平均寿命の延伸により人生100年時代を迎える中、生涯にわたる歯・口腔の健康は生活の質(QOL)の向上に貢献し、全身の健康とも関連するため、歯・口腔の健康づくりの取組は更なる強化が求められており、国においても、生涯を通じた歯科健診の推進や口腔機能管理の充実、かかりつけ歯科医の普及等について示し、歯科口腔保健の重要性を位置付けています。こうした状況を踏まえ、歯科保健を含む健康増進を取り巻く情勢の変化とこれまでの計画に基づく取組の検証・評価を基に、歯科保健に関する新たな課題解消に向けた取組を推進するため、上越市第2次歯科保健計画を策定しました。
上越市第2次歯科保健計画(令和6年度~令和17年度)
計画はPDFファイルになっています。
基本方針
1 発症予防
2 重症化予防
目標
1 乳幼児期
- むし歯予防
- 生活リズムと食習慣の形成、咀嚼等の口腔機能の獲得
2 学童・思春期
- むし歯予防
- 歯肉炎の発症予防
- 生活リズムと食習慣の形成、咀嚼等の口腔機能の獲得
3 成人期
4 高齢期
5 障がい児(者)・要介護者等
- むし歯予防
- 歯肉炎の発症予防、歯周病有病率の減少
- 生活リズムと食習慣の形成、咀嚼等の口腔機能の獲得
- 口腔機能の維持・低下予防
施策の方向性
1 発症予防
- 関係機関との連携を図りながら、乳幼児期から継続したむし歯予防に取り組む
- 学童期から歯科検診やブラッシング指導により、歯周病の予防に取り組む
- 離乳食から始まる発達段階に応じた食習慣の啓発により、咀嚼等の口腔機能の獲得に取り組む
2 重症化予防
- 健全な食事の摂取や発音等の機能への影響についての啓発や、定期的なメンテナンスにより歯の喪失予防に取り組む
- オーラルフレイル等の啓発により、咀嚼等の口腔機能の維持・向上を図る