まちを元気にする水族館であり続けたい (うみがたり館長 和田 淳太さん)
上越市における6代目の水族館として2018年(平成30年)にオープンした「うみがたり」は、6月26日に開館5周年を迎えます。
開館以来、市民の皆さんに愛され、共に歩む水族館を目指し、これまでに200万人を超える皆様からお越しいただきました。
飼育数日本一を誇るマゼランペンギンや、ペンギンと並ぶ人気者の二頭のイルカたち。そして、実際の日本海の地形を模して造られた「うみがたり大水槽」で悠々と泳ぐ日本海の魚。あらゆる分野でデジタル化が進む社会の中でも、生きものを生で見て、その多様さや素晴らしさを肌で感じていただくことは、何物にも代えがたい体験と考えています。
うみがたりでは、これからもご来館いただく皆様から喜んでいただくのはもちろんのこと、「教育」、「誘客」、「種の保存」などさまざまな分野に貢献することで、まちに活力を与えていける施設であり続けることを目指し、施設内外で取り組みを進めていきます。
(令和3年度 入館者アンケートから)
相馬 美空 さん(右)・和結 さん
市内在住で近いので、年間パスポートで何度も来ています。いつでも気軽に行ける水族館があるのは良いですよね。
ペンギンを間近で見れるところや、親子でゆっくり過ごせるところが好きです。
小林 真帆 さん
長野県から上越に遊びに来ました。
全国の水族館を巡っていますが、うみがたりは生きものの解説板に写真だけでなく、名前の由来や生態まで詳しく書いてあるのが素晴らしいです。
学びや発見のある施設が身近にあるのは良いですね。
野島 浩一 さん・律子 さん
富山県から来ました。
小さい頃に昔の水族館に来たことがあり、新しくなったうみがたりに行きたいと思っていました。
大きい水槽をいろいろな角度から見られるのが面白いですね。
約70人ものスタッフで運営しているうみがたり。皆さんとは実際にお会いする機会は少ないスタッフもいますが、どの人にも熱い想いが。今回はその中でも6人のスタッフに、日々の業務やうみがたりへの想いをお聞きしました。
魚類リーダー 鈴木 涼太 さん 「ここでしか見られない魚も。日本海って素晴らしいです。」
目の前の日本海には、太平洋とは異なるたくさんの個性的な生きものが暮らしています。当館で展示している生きものたちは、太平洋側から来た私にはどれも珍しく、例えば、名立の漁師さんの協力を得て展示しているヒゲナガヤギウオは、日本海側の水族館でもうみがたりでしか見られないんですよ。豊かな日本海の生きものたちに会いに、何度も足を運んでいただきたいです。
海獣担当 米田 紗良 さん 「ペンギンって表情も変わるんですよ。」
ペンギンやアザラシの飼育を担当しています。うみがたりのマゼランペンギンの飼育数は約130羽と日本一。全国の水族館には当館出身のマゼランペンギンがたくさんいるんですよ。数が多い分、一羽一羽の体調の変化を見逃さないよう、気を付けています。アザラシの出産は、3週間前から飼育チーム総出で24時間体制で見守っていました。生まれたのは私がお休みの日でしたが、連絡をもらって駆け付けました。皆さんも、かわいがってくださいね。
獣医師 横澤 彰平 さん 「動物たちの生活が変わらないようにケアを。」
治療が必要な生きものには、普段と違う餌を与えたり飼育環境を変えたりと、普段と違う生活を求めることになります。そうなる前に異変に気付き対処してあげられるよう、日頃から注意深く観察しています。アザラシの出産は、私にとって初めての哺乳類の繁殖でした。ちゃんと生まれてきてくれるか、育ってくれるかとても心配でしたが、最近ようやく喜びを実感できています。
魚類担当 柴田 凪沙 さん 「日本で初めてサクラダンゴウオの繁殖に成功しました。」
今年3月、日本で初めてサクラダンゴウオの繁殖に成功しました。この魚は平成29年に発表された新種で、前例がない中、ゼロからのスタートだったので、苦労した分、成功してとても感慨深いです。新しい仲間がどんどん増えているうみがたりの成長を、市民の皆さんには一番近くで見ていてほしいです。
水処理・設備担当 大渕 祐介 さん 「クリアな水で泳ぐ魚たちを見てもらいたい。」
