インターネットを利用することで、私たちは数多くの恩恵を受けています。
遠く離れた地域の人々と情報の交換が即座に行うことができるようになりました。
外出しなくても必要なものを買い求めることもできます。
インターネットにより私たちの生活はとても便利になったと言えます。
しかしインターネット上の情報が、すべて正しいとは限りません。
匿名による根拠のない誹謗中傷や、うその書き込みで相手を信用させるネット犯罪などが発生しています。
これらはインターネットから受ける恩恵の一方で、暗い影を落としている部分です。
出典:法務省、令和6年における「人権侵犯事件」の状況について(概要)
令和6年において、法務局・地方法務局で新規に救済手続を開始したインターネット上の人権侵害情報に関する人権侵犯事件の数は、1,707件で、前年から117件減少したものの、引き続き高水準で推移している。
このうち、プライバシー侵害事案が635件、識別情報の摘示事案が475件、名誉毀損事案が329件となっており、これらの事案で全体の84.3%を占めている。
インターネットによる光と影の部分を理解し、次のことに心がけましょう。
現在、インターネットの差別的な書き込みを監視する動きが全国に広がっています。インターネットはルールやモラルを守り、人権を尊重する気持ちをもって利用しましょう。
インターネットの掲示板で誹謗中傷を受けたり、個人情報を掲載されたりするなど、個人の権利が侵害された場合、「プロバイダ責任制限法」により、被害者はプロバイダ(インターネット接続業者)に情報発信者の開示請求や発信内容の削除請求を行うことができます。
市としてもインターネットによる人権侵害に対して、利用者間のモラル向上のための啓発活動を進めています。
インターネット上で人権侵害と思われる情報を見つけた場合は、下記の相談窓口にご相談ください。