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広報上越(2023年8月号 No.1139)Web版

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印刷用ページを表示する 掲載日:2023年7月25日更新

特集 「脱炭素社会の実現に向けて」

問合せ:生活環境課(電話:025-526-5111)

 記録的な高温や豪雨などに形を変え、私たちの生活に深刻な影響を及ぼす地球温暖化。
 その影響や被害は、今後ますます大きくなっていくことが予測されています。
 今号では、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素など温室効果ガスの排出を実質ゼロとする「脱炭素社会」の実現に向けた市・事業者の取り組みや、私たちにできることを紹介します。いま、改めて地域の未来について考え、できることから実践してみませんか。

ごみの分別から脱炭素社会へつなげよう

生活環境課 木村勇樹主任(写真) 生活環境課 木村勇樹主任

 毎日の暮らしの中で、必ず出る「ごみ」。上越市では、家庭から排出されるごみのうち、ペットボトルやプラ容器包装などの「資源物」を、中間処理を行った上で再資源化しています。私たち一人一人がごみと資源物とをきちんと分別して排出することで、ごみが資源として再利用されます。このことにより、新しく製品を作るよりもエネルギーが抑えられ、二酸化炭素の排出量を削減することができます。
 ごみの適切な分別は、私たちができる身近な脱炭素化の取り組みの一つです。各世帯にお配りした「家庭ごみの分け方出し方ガイド」や、市公式LINEアカウントからも利用できる「ごみ分別辞典」を活用いただきながら、みんなで取り組んでいきましょう。

市内の主な家庭ごみの年間排出量(令和4年度)と処理方法
区分 数量(トン) 処理方法
燃やせるごみ 25,077 クリーンセンターで焼却。焼却灰は最終処分場に埋め立てるほか、セメントなどにリサイクル
燃やせないごみ 2,318 細かく砕き、金属類は建築用の鉄筋などとして製品化。そのほかは最終処分場に埋め立てなど
主な資源物 ペットボトル 590 繊維(衣服の原料)やペットボトルなどにリサイクル
プラ容器包装 2,362 プラスチック製品などにリサイクル
新聞、雑誌などの紙類 5,924 工場でそれぞれ圧縮・梱包後、リサイクル
生ごみ 4,415 細菌を使って発酵させ、発生したガスをエネルギーとして処理工場の設備を稼働。残ったくずは農業用肥料に

生ごみが「エネルギー」に変わるまで

生ごみ処理工場と処理の流れ(画像)

  1. 各集積所から生ごみを搬入
  2. 袋に入った生ごみを細かく砕き、生ゴミと廃プラスチックに選別
  3. 発酵槽でメタン発酵させ、バイオガスを発生
  4. バイオガスをエネルギー源として発電し、工場内の設備で使用(一部は売電)
  5. 発酵後に残ったくずは、加工して農業用肥料に

メタン発酵で生ごみからガスを

Jマテ.バイオマス循環株式会社

代表取締役:青木健さん(右)、取締役工場長:稲葉稔さん(写真)代表取締役:青木健さん(右)、取締役工場長:稲葉稔さん

 当社では、市内の各家庭から排出されるすべての生ごみを受け入れ、処理しています。持ち込まれた生ごみは、細かく砕き、混入したプラスチックを取り除いた後、水と薬剤を混ぜます。次に、36度から39度に保たれた発酵槽の中で細菌を使って約20日間発酵させ、バイオガスを発生させます。発酵槽は、ちょうど人間の胃や腸のようなものですね。
 発生したバイオガスは、設備を動かすための発電機の燃料のほか、発酵槽内を一定の温度に保つためのボイラーの燃料としても使っています。ごみとして出されたものを資源として有効利用することで、二酸化炭素の排出量削減につながっています。

適切な分別で生ごみをエネルギーに

稲葉工場長の説明を聞く津有地区公民館事業参加者の皆さん(写真)

 生ごみの中に燃やせるごみが混ざると、発酵がうまく進まず、エネルギーとなるガスの発生量が減ってしまいます。反対に、燃やせるごみの中に生ごみが混ざれば、焼却する際、水分を飛ばすために余計なエネルギーが必要になりますよね。生ごみを資源として有効利用し、暮らしを支えるエネルギーとして上手に循環させていくため、ごみの適切な分別に引き続きご協力をお願いします。
 当社では、学校や地域の皆さんによる工場見学を随時受け入れ、ごみの資源化について説明しています。お気軽にお問い合わせください。(電話:025-539-1733)

