把握したと報告を受けているところです。
今後も必要に応じて、適宜情報共有会議を開催していきたいと思っております。
(記者)
市長の今の認識としては、いわゆるトランプ関税の影響は、市内にどのような影響を及ぼしているとお考えですか。
(市長)
4月3日以降、上越市商工会議所において相談窓口を開設して、4月15日現在、相談はないというふうに聞いておりますし、さらに影響が出るまでにはタイムラグがあるということも言われておりますし、一部の金融機関では独自の特別融資を創設しております。
あるいは現状を見極めるためには、様子見の企業がいまだ多いという、今そんな状況でございます。
(記者)
話題を変えます。
冒頭に発言のありました、新潟県の高田発電所の送水設備の停止により、城山浄水場への送水が停止した件ですが、今後農作物、特に稲の育苗等で水道水を使って育苗される方もいらっしゃいますので、水道の使用量が4月下旬から増える時期かと、もう1つは、6月が仮に少雨で推移した場合、渇水の恐れがあるかと思うのですが、1年間を通じて、この状況が改善されなくても上越市の浄水の供給には影響ないという見積もりはあるのでしょうか。
(市長)
そのあたりについては担当の方からお答えします。
(ガス水道局長)
ガス水道局です。
市長の説明で冒頭、現在のところは影響ないということでありますし、今のところ水量不足ではないという現状でございます。
今後の話をしますと、この状態がずっと続くと不安は正直ありますので、早期に水を入れていただくように県には申し入れをしておりますし、現在、現場の状況も土砂の崩落について県の方で原因究明に当たっておりますので、原因究明次第、早期に仮の設備でも結構ですので、水を再開してくださいというふうに、そこは早い段階で入れていただくように、私達も協力をしていくというところです。
(記者)
新潟県からどういう返事が来ているのでしょうか。
(ガス水道局長)
現在調査中というところですので、そこは定期的に情報共有を図りながら、早期に水を入れるようにということで聞いております。
(記者)
局長にこのまま伺いますが、スケジュール感は示されていないということですね。
(ガス水道局長)
はい。
調査を始めたばかりですので、今のところのスケジュール感、いつまでにどうというところはまだ示されておりません。
(記者)
市長すみません、次の質問をお願いします。
糸魚川市の市長に、本日久保田郁夫さんが就任されました。
上越市と糸魚川市、えちごトキめき鉄道など並行在来線や、上越地域医療構想調整会議等で、交通、医療それから行政事務の簡素化等で、連携が行われているものと認識しております。久保田市長とはどのように連携していかれるか、またこういったことを要請していきたいということがあれば教えてください。
(市長)
私たちとしても、これまで医療、観光を、特にそういう分野でも連携を深めて参りましたので、これから新しい市長と意見交換をしながら、その辺りを妙高市も合わせて3市で連携しながら進めていけるように、発展のことについてお話をしていきたいと、そのように考えております。
(記者)
昨日、上越商工会議所、第四北越フィナンシャルグループと、包括連携協定を締結されました。
その翌日というか、その当日になって第四北越フィナンシャルグループと群馬銀行が経営統合するとの報道がなされ、本日にも経営統合について何らかの発表がある見通しです。
市長は経営母体が今後変わっていくであろう第四北越フィナンシャルグループについて何かご要望があれば、また、今回の経営統合の報道について所感があれば教えてください。
(市長)
第四北越銀行が経営統合したとしても、対応は変わらないのではないかと思っております。
これからも商工会議所と第四北越銀行とともに力を合わせながら対応していきたいとそのように考えております。
(記者)
高田城址公園の観桜会は、先ほど52万5000人ということで終わったのですが、これは市長の想定と比べて多かった、少なかった、想定どおりという、どのようにお考えでしょうか。
(市長)
観光客の多さというのは、当然多い方がにぎわっていいのですが、私達とすると第100回目という節目でしたので、どのように次につなげていくかというところを皆さんから知っていただいて、その取り組みに参加していただくことが非常に大事だと思っておりましたので、そういう意味では実のあるイベント事業ができたのではないかと、そのように感じております。
(記者)
かつて100万人だったということなのですが、これからまだ続けていく上で100万人を今後目指していくのか、それはちょっとまだ遠いので、当面は現状くらい以上を目指すのかというところはいかがでしょうか。
(市長)
先ほど申し上げましたように、観光客は当然ですが多い方がにぎわいはあるのですが、私達としますと、100回目まで続いてきたその前からも、桜は植えているのですが、それをどのようにつないでいくかということが大切だと思っておりますので、その辺りも皆さんに知っていただけるように、取り組みはこれからも続けていきたいと思っております。
