大阪府貝塚市出身。高校までは大阪府で暮らし、和歌山の大学に通ったのち、上越市牧区に移住。令和5年度で就農20年目になる。父、母、妻、子2人の6人暮らし。
25歳のとき牧区の親戚を訪ね、少し仕事を手伝ったりしていた際、近所の方々から「ずっとここにいればいいよ」と声をかけてもらったことから、「なるほど、そういう選択肢もあるのか」と思い移住を考え始めたことがきっかけです。
牧区で暮らすなら農業をやってみたいと思い、県の研修を受けるなど、一から勉強を始めました。
経営規模:約4ヘクタール(水稲:つきあかり、五百万石、こがねもち(もち米)、コシヒカリ)
その他、農事組合法人雪太郎の郷で約13ヘクタール(水稲:雪ん子米、つきあかり、コシヒカリ、園芸:そば、大根(雪太郎大根)、ねぎ、さつまいも)
8月は、稲が出穂する時期です。この時期は、水回りの管理のほか、ほぼ一日草刈り作業を行います。
私が住んでいる牧区は、水も空気も素晴らしいところです。そんな地域で作っている自分の米が日本一おいしいと信じて米づくりを続けています。
一人で作業を行う時間が多いので、自分のペースで進めることができるのも、農業の良いところです。責任も大きいですが、気楽に作業を進めることができます。
また、10時や3時のおやつの時間には、地域の方たちとみんなでお菓子や自家製の漬け物などを持ち寄って、和気あいあいとお茶飲みをすることもよくあります。
一人で黙々と作業に向き合う時間と、地域のみんなと楽しくコミュニケーションをとる時間のバランスがちょうどよく、自分の性格にもあっているのだと思います。
担い手が少なくなってきている中で、農業を続けていくことが目標です。農業に携わる若い方がどんどん増えてほしいと思っています。
都会でストレスを抱えて働くより、田んぼで気持ちよく汗をかく方がきっと健康的に働くことができるのではないでしょうか。
私の住んでいる地域は、昔から共同で大根を作っていたという歴史もあり、年配の方も含め、とてもよい関係性を築いており、新たに就農する方もなじみやすい環境だと思います。
新たに就農を考えている方は、ぜひ牧区宇津俣に来てください。