館内に70基以上あるポンプを点検・清掃し、きれいな水質と生きものごとに最適な水温を保つよう心がけています。皆さんから最高の状態で生きものたちを見てもらうために、透明度には特にこだわっています。裏方の仕事なので普段はお会いできませんが、バックヤードツアーで皆さんにお会いするのを楽しみにしています。
海獣担当 藤本 帆乃花 さん 「イルカの気持ちに寄り添いながら一緒に成長したい。」
イルカを担当しています。好評いただいているパフォーマンスでは、新しい演目に向けて、手作りのおもちゃを使ったトレーニングにもチャレンジしています。毎日手作業で行うプール掃除も大事な仕事です。夏場は床や壁に生える苔こけの成長が速く大変ですが、きれいな水槽を見ていただけるよう努力しています。会話ができるわけではないので、イルカたちとどうコミュニケーションをとるか試行錯誤の毎日ですが、私もイルカたちと一緒に成長していきたいです。
うみがたりでは、さまざまな体験型のプログラムも開催しています。
うみがたりがある上越だからこそできるとっておきの体験を、一緒にしてみませんか。
番外編 「館内の隠れペンギンを探せ」
実は、うみがたり館内のコンクリート壁には、いくつかペンギンのマークがあるって知っていましたか。
いくつ見つけられるか、挑戦してみてね。
うみがたりのスタッフと一緒に海岸 清掃活動を行う環境学習プログラム。 マイクロプラスチックの採取や漂着物 の解説のほか、それらが与える生きも のへの影響についても学びます。
オリジナルポロシャツを着て、餌の準備 や餌やり、掃除など、飼育スタッフの仕事 を体験。ペンギンやイルカ、アザラシのほ か、さまざまな魚やクラゲなど、うみがた りで暮らす生きものたちが健康に過ごせる 秘訣を聞いてみましょう。
生きものや自然環境についてより深く学べる「うみがたりカレッジ」。中でも、毎年上越の川にも遡上してくる、私たちにとっても身近な魚「サケ」についてより深く知ってもらおうと、サケをテーマとした上越ならではの参加体験型プログラムを年数回開催しています。古くから伝わる投網を用いた伝統サケ漁の見学やサケの人工授精について学ぶほか、館内で孵化した稚魚の放流などを体験します。
近日開催のイベントを紹介します。
うみがたりの歴史をパネルやクイズ形式で紹介。約90年にわたる上越市の水族館の歴史を振り返る上級者編もあります。
うみがたりで暮らす生きものたちがアクリルキーホルダーになりました。数量限定販売のため、お早めに。
みんなでうみがたり5周年をお祝いしよう。直江津地区のあちこちに現れる市内のグルメや物産ブースを巡ってみよう。
海の幸の料理や、ペンギンをモチーフにしたラベルのお酒を楽しむ大人向けの飲食イベント。
「YOICHI」開催に合わせて特別開館。ペンギンの愛おしいエピソードなど、飼育スタッフによるペンギントークショーを開催。
全国各地の作家によるペンギンをモチーフにした手作りアート作品の販売や手作り体験のほか、飲食コーナーもあります。
上越市立水族博物館 うみがたり(外部リンク)<外部リンク>
問合せ:広報対話課(電話:025-520-5615)
市の基本的な計画や重要な条例などの立案等の段階で、市民の皆さんから広く意見を募るとともに、寄せられた意見について意思決定を行い、その結果と市の考え方を公表する一連の制度です。
上越市パブリックコメント条例に基づき、令和4年10月1日から令和5年3月31日までの運用状況を公表します。
上越市第7次総合計画(案)
新市建設計画の変更(案)
上越市第4次男女共同参画基本計画(案)
上越市みんなで防犯安全安心まちづくり推進計画(案)
上越市原子力災害に備えた屋内退避・避難計画(案)
上越市第3次総合教育プラン(案)
上越市第4次環境基本計画(案)(上越市第2次地球温暖化対策実行計画(案)を含む)
上越市第3次地域福祉計画(案)
上越市自治基本条例に係る検証報告書(案)
これらの案件については、法令などにより縦覧その他パブリックコメントと同等の効果を有すると認められる手続が義務付けられていることや、市民の生活および事業活動に影響を及ぼさない軽微なものであったことから、パブリックコメントを実施しませんでした。
