ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

上越市

サイトマップ

背景色を変える

文字の大きさ

キーワードで探す

現在地トップページ > 広報上越 > 広報上越(2024年5月号 No.1148)Web版

広報上越(2024年5月号 No.1148)Web版

<外部リンク>
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年4月25日更新

特集 通年観光で歴史・文化の伝承を

問合せ:魅力創造課(電話:025-520-5739)

上越市のさまざまなイメージ(画像)

 地域の歴史や文化を観光資源として磨きあげることにより、観光の活性化を図るとともに、持続可能な地域資源として後世に伝承するため、上越市通年観光計画を策定しました。

なぜ、上越市で「観光」に取り組む必要があるの

 上越市を取り巻くさまざまな課題を解決する一つの手段として、「観光」に取り組みます。

担い手不足により、歴史・文化の伝承の危機

上越市の将来推計人口(グラフ図)

 人口減少の影響として、空き家の増加やそれに起因する街並みの喪失、さらには地域経済の規模縮小などが懸念されています。
 また、地域資源を守り、生かす「担い手」も減少していくため、これまで守り伝えられてきた大切な歴史や文化が失われてしまう恐れがあります。

地域課題を解決するための「観光」

年代別に見た5年間の転入超過・転出超過(グラフ図)​出典:平成22年と平成27年の総務省「国勢調査」人口と生残率を用いて推定した値を基に作成

 これらの課題解決に向けて、地域資源を生かした新たな生業創出による歴史・文化の伝承や、交流人口の拡大による消費額の向上が期待できる観光の活性化に取り組む必要があります。
 また、若者が働きたくなる産業や起業しやすい分野の一つとして「観光」の取り組みを推進します。

上越市の観光は、どんな状況なの

旅行消費額が非常に少ない

旅行者1人当たりの平均消費額(図解)

 上越市に訪れた旅行者が市内で消費する金額(旅行消費額)は、全国や新潟県の平均と比べると非常に少なく、特に県外からの日帰り観光客1人当たりの旅行消費額は、県平均の半分以下となっています。
 滞在場所・滞在時間が少ないことが消費場所・消費機会が少ないことにつながっていると考えられます。

現状は「イベント観光」の傾向

令和3年上越市の月別観光入込客数(グラフ図)

「住んでよし」、「訪れてよし」なまちを目指して

 「観光」を手段として、歴史・文化を伝承していくため、その基本方針や目標・さまざまな取り組みなどをまとめた「上越市通年観光計画」を策定しました。本計画に基づき、上越市ならではの歴史・文化の伝承はもとより、市民の皆さんのまちへの愛着や誇りの醸成、さらには、地域資源を生かした生業の創出など、持続可能なまちの形成を目指します。

上越市通年観光計画の概要

  • 計画期間:令和6年度(2024年度)~令和12年度(2030年度)
  • 目指す姿:歴史・文化の伝承
  • 目標(具体的指標):繁忙期(4月、7月、8月)以外の入り込み客数の底上げ
  • 目的(あるべき姿):来訪者が市民の日常に溶け込み楽しむ観光地域
  • 手段(目標を達成するための方法):観光の取り組みを通じて、持続可能なまちを形成(=観光地域づくり)

 まずは春日山・直江津・高田の3つの地域で観光を底上げし、歴史・文化を生かした観光地域づくりと旅行消費額アップに向け集中的に取り組んでいきます。

通年観光の取り組みは3つの重点地域から市全域へ

 観光資源が集中し、広域からの集客が見込める春日山・直江津・高田の3地域から取り組みを進め、その効果が13区など上越市全体に波及するよう取り組みます。

春日山:観光地域づくりコンセプト 義の心と強さに出会う「謙信公の春日山城」

春日山地域の将来のイメージ(写真)

 春日山城は戦国の名将・上杉謙信公の居城です。謙信公も春日山城も、上越の人々にとってシンボル的な存在です。春日山の豊かな自然と風景の中で、謙信公の義の心や強さに出会えます。いつの時代も生きる上で大切なものを学ぶ「謙信公の春日山城」を目指します。

主な施策

  • 植林された杉の伐採
  • 春日山城跡の(仮称)馬場広場改修
  • 総構の堀と土塁を復元
  • 観光拠点となる施設整備

直江津:観光地域づくりコンセプト 直江津 歴史と人情の「日本海うみまち」

直江津地域の将来イメージ(写真)