参加者の松矢道夫さん(左)と服部香代子さん(写真)参加者の松矢道夫さん(左)と服部香代子さん

カーボンニュートラルガスで、脱炭素社会に向け歩みを

左:株式会社 有沢製作所 執行役員・生産本部 副本部長 田邉 崇人 さん、右:上越市ガス水道局 経営企画課 副課長 佐藤 丈夫(写真)
左:株式会社 有沢製作所 執行役員・生産本部 副本部長 田邉 崇人 さん、右:上越市ガス水道局 経営企画課 副課長 佐藤 丈夫

「市内企業の脱炭素化を支援」 上越市ガス水道局

 2020年10月、国による「2050年カーボンニュートラル宣言」を受け、市内企業においても脱炭素の取り組みや検討が急ピッチで行われています。
 ガス水道局では、省エネルギー設備の導入や、低炭素化につながる油燃料から都市ガス燃料への転換など、従来から企業への二酸化炭素排出量削減に向けた提案を行ってきました。これに加えて2021年7月からは、脱炭素化に取り組む企業の成長をさらに後押しするため、カーボンニュートラルガスの供給を開始しました。
 今後も、来たるべき脱炭素社会において、都市ガスがエネルギーの選択肢であり続けるよう、都市ガス自体のカーボンニュートラル化に取り組んでいきます。

お気軽にご相談ください

 脱炭素化に向けた取り組みに興味をお持ちの企業の皆さんに、カーボンニュートラルガスの供給のほか、省エネルギー機器の導入、油燃料から都市ガス燃料への更新など、事業内容に合わせてご提案しています。お気軽にお問い合わせください。

「全社を挙げて脱炭素化を推進」 株式会社 有沢製作所

 国のカーボンニュートラル宣言を受け、2020年10月にプロジェクトチームを設置し、電気とガスの脱炭素化に向け検討を始めました。
 電気は、従来からの省エネの取り組みや太陽光発電設備の新規導入に加え、電力会社による再生エネルギー由来の電力を利用することで脱炭素化を達成できると考えました。
 一方で、製品を製造する過程で大量に使用する都市ガスをどうしたらよいか悩んでいたところ、ガス水道局からカーボンニュートラルガスの説明を受け、これが脱炭素化に有効なだけでなく、企業価値の向上にもつながると判断し、県内でいち早く2021年7月に導入しました。

脱炭素化で企業価値の向上を

 近年、消費者の環境意識は急速に高まってきており、当社では、企業価値の向上や製品競争力の強化を目的として脱炭素化に取り組んでいます。2021年6月に策定した施策ロードマップに基づき、国の宣言より20年前倒しとなる2030年度のカーボンニュートラル達成を目指し、今後も積極的に取り組んでいきます。

カーボンニュートラルガスって

カーボンニュートラルガスイメージ画像

天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、森林保全などの取り組みで吸収・削減された二酸化炭素で相殺することにより、地球規模ではこのガスを使用しても二酸化炭素が発生しないとみなされるガスのことです。

にいがた緑の陣

問合せ:環境政策課(電話:025-520-5689)

 上越市は、脱炭素に向けた県の啓発事業「にいがた緑の陣」(外部リンク) <外部リンク>に参加し、グリーンカーテンの普及啓発や地球温暖化をテーマとした学習会を行っています。参加する9市町(各軍)は、ゴーヤのグリーンカーテンの育成や啓発活動を行うことで得られるポイントを競い、優勝を目指します。

上越軍の主な活動

グリーンカーテンの育成

高志小学校のゴーヤのグリーンカーテン育成の様子(「写真)

春日謙信交流館、高志小学校、オーレンプラザの3か所で、ゴーヤのグリーンカーテンを育成しています。高志小学校(写真)では5月に苗植えを行い、6月には、新潟県地球温暖化防止活動推進員から育成のコツなどを学びました。

環境学習会の開催

環境学習会の様子(写真)

地域や学校などに講師が出向き、地球温暖化について学ぶ学習会を実施しています。学習会を通して、一人一人ができることを考えてみませんか。開催を希望する際は、環境政策課へご相談ください。

身近な取り組みが脱炭素につながります

「にいがたゼロチャレ30」(外部リンク)<外部リンク>は、地球温暖化を防止し、自然豊かな環境を将来世代へ引き継いで行くため、一人一人ができる取り組みをまとめたものです。7月号に続き、この中から3つを紹介します。