計画や条例の案の公表場所や意見の提出期限などは、随時、広報上越やホームページでお知らせします。市民参加によるまちづくりに向け、積極的にご意見をお寄せください。
問合せ:男女共同参画推進センター(電話:025-527-3624)
男女が互いに人権を尊重し、社会のあらゆる分野で平等に参画できるまちを 目指し、令和5年度から9年度までの5年間を計画期間として策定しました。 男女共同参画社会の実現に向けては、行政だけではなく、市民や事業所、関 係団体の皆さんが互いに連携し、協働して取り組みを進めていくことが何より 大切です。 女性、男性、それぞれの意欲に応じて、一人一人が活躍できる社 会をつくりましょう。 基本計画は、市役所木田庁舎、南・北出張所、各総合事務所など に冊子を配置してあるほか、市ホームページでもご覧いただけます。
令和5年度キャッチフレーズ :「無くそう思い込み、守ろう個性 みんなでつくる、みんなの未来。」
家庭・職場・学校・地域など、あらゆる場面で性別に関係なく、個性と能 力を発揮できる男女共同参画社会について、一人一人がこの機会に考えてみませんか。
男女共同参画推進センターとの定期的な意見交換などを通じて、男女共同参画社会の実現に向け一緒に活動しませんか。
「企業が変われば、社会が変わる」をテーマに、 オンライン講演会を開催します。
女性の体に生まれながら、男性として生きるこ とを宣言し、性別適合手術を受け、戸籍も男性に 変えるなどした人の生活を9年間にわたり捉え続 けた映画です。誰もが生きやすい社会をつくる大 切さを考えます。
市長が地域に赴いて執務を行い、その場において個別の面談形式で市民の皆さんと意見交換します。
開催日 | 会場 | 時間(組) | 申し込み | 申し込み・問合せ先 |
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7月2日(日曜日) | 三和区総合事務所 | 午後2時~5時(6組) 午後6時30分~8時30分(4組) |
5月19日(月曜日)まで | 三和区総合事務所 (電話:025-532-2323) |
7月3日(月曜日) | 安塚区総合事務所 | 安塚区総合事務所 (電話:025-592-2003) |
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7月9日(日曜日) | 柿崎区総合事務所 | 6月26日(月曜日)まで | 柿崎区総合事務所 (電話:025-536-2211) |
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7月11日(火曜日) | 浦川原区総合事務所 | 浦川原区総合事務所 (電話:025-599-2301) |
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7月13日(木曜日) | 大島区総合事務所 | 大島区総合事務所 (電話:025-594-3101) |
次から1つ
次から1つ
(注)今後の開催予定は、日程が決まり次第お知らせします。
中山間地域の活性化に取り組む「地域おこし協力隊」として前倉善和さん(板倉区筒方地区)が着任し、中川市長から辞令交付を受けました。
前倉さんは、「板倉区には薬膳につながるソバやヨモギがあり興味を持っている。今後はソバの栽培や特産品の開発に取り組んでいきたい。」と抱負を語りました。中川市長は「上越市は地域資源が豊富。板倉区は歴史もある地域なので楽しみながら頑張ってほしい。」と激励しました。
「こがね丸」の就航に伴い、佐渡汽船直江津港ターミナルで就航式が行われました。
あいさつに立った中川市長は、「今回の就航によって、観光客の皆さんの利便性が向上し、佐渡への玄関口である当市においても、交流人口が増えることを期待している。市としても佐渡汽船や県、佐渡市および関係者と連携しながら、広域観光の推進に取り組んでいく。」と述べました。