 みなと町や鉄道の町として繁栄してきた直江津は、日本海の自然や景観に加えて、うみがたりなど新しい文化も生まれています。その歴史と人情を引き継ぎつつ、新しい文化を取り入れ、歴史と新しさが交差する豊かな「日本海うみまち」の暮らしと生業づくりを目指します。

主な施策

  • 直江津屋台会館・海浜公園利活用社会実験・自立的な事業スキームの検討
  • 船見公園環境整備
  • 直江津D51レールパーク拡充整備(鉄道博物館)
  • D51形蒸気機関車75号機 移設・動態保存

高田:観光地域づくりコンセプト 雁木でつながる「花咲く共助の城下町」

高田地域の将来イメージ(写真)

 400年以上の歴史を刻み、寺町などの特徴を有する城下町・高田には、雁木通りに象徴される共助の精神が息づいています。この精神が高田を訪れる人とこの地に暮らす人との縁をつなげ、交流の中から新たな生業と暮らしの花を咲かせる、そんな「花咲く共助の城下町」を目指します。

主な施策

  • 雁木・町家の保全に取り組む持続可能なまちづくり組織の検討
  • 観光案内在り方検討
  • 浄興寺大門通りの景観整備
  • 高田城枡形門再現可能性調査研究

「まちの声」をお聞きしました

  • 埋蔵文化財センターで聞きました
    遠くから来ているので、高速道路から春日山までのルート上や春日山の観光スポットなどに、上越市の特産物などお土産が買える施設があるとうれしいです。(神戸からお越しの周藤さんご家族)
  • 寺町で聞きました
    歴史と文化を感じられるこの寺町周辺で、上越市の特産物を使った、ちょっとした食べ物が楽しめるお店ができたら観光客だけでなく市民もここに訪れる機会が増えると思います。(市内在住の山本さんご夫婦)
  • 郷津海岸で聞きました
    趣味のSUPをするために、ここによく来ています。このすてきな海で気軽に体験できるアクティビティがもっと増えて、賑わいのあるまちになっていくといいですね。(長野からお越しの徳武さん)
  • 直江津三・八の市で聞きました
    観光客が増えると、ゴミのポイ捨てが心配です。人が大勢訪れる場所にはゴミ箱を設置するなど、対策をしてくれるといいですね。(市内在住の中田さん)
  • 春日山神社で聞きました
    春日山神社や春日山の周りを整備するのは良いことですね。私が気に入っているこの神社の雰囲気を損なうことのないよう、景観には気を配って整備を進めてほしいです。(市内在住の吉田さん)
  • 旧今井染物屋で聞きました
    今回が3回目の日本旅行で、高田のまちと直江津の海が見たくて上越に滞在しています。高田は古き良き日本を感じることができ、とてもすてきですね。まちの皆さんもとても親切です。(ドイツからお越しのウェグナーさん)

 令和6年度は、3つの重点地域で事業を実施するための計画を策定します。引き続き、市民の皆さんのご意見をお聞きしながら、各地区の取り組みを進めていきます。

地域包括支援センターにご相談ください

問合せ:高齢者支援課(電話:025-520-7514)

地域包括支援センターでは、身近な地域の相談窓口として、市内12拠点21か所で福祉に関する相談を受け付けています。

地域包括支援センターってなに

  • 市から委託を受けた法人が設置運営する公的な相談機関です。
  • 地域のみなさんが住み慣れた地域で安心して生活できるよう、介護・福祉・保健・医療など、さまざまな相談を受け付けています。

どんなことをしているの

  • さまざまな相談事(総合相談支援業務)
     健康や介護、認知症、障害、ひきこもり、生活困窮などの悩みや問題に対応します。
  • 介護予防の相談(介護予防ケアマネジメント業務)
     自身の健康や介護予防の意識を持ち、できる限り自立した生活を送れるよう、生活や心身の状態に応じた生活支援の計画を作ります。
  • 権利を守ること(権利擁護業務)
     成年後見制度の紹介や虐待の早期発見・予防、消費者被害など、地域で安心して暮らせるよう権利を守ります。
  • 暮らしやすい地域のために(包括的・継続的ケアマネジメント支援業務)
     ケアマネジャーへの支援のほか、さまざまな機関とのネットワークづくりに力を入れます。

