北陸新幹線は、「全国新幹線鉄道整備法」に基づき整備計画が定められている「整備新幹線」の路線の一つで、東京を起点として長野、上越、富山、金沢、福井などの主要都市を経由し、大阪に至る延長約700kmの路線です。
平成元年(1989年)に高崎~軽井沢間で着工され、平成9年(1997年)10月に高崎~長野間が開業、また、平成27年(2015年)3月には長野~金沢間が開業し、当市に上越妙高駅が誕生しました。
さらに、令和6年(2024年)3月16日に金沢~敦賀間が開業し、東京からの総延長は約580kmとなりました。
上越妙高駅に入線する北陸新幹線E7系/W7系車両
北陸新幹線が開業したことで、東京駅まで約1時間50分、金沢駅まで約1時間で乗換えせずに行けるようになりました。また、令和6年3月に敦賀駅まで延伸開業したことで、大阪駅まで約3時間30分で結ばれるようになり、移動時間が短縮しました。
さらに、上越妙高駅を早朝(午前6時30分頃)に出発すると、東京駅には午前8時30分頃(平日のみ)、大阪駅には、午前10時頃に到着することができ、観光やビジネスなどに有効に時間を活用できるようになり、利便性が向上しました。
敦賀駅まで延伸開業したことで、ますます利便性が向上した北陸新幹線。皆さんも是非、北陸新幹線を利用して、北陸・関西方面に観光に行きませんか。
北陸新幹線は最終的に新大阪駅まで延伸する計画となっており、敦賀以西の整備については平成29年(2017年)3月に敦賀~新大阪間のルートが決定され、令和元年(2019年)5月には環境アセスメントのための概略ルートが公表されました。現在、同区間において、工事着手に向けた環境影響評価などの調査が行われています。
新大阪まで全線開業することで関西圏までの所要時間が現行より大幅に短縮されることから、早期の整備が望まれます。
全線開通により、上越妙高~新大阪間の所要時間は現行で約3時間50分かかるところ、約2時間20分になると試算されており、約90分の短縮となります。(試算出典:北陸新幹線建設促進同盟会ホームページ 北陸新幹線の開業効果・機能・特性 より)
北陸新幹線の全線開業で関西圏がより近くなり、観光やビジネス、通学等様々な面での交流・連携が一層深まることが期待されます。