問合せ:環境政策課(電話:025-520-5689)
私たちの豊かで快適な暮らしは、電気やガスなどのエネルギーを消費することで成り立っています。エネルギーの大半は石油や石炭などを燃やして得ており、その際に二酸化炭素(CO2)が大気に放出されています。近年、生活の利便性・快適性を求めるライフスタイルへの変化などにより、エネルギーの需要がますます高まっている中、これ以上地球温暖化を進行させないためには家庭での省エネが重要です。
この特集では、暮らしの中心である住まいでできる省エネの取り組みを紹介します。
A:家電や照明のほか、冷暖房に多く使われています。
環境政策課 杉沢主事
家庭で消費するエネルギーは、さまざまな家電製品の使用や照明に33%、次いで冷暖房に多く使われています。どちらも、家庭全体で消費するエネルギーの約3割を占めています。
A:まずは窓からの熱の出入りを抑えてみましょう。
環境政策課 瀧澤主事
家庭での省エネの取り組みの一つとして、冷暖房に注目してみましょう。夏は冷房で室内の温度が室外に比べて低くなるため、熱が室外から室内に入ってきます。その熱の約7割は窓から入ってくるものです。冬は反対に、暖房の熱の約6割が窓から逃げていきます。そのため、窓からの熱の出入りを抑えることで、少ないエネルギーで効率よく冷暖房を行うことができ、省エネにつながります。
各家庭で、無理のない範囲でチャレンジしてみましょう。
グリーンカーテンを育てよう
夏の直射日光を遮り、地面からの放射熱も抑えてくれます。また、葉から大気中に放出される水蒸気が、周囲の温度を下げてくれます。
ブラインドなどを取り付けよう
ブラインドは外からの熱を遮断し、カーテンは室内の熱が窓から逃げるのを防ぎます。夏はレースのカーテンで日光を遮るのも有効です。
上の取り組みとあわせてエアコンの使い方も見直してみましょう。
市内のすべての世帯(令和6年5月1日現在77,538世帯)で取り組むと、杉の木約8万本分が吸収するCO2の量と同じに。(杉の木1本の年間のCO2吸収量14Kg)
住まいのリフォームを検討している人は、窓を「複層ガラス」や「二重サッシ」へ変更することを検討してみましょう。また、屋根や床などに断熱材を入れると、さらに気密性・断熱性を高めることができます。
ZEHとは、住まいの断熱性・省エネ性能を高め、太陽光発電などでエネルギーを作ることで消費エネルギー量をおおむねゼロ、またはゼロ以下にする住宅のことです。家を新築、改築する際に検討してみましょう。
サッシの取り付けや断熱材の充填などリフォーム工事経費の一部を補助します。
問合せ:建築住宅課(電話:025-520-5786)
国や県の補助金を活用してZEHを建築し、太陽光発電設備を設置する人に補助金を交付します。
問合せ:環境政策課(電話:025-520-5689)
省エネの取り組みは、一人では効果が少ないように感じますが、みんなで取り組めば大きな成果となります。未来のために、できることから取り組みましょう。
問合せ:地域政策課(電話:025-520-5672)
市内全28の地域自治区ごとに地域の課題解決や活性化に向けた議論・検討を行う地域協議会委員の任期満了による改選が行われました。令和6年4月29日から令和10年4月28日を任期とする新委員380人が決定し、5月8日にリージョンプラザ上越で各委員へ任命書が交付されました。
今回選任された委員からは、地域に暮らす住民の目線で、地域の課題解決や活性化について話し合い、地域の団体などと連携しながら解決に向けて取り組んでいただきます。
地域協議会の会議は、どなたでも傍聴できます。
会議の開催日程や場所は、市ホームページをご覧ください。また、会議の会議録や地域協議会の活動状況を掲載した各区の「地域協議会だより」は市ホームページで公開しています。
選任結果の概要
岩野 太樹さん(大島区地域協議会)
今回、前委員から声を掛けていただいたことをきっかけに、自分が生まれ育ったこの地域に何か恩返しができたら、という思いから、地域協議会委員に応募しました。
