入園児童数の減少に伴い、集団保育や園行事(運動会、発表会等)の開催が年々難しくなるとともに、各施設の老朽化が進み大規模な修繕や建替えが必要となっていました。これらに対応するため、公立・私立の枠を超えて2園を統合することにより保育の適正規模を確保し、保護者の保育や子育て支援へのニーズに応え得る良好な保育環境を整備しました。
施設の主な概要
- 所在地:上越市名立区名立大町地内
- 敷地面積:3,145.83平方メートル
- 延床面積:772.83平方メートル
- 建物構造:木造平屋建て
- 定員: 50人
- 開園日:令和2年4月
- 運営主体:社会福祉 法人江恵会
- 施設名称:名立たちばな保育園
施設の特徴
敷地計画
- 隣接する体育館やグラウンドへの容易な移動に配慮し園舎、園庭を配置しました。
- 名立コミュニティプラザ駐車場との通路を整備し、歩行者の往来が可能となる動線を確保しました。
園舎内
- 遊戯室の周囲に保育室等を配置する「センターホール形」を採用し、機能性や視認性の確保、異年齢児の交流の促進を図るとともに、通路空間を共有することで効率性を高めています。
- 保育室を可能な限り南側に配置し、ホール上部に開口部を設けることにより、日照、通風、採光を考慮した配置としています。
設備面
- 保育室、厨房及び事務室に冷暖房を設置。また、0~2歳児保育室、子育てひろばには床暖房を設置しました。
- 園庭側テラス外壁は板張りとし、床は樹脂系ウッドデッキとして木の柔らかさ、親しみやすさを表現しています。
工事の状況
名立区新保育園用地造成工事(平成30年7月~平成31年1月)
名立区新保育園建設工事(平成31年3月~令和2年1月)