RSウイルス感染症は、近年は夏から増加傾向となり秋にピークがみられていましたが、2021年以降は春から初夏に継続した増加がみられ、夏にピークがみられています。
発熱、鼻汁、咳などの風邪様の症状が数日続き、多くは軽症で回復しますが、重症化した場合は、細気管支炎、肺炎などを起こします。
生後6か月以内の新生児・乳児への感染や、低出生体重児、心臓・肺・神経・筋肉などに基礎疾患がある場合や免疫不全がある場合などには重症化の可能性が高まります。
機嫌がよく、つらそうでなければ、慌てずに様子をみたり、かかりつけ医にご相談ください。
ただし、呼吸が苦しそうな場合や食事や水分摂取ができない時は医療機関への受診をご検討ください。