(記者)
今後、このようなことをやっていきたいとか、こういうふうにやっていけば、またたくさん来るのではないかという構想というかお考えとかありますか。
(市長)
桜については、どういう品種のものを植えていくか、時期をもうちょっと幅広くするように、桜の種類を変えた方がいいのではないかという案もありますし、地元の中学校、高校が周辺にありますので、その学校の取り組みについて、今でもやっておりますが、さらに続けていきたいと思っております。
(記者)
上越市の人口が18万人を割ったというのが、4月の段階であったのですが、この辺の受け止めは、どのようにしておりますでしょうか。
(市長)
人口減少については、平成17年の合併から3万人が減少して、人口減少が加速していることは、大変厳しい状況であるというふうに捉えております。
具体的には、当市の人口減少は自然減と社会減が同時に進んでいるというふうに捉えております。特に少子高齢化の進行に伴って、自然減の拡大も見られております。
また社会減は、近年改善傾向にありますが、若者の進学、就職に伴って転出超過が続いておりますので、こうした要因による人口減少は今後も避けられないところであります。
引き続き、人口減少対策として各分野の取り組みを総合的に推進していくことが大切だと思います。
そうした中でも、外国人労働者など外国人市民が増加傾向ですから、生活に必要な日本語の支援など、暮らしやすい環境を整えていきたいと、そのように考えております。
(記者)
減少ペースが、旧市よりも旧町村部の方が多いようだったのですが、その辺はどう見ているかと、その辺今後どのように対応していくかというのはありますか。
(市長)
例えば、周辺部であれば食料を生産していますし、水の供給源でもありますので、そういうこれから生き残っていくために必要な分野というのがありますので、そのあたりをPRしながら、たくさんの方に関わっていただくような施策を進めていきたいとそのように考えております。
(記者)
今の観桜会のお話なのですが、100回目の観桜会で、その開花した時点で、会期の先まで花が咲いているということが、おそらく容易に予想できたのではないかという日程で花は開花したと思うのですが、多くの市民の方から我々の方に、なぜ会期延長をしないのかという質問が結構寄せられて、その辺の考え方をちょっと何かあれば。
(市長)
もちろん、桜が満開になって、という状況もありましたが、その後の気象状況など、その辺も予測しながら私たちは判断をしなければいけなかったと思っております。
一応安全対策ということで、16日までライトアップは続けさせていただきましたし、できるだけ皆さんに楽しんでいただけるような努力はさせていただいたと思っております。
(記者)
担当部長でもいいのですが、かつてはもうちょっと柔軟に会期延長ということを決めて、きちんと会期として対応していて、来てくれる観光客の皆さんにも、観桜会やっているときに高田の桜見られたよねと、こういった対応ができていたのではないかと、せっかくその観光に力を入れられていて、今回100回目でもあるし、そういった柔軟な対応がなぜできなかったのだろうかという疑問を持っている方が結構いらしてですね、その辺何か事情がわかれば、よろしくお願いします。
(文化観光部長)
そちらの件につきましては、現場で判断いたしました私の方からご説明させていただきます。
今市長もおっしゃったとおり、やはり天気と桜の状況、それからお客様の動向をトータル的に判断させていただいております。
まず1点目の桜の状況ですが、桜につきましては4月6日に開花いたしまして、9日の早い段階で満開になったというところが1点です。
それからもう1つ、天候も関係するのですが、13日の日曜日から天候が崩れるということを私ども予報で見ておりました。その中で特に月曜から強風10メートルを超える風が吹くということを予報で知っておりましたので、そうしますと桜の開花から満開、散り始めが12日から始まっているということを考えますと、我々としては月曜日ぐらいからもう散ってしまうだろうという判断をさせていただいております。
それと、もう1つはお客様の動向として、今回12日が満開で土曜日ですが、天候も良くなるということで、相当なお客様が入るだろうということも予想できました。
そうなりますと、週初めにお客様の動きはなかなか出てこないと、それから天候が悪いと多くのお客様が見込めないだろうというところで、会期の延長はしないと決断させていただいたところです。
その中で、状況を見ていくと天候が週末、土曜日ぐらいから月曜日の天候が良くなるという情報も出てきましたので、やはり市民の方々は花があれば夜に来られるということで、安全確保のために16日までのライトアップを、それからお店も継続できるところは継続するということで、お客様に対するサービスとか安全面を考慮して、そのような措置と、判断をさせていただいたところでございます。