稲わらやもみ殻は、貴重な有機資源です。水田にすき込むなど、土づくりに活用し、環境にも人にもやさしい米づくりを実践しましょう。
稲わら等のすき込みの効果
- 稲わら・もみ殻の水田へのすき込みは、堆肥の施用と同様に「土づくり」の効果が期待できます。
- 稲わら等の有機物を施用したほ場は、保水力や窒素供給力が増加し、稲の生育を助け、品質向上に結びつきます。
稲わら等のすき込みに適した時期と深さ
- 稲わら等を分解する土壌微生物は、地温が15℃以上で活動が盛んになります。秋のすき込みは地温の高い10月20日頃までに行いましょう。
- すき込みの深さは、作業効率や酸素の供給を考慮して、5~10cmの「浅うち」としましょう。
稲わら等の焼却による苦情
毎年、周辺住民から稲わらやもみ殻の焼却により次のような苦情が寄せられていますので、稲わら等は焼却しないでください。
- 煙や臭いで体調が悪くなるので窓を開けられない。
- 子どもの咳が止まらない。
- 洗濯物に臭いがつくので外に干せない。
乾燥やもみすり作業にも注意を
乾燥やもみすり作業は、排出口の向きなどに注意し、周囲の迷惑にならないように行いましょう。
稲わら等焼却防止チラシ(令和3年8月) [PDFファイル/2.52MB]