咽頭結膜熱はアデノウイルスによる感染症で、プール熱と呼ばれることもあります。
例年6月から徐々に流行し、7月から8月にかけて流行のピークを迎えますが、例年よりも高い水準で推移しているため、引き続き十分な注意が必要です。
5日から7日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、食欲不振、全身倦怠感などとともに、のどの痛み、結膜炎、目やにや涙がでるなどといった症状が5日ほど続きます。
飛沫感染、経口・接触感染を防ぐため、感染者との密接な接触は避けましょう。また、感染者と同じコップで飲み物を飲んだり、同じ皿から食べ物を食べたりしないようにしましょう。
外出後、食事の前、トイレの後などには、手洗い・うがいを徹底してください。
手洗い・うがいは咽頭結膜熱だけでなく、その他の感染症や食中毒の予防にもなります。
手洗いの前に
石鹸で洗い終わったら、十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かします。
タオルを共有することは避けましょう。
衛生を保つため、プールからあがったら、シャワーを浴び、うがいをしましょう。
特別な治療法はなく、ほとんど自然に治りますが、吐き気や頭痛の強いとき、せきが激しいときは早めに医療機関に相談してください。
また、せきやくしゃみなどの症状がある場合には、マスクを着用するなどせきエチケットを守りましょう。
新潟県感染症情報(週報)(外部リンク)<外部リンク>
咽頭結膜熱とは(外部リンク)<外部リンク>