令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震は、石川県で最大震度7を記録し、多くの方々が犠牲になるなど、北陸地方や本県に甚大な被害をもたらしました。当市においても、地震による強い揺れや沿岸部での津波によって、1,700棟を超える建物被害が確認されたほか、国道8号を始めとする国・県・市道、ライフラインである上下水道、さらには直江津港や漁港など、数多くの基幹的インフラ施設に被害が生じました。
今回の地震は、過去の中越沖地震や、長野県北部地震における被害の状況等とは異なり、地震と津波が同時に発災したことが大きな特徴です。
このため、今回の検証では、当市が初めて経験した津波災害に焦点を当て、当時の初動対応や応急対策を振り返りつつ、主に「情報発信」と「住民避難」の視点から課題の抽出と要因の分析を行い、今後採るべき方策の検討・整理を進めました。市では、そこで見出した新たな気付きを今後の災害対応に反映し、災害に強いまちづくりを推進していきます。