つつが虫病は、ツツガムシというダニに刺されることによって感染する疾患で、国内では毎年数百件の発生が報告されています。
新潟県でもここ数年間、毎年数件の報告があります。
山村や草地で遊んだり農作業等を行う際は、ツツガムシに刺されないように十分注意しましょう。
- 「つつが虫病リケッチア」という病原体を保有するダニの幼虫(ツツガムシ)に刺されることによって感染します。
- ツツガムシは、主に山村、草地、河川周辺に生息しています。
- 人から人に直接感染することはありません。
- 1~2週間の潜伏期を経て、特有の刺し口、高熱、発疹、頭痛、倦怠感、リンパ節の腫れなどを発症します。特に刺し口、高熱、発疹は患者の90パーセント以上にみられ、つつが虫病の三大徴候と言われています。
- 治療が遅れた場合は肺炎や脳炎を発症することもあり、最悪死に至ることもあります。
- 発症が疑われる場合には、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
- 発症前に山村や草地に立ち入った場合は、診察の際に医師にそのことを必ず伝えましょう。
農作業、山菜採り、庭仕事、レジャーなどで、山林や草地などに立ち入るときには、次のことに注意しましょう。
- 長袖、長ズボン、長靴を着用し、肌をできるだけ出さないようにしましょう。
- 衣類を草むらに置いたり、草むらで休息や用便をしないようにしましょう。
- 山林や草地に立ち入る前に防虫スプレーを使用しましょう。
- 山林や草地に立ち入った後は、入浴やシャワーで体を洗い流したり、着ていた服を洗濯するなどしましょう。
関連情報
国立感染症研究所
ツツガ虫病とは(外部リンク)<外部リンク>
新潟県
つつが虫病に注意しましょう(外部リンク)<外部リンク>