問合せ 文化振興課(電話 025-520-5628)
今年は、「日本近代郵便の父」といわれる前島密が生まれてから190年です。
今号では、津有区下池部出身で日本の近代化に大きく貢献した密の功績と、市内での顕彰の取り組みについて紹介します。
前島密(1835年から1919年)「若き日の前島密の肖像画」(前島記念館所蔵)
前島密(幼名:上野房五郎)は1835年(天保6年)、下池部で生まれました。高田藩の藩医であった叔父の影響で医学を志した密は、12歳になるとオランダ医学を学ぶため、一人江戸に旅立ちました。
江戸では知り合いもなく、飢えと寒さに耐えながら勉学に励みました。
1853年(嘉永6年)の黒船来航は密に大きな衝撃を与え、日本は西洋の技術や制度を学び、「近代国家を目指すべきだ」と考えました。そのために、函館から九州まで自分の足で歩き、蘭語、英語、機関学や測量術、銃砲、用兵学など、広い分野の学問や知識を習得しました。
1869年(明治2年)、密は明治政府から出仕(しゅっし)を要請され、大隈重信(おおくましげのぶ)が主導する民部省(みんぶしょう)の改正掛(かいせいかかり)に勤めることとなりました。改正掛では、渋沢栄一を中心に旧来の制度を改革し、近代国家を建設するための企画立案が行われ、通信や交通など現代社会の基盤となっています。
詳しくは、前島密年譜(日本郵政・外部リンク)<外部リンク>
密が残した功績の中で最も有名なのが、郵便制度の創設です。密はイギリスで郵便事業を見聞してきた経験を生かし、明治初期に日本の近代郵便制度を創設しました。全国の人々が手紙や情報を効率よくやり取りし、地域間の連携が進む重要な基盤を築きました。また、「郵便」「切手」「はがき」という名称も選定しました。
「前島密一代記」(郵政博物館提供)
など
詳しくは、前島密(日本郵政・外部リンク)<外部リンク>
主な活動は、前島密の業績や足跡を調べ、密の人生そのものを調査研究することです。
市内に残された密に関する書物や手紙などを収集し記録するとともに、全国各地にある密の足跡を調査しています。調査した内容をもとに、市民の皆さんに密の功績などを伝えるため、年に一度講演会を開催しています。また、各地で密の顕彰に取り組んでいる皆さんと交流しており、毎年密の命日には、横須賀市の浄楽寺で行われている墓前祭に参加しています。
青年時代もさまざまなことに挑戦していた密のように自分から旅立ったり、何かをつかもうとしてやりぬく気概を、今の若い皆さんにも持ってもらいたいです。まずは「冒険」に出てみて欲しいです。
前島記念館は、下池部にあった密の生家跡に1931年(昭和6年)11月7日に建てられました。密の功績などを分かりやすく紹介しており、小・中学校の授業での利用をはじめ、幅広い世代に来館いただいています。
密の功績が現代社会に与えた影響はとても大きく、今の私たちの生活はその上に成り立っているとも言えます。理想の社会を築くため、人とのつながりを大事にした密の生き様や考え方に、より多くの市民の皆さんから触れてもらいたいです。
前島記念館
市内全ての小学校・特別支援学校の小学4年生から6年生の児童を対象に、家族やお世話になっている人に思いを伝える「『前島密とふれあう』ふれあいハガキ」のコンクールを行っています。今年で20回目を迎えるこのコンクールは、「手書きだからこそ伝えられる思いがある」と、多くの人から喜ばれています。
前島密はたくさんの功績を残し、中でも、直江津と新潟を結ぶ北越鉄道の開通など、故郷である上越のためにもさまざまな取り組みを行いました。子どもたちが将来上越を離れたとしても、故郷に思いをはせ、密のように「故郷のために何かしたい」と思ってもらえるきっかけになればうれしいです。
郵便制度の創始者である前島密の「人のために」という精神を受け継いで、郵便局員一人一人が日々の業務に取り組んだり、局長会のボランティア活動として高齢者世帯の雪ほりや老人福祉施設の清掃などを行ったりしています。
また、郵便局が中学生の職場体験を受け入れた際には、前島記念館を訪れ、さまざまな功績を残した上越市出身の偉人について改めて知ってもらう機会としているほか、顕彰を行う各団体の皆さんと協力して活動を行っています。
局長会としても、「人のため」という考え方のもと、これからも地域貢献を行っていきたいですし、皆さんにも密のような考え方を大切にしてほしいと思います。
日本に郵便の仕組みを築き、現在も「1円切手の人物」として前島密を知っている人は多いですが、その他にもさまざまな功績を残していることを知っている人は、市民にも少ないと思います。
密の功績をもっと世に広めたいという思いで、令和5年に密の思いを継承する9つの団体が集まって実行委員会を設立し、これまで密を題材とした創作落語や講演会、ホームページの立ち上げなどを行ってきました。
生誕190年の今年のテーマを「あなたへ手渡すバトン、生誕200年へ」とし、次の世代にバトンを渡していきたいという思いから、中学生との創作劇を企画しました。この劇を上演する「生誕190年を祝う会」にぜひご来場いただき、切手の人物というだけでなく、密の他の側面も皆さんに知っていただきたいです。
また、生誕200年に向けて大河ドラマ化を目指して行きたいと思っています。そのためにも広く市民や世間に前島密についてアピールし、まずは地元から機運を盛り上げていきたいです。
とき 9月27日(土曜日)午前11時から午後4時30分
ところ リージョンプラザ上越
内容
その他
