大池から望む雁金城跡全景(1枚目)、登り口入口の看板(2枚目)
雁金城跡本丸の様子(3枚目)、一番高い狼煙台からの眺め(4枚目)
雁金城跡は別名雁ヶ音城・花ヶ崎城ともいい、標高156メートルの中世の山城です。
山頂付近の狼煙台からは、北方に大池、小池、日本海、大潟区朝日池、頸城区の水田地帯、西方に春日山城跡、南方に妙高山・焼山などの県境に連なる山々、東方に浦川原の村々が眺望できます。
雁金城は南北朝時代、直峰城主風間信濃守信昭の軍事下に属し、上杉謙信公の時代には、謙信公の家臣が守り、春日山城の支城としての役目を果たしたと考えられています。城下に通る花ヶ埼街道(直江津の越後府中から直峰城に通ずる道)を監視する要衝に位置し、郭や空堀等がよく残っています。
浦川原区、頸城区両地域の会員が属する雁金城跡保存会によって、山道や周辺の保存・整備が行われており、謙信公祭での狼煙上げ、地域住民を対象とした歴史講座なども行われています。
雁金城跡保存会
雁金城跡とその周辺(荒沢不動尊、大池小池の自然公園)の史跡を整備保存し会員の親睦と知識の高揚を図り多くの市民が参画し地域振興に貢献することを目的に会を設立しました。
これまで、各区の故郷会や区のイベントなどに積極的に参加し、地域の観光、憩いの促進に協力しています。また、観光客や見学者などの方が安全に見学できるよう、安全対策の整備を行い、最近は大池側からの急峻箇所の登山道の整備に重点を置いています。そのほか、山城の魅力が更に高まるように、現地に案内板やマップ、資料設置箱を設置しています。
標高156メートルの雁金城跡の狼煙台は頸城区で一番高いスポットです。そこからの眺望は素晴らしく、大池・小池はもちろん、遠くは日本海、佐渡、LNG火力発電所が一望できます。
山城めぐりを楽しみにしている方がおられることは私たちにとっても嬉しいことです。
私たちの活動に興味のある方はぜひ会員になってい頂けると有難いです。どなたでも可能です。頸城区観光協会(電話:025-520-6121)にお問い合わせください。
「上越市「地域の宝」を認定しました」をご覧ください。