寛永12年(1635年)に3代将軍・徳川家光によって制度化された参勤交代により、毎年各地の大名は領国と江戸を行き来しました。
参勤交代の制度化に伴い、五街道をはじめとして各所の街道や宿場が整備され、 庶民も旅を楽しむことができるようになりました。
榊原家第10代藩主政敦(高田藩主としては3代目)が、文化3年(1806年)に行った参勤の道中日記です。
一行は、6月18日(新暦8月2日)に高田を出発し、6月25日(新暦8月9日)に江戸に到着しています。
安政3年(1856年)に幕府領であった大鹿新田(現妙高市)の山田家当主(治郎左衛門)が記した道中日記です。
治郎左衛門は、同村の周兵衛及び猿橋村(現妙高市)の三右衛門との3人で伊勢詣でに出かけています。
道中日記には記載はありませんが、治郎左衛門が購入したと推測される京都のガイドブック(木版刷り)です。