手足口病は、口の粘膜や手のひら、足などに水疱性の発疹ができる、ウイルスによる感染症で、子どもを中心に主に夏に流行します。
近年は一年おきに流行規模が大きい傾向があります。全国・県内ともに報告数が急増していることから十分な注意が必要です。
感染してから数日後に、口や手のひら、足などに2~3ミリメートルの水疱性の発疹ができます。発熱は全体の約3分の1にみられますが、高熱が続くことはあまりなく、数日間のうちに治ります。
多くは軽症で済みますが、まれに発症後に髄膜炎、小脳失調症、脳炎、心筋炎などの合併症を併発することもあります。
また、手足や口のほかにお尻に発疹ができたり、快復後に爪がはがれたりするような症状がでることがあります。
特効薬や特別な治療方法はありません。基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
感染経路は、患者の口から出たウイルスを含む唾液による飛沫感染、便中のウイルスによる経口感染、接触感染などです。回復後も、比較的長い間、便の中にウイルスが排出されます。また、感染しても発病せずにウイルスを排出する人もいます。
感染予防のために、以下のことに注意しましょう。
なお、大人に感染することもあるので、子どもだけではなく大人も感染予防に心がけましょう。
新潟県感染症情報(週報)(外部リンク)<外部リンク>
手足口病に関するQ&A(外部リンク)<外部リンク>
手足口病とは(外部リンク)<外部リンク>