環境活動に参加しよう

町内や地域のゴミ拾い、植林活動に参加してみましょう。温暖化対策や環境についてみんなでシェア・発信することで、取り組みの輪を広げられます。

公共交通機関や自転車、徒歩で移動しよう

通勤やお出かけの際には、できるだけ徒歩やバス、鉄道、自転車などを利用しましょう。

食料品・日用品はパッケージに付いているマークに注目して購入しよう

環境に配慮している商品には、それを伝えてくれるマークが付いています。マークを商品選びの参考にし、「買うだけでエコ」に取り組みましょう。

8月のトピックス

空き家について考えてみませんか

問合せ:建築住宅課(電話:025-520-5786)

 近年、管理が行き届かない空き家が原因で近所や通行者に迷惑をかけてしまうなど、全国で問題となっています。
 空き家問題は誰にでも起こりうる身近な問題です。家族が集まる機会に、我が家の将来について改めて考えてみませんか。

空き家の管理は所有者などの責任

 空き家は所有者や管理者が適切に管理することが原則です。周囲の生活環境に悪影響を及ぼさないよう、自らの責任で適切に管理する必要があります。空き家を放置したことで、人の生命、身体または財産に危害が及んだ場合、所有者や管理者が損害賠償責任を負うことがあります。

空き家がある場合

次のような被害が出る可能性はありませんか

  • 防災:老朽化による倒壊、屋根トタンや外壁の飛散
  • 防犯:放火による火災、不審者の侵入や治安悪化
  • 衛生:浄化槽の破損などによる臭い、ごみなどの放置によるねずみ、ハエなどの発生
  • 景観:立木やつるが建物を覆うほどの繁茂、敷地内にごみなどが山積のまま放置、壁などの穴
  • その他:雑草・雑木の敷地外への繁茂、動物の鳴き声・ふん尿・繁殖、道路や隣地への落雪
空き家がない場合

次のことは決まっていますか

  • 登記:所有者は正しく登記されていますか。(注)令和6年4月1日から相続登記の申請が義務化されます。
  • 相続後の管理者:所有者の死亡後に相続が適切に行われず、相続人が複数人となり、管理する意識が薄れた実例もあります。今のうちから次の所有者を決めておくとともに、確実な相続を進めましょう。
  • 管理方法:もし空き家となってしまったら、賃貸・売却とするのか、取り壊すのか、どのように管理するのか考えておきましょう。

気軽に相談してください

 所有者や相続人として空き家になる前に行うべき取り組みや、空き家になった後の適切な維持管理、取り壊しなどを考える空き家の対策セミナーや個別相談会を毎年開催しているほか、空き家に関する相談を受け付けています。

上越市 空き家情報バンク(外部リンク)<外部リンク>

8月の空き家無料相談会
  • 空き家の売買や賃貸について不動産事業者が相談に応じます(要申し込み)。
  • 予約時に「空き家登録シート」の提出が必要です。
8月の相談会(日程)
開催日 時間 ところ 問合せ
8月8日(火曜日) 午後1時~5時 建築住宅課 建築住宅課
(電話:025-520-5786)
8月19日(土曜日) 全日本不動産協会上越事務所(栄町2)
8月22日(火曜日) 上越宅建会館(春日野1)

令和6年度採用 市職員を募集します

問合せ:人事課(電話:025-520-5617)

試験職種・受験資格(1つの職種に限り受験可能)

試験職種・受験資格
区分 試験職種 採用予定人数 受験資格

1種(大学卒業程度)

学芸員

(考古学)

1人程度

平成元年4月2日以降に生まれた人で、大学または大学院の史学科その他これに準ずる学科において、考古学、その他これに類する課程等を履修し、学芸員の資格を有する人、または令和6年3月31日までに取得する見込みの人

学芸員

(歴史学)

1人程度 平成元年4月2日以降に生まれた人で、大学または大学院の史学科その他これに準ずる学科において、歴史学、その他これに類する課程等を履修し、学芸員の資格を有する人、または令和6年3月31日までに取得する見込みの人
3種(高校卒業程度) 一般行政 7人程度

平成14年4月2日から平成18年4月1日までに生まれた人

土木 3人程度
障害のある人(高校生を含む) 一般行政 1人程度

次のすべてに該当する人

  • 昭和57年4月2日から平成18年4月1日までに生まれた人
  • 障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳)の交付を受けている人
技能労務職 調理員 2人程度

