福祉避難所とは、災害時に体育館など一般の避難所での避難生活が困難な高齢者や障害のある人など、特別な配慮を必要とする人が安心して避難できるように開設される避難所です。市と協定を結んだ社会福祉法人等の協力を得て、高齢者福祉施設や障害者福祉施設が指定されています。
要介護度4または5の認定を受けた人のうち、特別な医療ケアが必要な人、ひとり暮らしの人、高齢者のみ世帯のいずれかに該当する人が対象です。
身体障害者手帳1級または2級、精神障害者保健福祉手帳1級、療育手帳Aのいずれかを所持している人のうち、障害支援区分5または6の認定を受けた人が対象です。
なお、障害支援区分の認定を受けていない人で、多動や自閉症等の障害特性により、一般の避難所で生活を送ることが困難な人については、市役所福祉課にご相談ください。
福祉避難所に自宅から直接避難できるのは、あらかじめ市の聞き取り調査を終えて、避難する福祉避難所が指定されている人です。福祉避難所が指定されていない人は、まずは近くの指定避難所に避難してください。
災害が発生した時や、市からの避難準備情報などが発令された場合は、身の安全を最優先しながら指定された福祉避難所へ避難してください。福祉避難所への避難が困難である場合は、まずは近くの指定避難所に避難し、災害などが落ち着いてから福祉避難所へ移動してください。
福祉避難所への避難については、家族や地域の皆さんの協力を得て避難することになりますので、家族や町内会などと事前に相談をしておいてください。
避難する際は、衣類や身の回り品、服用薬、介護用品や看護用品、流動食、おくすり手帳、救急医療情報キットなどをお持ちください。
また、非常時にいつでも持ち出せるように普段から準備しておいてください。
避難の際には、次の3つのポイントを心掛けてください。
着替えなど非常時の持出品の他、「マスク」、「タオル」、「ウエットティッシュ」、「スリッパ」などの衛生用品をできるだけ持っていきましょう。
また避難時には、支援者の方もマスクや手袋などの着用を心掛けましょう。
避難所ではできる限りマスクを着用し、定期的な換気を行いましょう。
福祉避難所では、施設職員が健康確認を行います。体調が悪くなった場合は、すぐに職員に伝えてください。
(注)福祉避難所に自宅から直接避難できるのは、あらかじめ市の聞き取り調査を終えて、避難する福祉避難所が指定されている人です。福祉避難所が指定されていない人は、まずは近くの指定避難所に避難してください。