私たちのまち上越市は、輝かしい歴史のもと、四季おりおりの美しい自然に抱かれ、こまやかな人の心をはぐくみながら栄えてきました。
私たち上越市民は、この伝統あるふるさとを愛し、緑あふれるふるさとに誇りを持ちつつ手をとりあって、さらに心豊かな市民生活と力強く躍進するまちを築くために、この市民憲章を定めます。
上越市市民憲章
一 育てよう 豊かな緑が語りかけてくるまちを
一 守ろう 笑顔があふれる温かい家庭を
一 広げよう 心と社会に助け合いの輪を
一 ともそう 仕事に学問にたゆまぬ努力と創造の灯を
一 築こう 希望に輝くあすの上越を
(昭和56年8月8日制定)
上越市市民憲章制定の経緯
制定の背景
新潟県上越地域の中心都市を目指し、昭和46年4月29日、旧高田市、旧直江津市の合併により上越市が誕生しました。
合併当初からの課題は、歴史や特性の異なる2つの都市を「ひとつの都市」として、いかに融和・協調していくかということでありました。そこで、まず直江津地区と高田地区の中心部の中間に位置する春日地区に市役所新庁舎、文化会館、総合体育館等の公共施設の整備を進め、新たな都市核の形成を図りました。
しかし、真に「ひとつの都市」となるためには、まちの構造のみならず市民一人一人が等しく豊かな人間性を培い、上越市民としての市民性を高めることのできるまちにすることです。
そこで、市民一人一人が心をひとつにして力強く歩み続け、まちがより明るく、より住みよいまちとなるよう、みんなの願いのこもる市民憲章を、市の発足10周年を記念し制定しました。
制定の経緯
昭和54年9月4日~:市長の諮問により上越市市民憲章制定委員会において上越市市民憲章草案の作成に向けた検討を重ねる
検討内容
- 市民憲章制定委員会による市民憲章草案の検討・作成(6回開催)
- 市民憲章制定委員から互選された市民憲章起草委員会において、市民憲章制定委員会に提案する憲章について専門的立場で草稿の検討・作成(7回開催)
- 無作為抽出による有権者10%及び中学3年生全員を対象とした市民憲章住民意向調査や広報を活用し、市民の意見や気持ちを集約
昭和56年4月28日:上越市市民憲章制定委員会から上越市市民憲章草案の答申を受ける
昭和56年8月8日:上越市発足10周年記念式典において上越市市民憲章の制定宣言