木造阿弥陀如来坐像、木造薬師如来坐像、木造釈迦如来坐像
紀(き)の躬高(みたか)により千数百年前の平安時代のはじめに丈六山の山腹に開かれたという天台宗山寺山(浄楽山)乙宝寺に安置されていたという5如来が、鎌倉時代の始めに故あって焼失した。
その後、室町時代の明徳・応永年間(1390~1427年)に三善讃阿の寄進により京仏師、筑後法眼の手によって再建されたのが現在の三体の仏像である。
三体とも像高(平均142cm)が大きく、檜の寄木造りの中央に薬師如来、左に阿弥陀如来、右に釈迦如来を安置している。
県指定
彫刻
昭和53年12月26日
東山寺
応永2年~明徳5年