霧ケ岳は、標高507メートルの浦川原区内最高峰の山です。登山口はゆあみ口と小谷島口があります。ゆあみ口から四季折々の自然を楽しみながら進むコースは、頂上までゆっくり歩いて約2時間です。
ゆあみ口 霧ケ岳温泉ゆあみ(休止中)の駐車場の奥となります。
小谷島口 国道253号小谷島集落沿いの看板と橋が目印です。
宿泊は閉校となった学校を再生した宿泊体験交流施設 月影の郷をぜひ、ご利用ください。
さあ出発です。出発後しばらくは傾斜が続きます。
歩いて約10分で眼下に滝が見えるスポットに到着です。
傾斜のきついところはロープがあるので安心です。滑り落ちないように気を付けて。
豊かな自然を楽しみながら進みます。ブナの原生林では個性的な木々が登山者の目を楽しませてくれます。
出発から約70分。丸太の一本橋で沢を渡ります。5月はまだ残雪もあるので滑らないように。
可憐に咲くかたくりの花の小道を歩きます。頂上まであとひと踏ん張り。
出発から約90分。見晴らしが良い肩ノ峰に到着。遠く日本海が臨めます。
肩の峰から約20分で頂上(標高507メートル)に到着。頂上には薬師如来を祭る祠があります。
周囲に遮るものがない頂上は見晴らし最高です。ここまで頑張った自分へのご褒美に360度のパノラマをお楽しみください。
頂上の満開のツツジが青い空によく映えます。アゲハチョウも舞っていました。
頂上の絶景を堪能した後は小谷島口に向けて下山開始です。遠く山々を眺めながら、雪が残る斜面を下っていきます。
小谷島口への道にもかたくりの群生地があり、疲れを一瞬忘れさせてくれます。登山道を管理しているうらがわら山友会では、小谷島コースの方が滑りやすい場所や根がかりが少ないため、初心者の下山コースに推奨しています。
岩清水がのどの渇きを潤してくれます。登山口はもう少しです。
小谷島登山口の表示です。頂上からここまでゆっくり歩いて約1時間の道のりでした。
農道を進み国道253号線に合流するので、国道沿いに霧ケ岳温泉ゆあみに戻ります。国道253号線から振り返ると今登ってきた美しい山がありました。皆さんもぜひお楽しみください。
霧ケ岳への登山者の安全を確保するため、うらがわら山友会と中保倉地域振興協議会のメンバーのボランティアが中心となり、毎年、草刈りやステップ切り(斜面に階段状の段差を付ける作業)等の登山道の整備をしています。霧ケ岳は地元住民に愛され、支えられている山です。