農業高校を卒業後、県外の大学に進学し、大学卒業後は長野県の法人に2~3年勤める。平成25年、地元に戻り、水稲・大豆に取り組む父を手伝いながら、自分では別部門の園芸に取り組む。令和4年度で就農9年目となる。
地元に戻ったときに、市の職員から国の新規就農者向け補助制度の活用を勧められ、園芸を始めてみようと考えました。自分にとっては、補助金の存在が大きなモチベーションとなりました。
露地栽培(約600アール):えだまめ、玉ねぎ、長ねぎ、ブロッコリー、キャベツ、ばれいしょ
玉ねぎやキャベツは学校給食用としても生産しています。
午前中はえだまめの収穫・出荷、長ねぎの収穫を行います。えだまめの収穫は、涼しい時間帯に行う必要があるため、朝5時からやるときもあります。午後は播種や防除などの作業のほか、学校給食用野菜の出荷準備を行います。
1日の作業終了後は、ジムに行って運動するのが楽しみです。
とにかく面積をこなしていくことが大事ですし、スケールを生かした農業を行っていきたいです。玉ねぎは定植機や選別機などの機械を使用し、えだまめも収穫機を使用するなど、機械化・省力化に努めることで、大きな面積にも対応することができます。また、費用対効果の大きい品目に取り組むことにより多品目の生産にも対応できます。
現在、様々な品目に取り組んでいますが、その中で、5年後・10年後も自分で作っていけるかを見極めながら、品目を選んで取り組んでいます。
現在取り組んでいる品目については、今後更に省力化を目指していくことで、長く生産を続けていける方法を見つけていきたいです。
将来的には、小麦の生産に取り組みたいです。なぜなら、社会における小麦の需要は大きいですが、現在、市内で小麦の生産に取り組んでいる農家は少ないからです。あと、市内の遊休農地を有効活用したいことも理由の1つです。ゆくゆくは、市内の製麺会社に小麦粉を提供できるよう、市内農業者と協力して製粉場なども経営するのが夢です。