土塁遺構上にそびえる秋の大ケヤキ(1枚目)、落雷に合い空洞化した幹(2枚目)、地域の子どもたちへの説明(3枚目)
大ケヤキと周辺の美化活動(4枚目)、大ケヤキ周辺の景観(5枚目)説明看板(6枚目)
北陸新幹線上越妙高駅近くの大和神社境内一帯は、南北朝時代に南朝方の村山氏が居城「今泉城」を構えた地とされ、境内地には土塁(どるい)遺構が残り、当時の石仏もみられます。
今泉城跡の土塁遺構上にそびえる今泉城跡の大ケヤキは、幹周り6.6メートル、樹高27メートルの巨樹で、上越妙高駅と共に歩む会が行った科学的調査により、樹齢350年以上ということがわかりました。100年以上前にあったとされる落雷の被害により、幹の芯部から東側全体は焼けて空洞化していますが、たくましく成長を続けています。
大ケヤキは、環境省が自然環境保全基礎調査として、全国の巨樹・巨木林の調査結果を収集する「巨樹・巨木林データベース」に登録されています(平成31年3月15日のコラムにて石平会長のコメントが紹介されています)。
上越妙高駅と共に歩む会
私たちは、北陸新幹線の上越妙高駅が所在する町内会有志の集まりです。
2015年の新幹線開業を契機に、駅中及び駅周辺の賑わいづくりと地域の活性化を目指して様々な活動を行っています。その一つとして地域資産である大ケヤキを保護活用する事業を展開し全国に情報発信しています。
お陰さまで、市内はもちろんのこと、新幹線で全国各地から訪れていただいています。駅から歩いて5分。瀕死の災禍にも打ち克ってたくましく成長するこの巨樹のパワーに、あなたも触れてみませんか。
「上越市「地域の宝」を認定しました。」をご覧ください。