次のすべてに該当する人

  • 昭和57年4月2日から平成6年4月1日までに生まれた人
  • 調理師の免許を有する人、または令和6年3月31日までに取得する見込みの人
  • 第一次試験日:9月17日(日曜日)
  • 試験会場:市民プラザ
  • 申し込み:7月31日(月曜日)~8月18日(金曜日)の間に、ホームページから原則、電子申請

試験案内書

 7月28日(金曜日)以降、市役所木田第一庁舎の総合案内(1階)と人事課(4階)、各総合事務所、南・北出張所や図書館などの市の主な出先機関およびにいがた暮らし・しごと支援センター(表参道、有楽町)に設置します。また、ホームページからダウンロードできます。

試験の申し込み状況

 8月8日(火曜日)から市ホームページでお知らせします。

上越市役所を目指す人必見

令和6年度採用上越市職員採用ガイド

令和6年度採用上越市職員採用ガイド(表紙写真)
市の組織や職員による職場・業務の紹介、市の主な実施事業や採用実績などを、ぎゅっとまとめました。

上越市職員採用PR動画

上越市職員採用PR動画(サムネイル画像)
市職員のとある1日に密着し、実際の仕事風景や、仕事の魅力・やりがいなどについて生の声を紹介します。

市政トピックス

「移動市長室」を開催します

 市長が地域に赴いて執務を行い、市民の皆さんと個別の面談形式で意見交換します

  • 開催日:8月27日(日曜日)
  • 時間(組) 1組20分:午後2時から5時(6組)、午後6時30分から8時30分(4組)
  • 申込期限:8月14日(月曜日)まで
  • 会場・申し込み・問合せ先:清里区総合事務所(電話:025-528-3111)

  • 清里区にお住まいの人、清里区で勤務、活動している人が対象です。
  • オンライン(Zoom)による参加も可能です。
  • 参加は、事前申込制(抽選)です。(初参加の人を優先)
  • 電話またはホームページからお申し込みください。
  • 申し込みの際、氏名・住所・連絡先のほか、希望の時間、意見交換のテーマ(第7次総合計画の基本目標から1つ選択)および具体的な意見内容をお伝えください。

「市民と市長との対話集会」を開催します (テーマ:通年観光)

1年を通じて観光客を誘客するために必要な取組について、市長と語り合いませんか。

対話集会開催日時・会場
エリア 開催日 時間 会場 テーマ
直江津 8月17日(木曜日) 午後6時30分~8時30分 レインボーセンター 前半:「海のまち直江津」
後半:「鉄道まち直江津」
春日山 8月28日(月曜日) 午後7時~8時30分 上越文化会館 謙信公を感じることが出来る春日山城跡
高田 8月30日(水曜日) 午後6時30分~8時30分 福祉交流プラザ 前半:「城下町高田(町家と雁木)」
後半:「城下町高田(寺町の寺社群)」
  • 市内にお住まいの人、市内に通学・通勤している人が対象です。
  • 1会場につき定員20人(オンライン(Zoom)参加を含む)で行います。
  • 会場で傍聴のみの参加も20人程度可能です(高田は別室)。
  • 「参加」「傍聴のみ」ともに事前申込制(抽選)です。
  • 直江津は8月7日(月曜日)までに、春日山・高田は8月14日(月曜日)までに広報対話課 (電話:025-520-5615)へ電話またはホームページからお申し込みください。

上越市ユニバーサルツーリズム実務人材養成講座開講式 6月18日

開講式の様子(写真)

 年齢や障害の有無にかかわらず、スキーや山歩きなどを誰もが安心して楽める「ユニバーサルツーリズム」を推進するため、1年をかけて専門人材を養成する講座の開講式を安塚コミュニティプラザで行いました。中川市長は19人の受講者に対して、「来年3月までの長丁場になるが、最後まで頑張って知識と技術を習得していただきたい」と話しました。

上越市災害対策本部図上訓練 6月21日

上越市災害対策本部図上訓練の様子(写真)

 大雨の中、地震による土砂災害が発生し、数人が安否不明になった想定で図上訓練を行い、市職員のほか自衛隊、警察、消防、県上越地域振興局の職員など総勢260人が参加しました。
 中川市長は職員に対して、「災害対応の訓練を繰り返し行い、応用力を付けていく必要がある」と訓示しました。

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

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