山間地に位置する大島区は、住民同士は顔の見える関係であり、団結力がある地域です。地域協議会では、委員みんなで大島区を盛り上げるための議論をしていきたいと思っています。
また、私は学生の頃から体を動かすことが好きで、今では仕事の傍ら、小学校のスポーツクラブ活動の講師をしています。これから委員として活動するにあたり、自分がこれまで関わってきたスポーツや地域活動の経験を生かしながら、大人も子どもも元気に過ごせる地域になるように取り組んでいきたいです。
日向 こずえさん(高士区地域協議会)
自分が生まれ育った高士区で、自分の子どもたちがこの先も住み続けられる地域にするために何かしたい、という気持ちから応募し、今期で3期目となります。
高士区は自然にあふれる地域ですが、若い世代が住み続けるには、子どもを連れて集える場が必要と考え、地域協議会ではこれまで、旧高士スポーツ広場の活用について住民の皆さんと意見交換や、委員全員で話し合いを行った結果、高士区の皆さんの思いを「意見書」という形で市長へ提出することができ、心からよかったと思っています。
これまでの委員としての経験を生かし、もっと地域をよくするためにできることがあると考えています。今期は、新しい委員の皆さんをはじめ、委員全員で地域への思いを語り合うことからスタートし、新しい意見も取り入れて、多様な視点から地域を捉え活動していきたいですね。
問合せ:広報対話課(電話:025-520-5615)
市の基本的な計画や重要な条例などの立案等の段階で、市民の皆さんから広く意見を募るとともに、寄せられた意見について意思決定を行い、その結果と市の考え方を公表する一連の制度です。
上越市パブリックコメント条例に基づき、令和5年10月1日から令和6年3月31日までの運用状況を公表します。
上越市過疎地域持続的発展計画変更(案)
上越市いじめ防止基本方針(案)
上越市障害者計画・第7期障害福祉計画・第3期障害児福祉計画(案)
上越市第9期介護保険事業計画・第10期高齢者福祉計画(案)
上越市第2次健康増進計画(案)
上越市第2次歯科保健計画(案)
上越市第2期自殺予防対策推進計画(案)
上越市公共施設等総合管理計画(基本方針)(改訂案)
上越市国民健康保険第3期保健事業実施計画(データヘルス計画)・第4期特定健康診査等実施計画(案)
上越市子ども読書活動推進計画(第4次)(案)
第2次上越市総合公共交通計画(後期再編計画)(案)
上越市通年観光計画(案)
これらの案件については、法令などにより縦覧その他パブリックコメントと同等の効果を有すると認められる手続きが義務付けられていることや、市民の生活および事業活動に影響を及ぼさない軽微なものであったことから、パブリックコメントを実施しませんでした。
計画や条例の案の公表場所や意見の提出期限などは、随時、広報上越や市ホームページでお知らせします。市民参加によるまちづくりに向け、積極的にご意見をお寄せください。
問合せ:財政課(電話:025-520-5637)
市は、「上越市財政状況の公表に関する条例」および「地方公営企業法」に基づき、予算の執行状況や一時借入金の状況などを年2回公表しています。今回は、令和5年度予算について、令和6年3月末現在の財政状況をお知らせします。市の入出金の締め切りが5月末のため、収入、支出額共に今後増えます。なお、令和5年度決算の概要は10月号でお知らせします。
詳しくは、「広報上越」による財政状況報告(財政課)のページをご覧ください。
市の友好都市であるオーストラリア・カウラ市のルース・フェイガン市長をはじめとする訪問団が来越し、かつての直江津捕虜収容所跡地である平和記念公園(川原町)などを訪れました。フェイガン市長は「戦争により両市で起きた悲劇を経験し、私たちは永続的な友情を築き、許しと和解を世界に示してきた。両国間に再び戦争を起こさないよう努力しましょう」と述べました。
通訳などを通じて外国人市民を支援する「地域外国人支援協力員」として、フィリピン出身の橋ジョイスさんが就任しました。
中川市長は「橋さんの活躍によって外国人の子どもたちが健やかに育ち、このまちに定着してくれることを期待しています」と話しました。