観覧は無料ですが、上越市・妙高市・糸魚川市の各郵便局で配布している整理券が必要です。また、下記のリンク先からも、申し込み可能です。
創作劇を応援いただくクラウドファンディングを実施中です。詳しくは、下記のリンク先をご覧ください。
問合せ
実行委員会事務局 竹内さん(電話 090-8599-2344)
前島密生誕200年へ(外部リンク)<外部リンク>
劇の練習風景
密の青年時代からの冒険を描いた創作劇です。雄志中学校の生徒2人と春日中学校の生徒1人が各時代の前島密を演じます。
演出は、俳優の鈴木一功さんが行います。
密は、自分と同じくらいの年で江戸に出て医学を学んだ行動力がすごいと思いました。当日劇を見に来てくれる皆さんに、密についてもっと知りたいと思ってもらえるよう、演技したいです。
自分の理想を叶えるため、信念をもってさまざまなことを学んだ密の姿勢を尊敬しています。今回の劇では、密について知らない人にも、密の夢に向かって進む姿を見てもらいたいです。
密は縁の下の力持ちで、他人のために陰ながら努力していたところがかっこいいと思いました。ぜひ、劇を見にきていただき、密が、郵便事業以外にもさまざまなことに挑戦していたということを知ってほしいです。
問合せ:問合せ ガス水道局 渇水対策本部(電話 025-520-7515)
正善寺ダムの水位低下に伴い、市では、7月15日以降、市民ならびに事業者の皆様に節水へのご協力をお願いしてきました。
皆様のご協力により、水の需要期にもかかわらず、大幅に配水量が減少しています。本当にありがとうございます。
節水の取り組みの効果により、夏場の断水を回避することができました。当面は断水を回避できる見込みですが、断水のおそれがある場合は、14日前までに公表いたします。
ご不便をおかけしますが、断水を回避するため、引き続き節水にご協力をお願いいたします。
詳しくは、渇水対策
給水スポットを利用する皆様(教育プラザ)
7月23日(水曜日)から29日(火曜日)
毎年7月23日から29日の7日間開催される上越まつりは今年第50回の節目を迎えました。50回の祭りをつないできた多くの人たちの熱気で、まちは大いににぎわいました。
24日(木曜日)高田祇園神輿宮入り(神輿と太鼓の競演)
25日(金曜日)高田祇園祭大民踊流し
26日(土曜日)直江津祇園祭大花火大会
29日(火曜日)御餞米(おせんまい)奉納
7月12日(土曜日)から8月17日(日曜日) 鵜の浜海水浴場(大潟区九戸浜)
海岸浸食により、昨年は範囲を狭めて開設しましたが、今年は砂を搬入し、例年の規模で開設できました。夏の楽しみを求めて、県内外から多くの人が訪れ、砂浜には色とりどりのテントが並びました。
7月12日(土曜日) 小川未明文学館
平和展の開会に当たり、戦時中、東京都葛飾区から旧高田市への集団疎開を経験した人をお招きし、講話会を開催しました。貴重な体験談に多くの人が耳を傾けていました。
7月19日(土曜日)から8月24日(日曜日) 高田城址公園
高田城址公園の外堀約19haを埋め尽くす紅白の蓮の観賞に、たくさんの人が訪れました。浴衣を着て散策する親子や写真を撮る人など、思い思いに夏の風物詩を楽しんでいました。
7月19日(土曜日) オーレンプラザ
戦後80年、非核平和友好都市宣言30周年事業として、原爆投下で被災したピアノによるコンサートが開催されました。平和への思いが込められた音色と歌声が会場に響きました。
7月20日(日曜日) 久比岐自転車道など
上越地域3市の海・里・山を巡る環境スポーツイベントが開催されました。参加者たちは、補給スポットで振る舞われた上越の特産品で疲れを癒しつつ、大自然の中での競技を楽しみました。
7月26日(土曜日) あるるん畑(大道福田)
夏が旬の枝豆、なますカボチャ、高田シロウリの試食品が提供されました。試食品のレシピを持ち帰る来場者もおられるなど、「上越野菜」のおいしさを知っていただくきっかけとなりました。
7月26日(土曜日)から8月30日(土曜日) 棚田(牧区泉)
泉地区の美しい棚田に2千個のLEDライトが灯る幻想的な風景を、市内外から多くの人が見に訪れました。週末には地元の有志によるナイトマルシェも行われ、多くの人でにぎわいました。
7月27日(日曜日) 白田邸(頸城区森本)
参加者は、用意された色とりどりの浴衣の中から好みのものを着付けてもらい、笑顔がこぼれていました。国登録有形文化財である白田邸を散策し、庭の花で一輪挿し体験を楽しみました。
7月30日(水曜日) 名立地区公民館(名立区名立大町)
小学生が小学校の元校長先生に相談しながら、持参した夏休みの宿題に取り組みました。考え込んだときには先生からアドバイスをもらい、解き方が分かるとスラスラと鉛筆を走らせていました。
8月1日(金曜日) 直江津港
直江津港の中央ふ頭で、同船の初入港を記念する式典を開催しました。クルーズ船員に対し、県上越地域振興局長や市長から特産品や記念品の贈呈があり、今回の寄港を歓迎しました。
8月2日(土曜日) 光ヶ原高原(板倉区関田)
平場に比べて涼しい気候の中、子どもたちは元気いっぱいに駆け回っていました。芝そりや屋外サウナ体験、釜炊きご飯の試食会など、たくさんのイベントを大人も子どもも楽しんでいました。
8月6日(水曜日) 安楽寺(中郷区二本木)
夏休みの子どもたちの居場所づくりや世代間交流を目的に実施しました。子どもたちは工作やヨガなどを楽しみ、地域の人たちが作った料理を食べて大満足の様子でした。