相談するには

  • 地域包括支援センターは、お住まいの地区ごとに担当するセンターが異なります。
  • 相談する際は、お住まいの地区を担当する地域包括支援センターへご連絡ください。(担当のセンターが分からない場合は、高齢者支援課(電話:025-520-7514)へご連絡ください。)

新たに「かすが地域包括支援センター」を設置しました

かすが地域包括支援センター

ところ:木田新田1丁目1番3号「上越総合福祉センター」内
担当地区:春日区(電話:025-520-5028)

令和7年度採用市職員を募集します

問合せ:人事課(電話:025-520-5617)

1つの職種に限り受験できます。詳しくは試験案内書をご覧ください。

試験職種・受験資格

 
試験職種 募集人数 受験資格
1種
(大学卒業程度)
一般行政 25人程度 次のいずれかに該当する人
・平成5年4月2日~平成15年4月1日に生まれた人
・平成15年4月2日以降に生まれた人で4年制大学を卒業した人または令和7年3月31日までに卒業する見込みの人
土木 6人程度
建築 2人程度
保健師 2人程度 平成5年4月2日~平成15年4月1日に生まれた人で、保健師の免許を有する人または令和7年3月31日までに行われる保健師国家試験により免許取得見込みの人
臨床心理士・
公認心理師
1人程度 平成2年4月2日以降に生まれた人で、次のいずれかの要件を満たす人
・ 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する臨床心理士の資格を有する人または令和7年3月31日までに取得する見込みの人
・ 公認心理師の資格を有する人または令和7年3月31日までに取得する見込みの人
社会福祉士 1人程度 平成5年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた人で、社会福祉士の資格を有する人、または令和7年3月31日までに取得する見込みの人
2種
(短期大学卒業程度)
保育士 5人程度 平成10年4月2日~平成17年4月1日に生まれた人で、保育士となる資格を有する人または令和7年3月31日までに取得する見込みの人
民間企業等職務経験者 一般行政 10人程度 昭和53年4月2日以降に生まれた人で、民間企業などにおける職務経験年数が通算で3年以上ある人
土木 3人程度
建築 2人程度
保健師 1人程度

申込期間・試験日

申込期間:5月7日(火曜日)~31日(金曜日) 原則、市ホームページからの電子申請による申し込み

一次試験:6月16日(日曜日)1種および民間企業等職務経験者は、申込時に上越会場か東京会場を選択できます。

  • 上越会場:県立看護大学(上越市新南町240)
  • 東京会場:専修大学神田キャンパス(東京都千代田区神田神保町3-8)

試験案内書の設置場所

 試験内容・受験手続などを記載した試験案内書は、4月26日(金曜日)以降、市役所木田第一庁舎1階の総合案内、人事課(同4階)、各総合事務所、南・北出張所や図書館など市の主な出先機関のほか、ハローワーク上越、東京都内のにいがた暮らし・しごと支援センター(大手町、有楽町)に設置します。
 また、市ホームページからもダウンロードできます。

今後の予定

  • 職員採用試験の申し込み状況を、5月17日(金曜日)から市ホームページでお知らせします。
  • 9月29日(日曜日)に以下の職種の試験を予定しています。詳しくは、本紙8月号でお知らせします。
    • 3種(高校卒業程度):一般行政、土木
    • 障害のある人:一般行政
    • 技能労務職:自動車運転手

市政トピックス

東京2020ドイツ交流記念 第1回ジムリーナカップ 3月16日、17日

ジムリーナカップで挨拶をする中川市長(写真)

 東京2020オリンピック・パラリンピックで、ドイツチームのホストタウンになったことを契機に、ドイツとの交流事業に取り組んでおり、その一環として、上越体操場(大潟区)で初めて開催されました。参加した子どもたちは持てる力を十分に発揮し、優勝者にはドイツ体操連盟から寄贈された優勝杯が授与されました。

東頸中学校開校式 4月11日

開校式で挨拶をする中川市長(写真)

 安塚、浦川原、大島の3つの中学校が統合し、新たに設置された「東頸中学校」の開校式が行われました。あいさつに立った中川市長は、新1年生29人を含めた95人の生徒の皆さんに向け、「学校の新たな歴史と伝統を築いていくことを誇りとして、それぞれの夢の実現に向けて希望を持って歩んでください」と励ましました。

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

ページの先頭へ