死亡している野鳥を発見しても、すぐに高病原性鳥インフルエンザを心配する必要はありません
野鳥が死亡する原因は様々です。餌がなく衰弱したり、電線に触れたり、他の動物に襲われたりして死亡することが多くあります。
自宅敷地等で死んでいる野鳥を見つけた場合は、細菌や寄生虫に感染しないよう素手で触らずに新聞紙等で包み、ビニール袋に入れて封をして、燃やせるごみとして出してください。
処理した後は、手洗いとうがいをしてください。
鳥インフルエンザの検査が必要な場合
感染しやすい猛禽類、ハクチョウなどの水鳥や多数の鳥が死んでいる場合などは、感染の有無を検査する必要があります。
現在の全国での対応レベルは「3」(国内複数個所発生時)のため、検査優先種1の野鳥が1羽以上、検査優先種2の野鳥が1羽以上、検査優先種3の野鳥が3羽以上、その他の種の野鳥が5羽以上、同一場所で死亡している場合などに検査が必要となります。
(検査優先種は、環境省が鳥インフルエンザに感染する可能性が高い種を指定しています。)
このような場合は、下記に連絡してください。
検査優先種1
- (カモ目カモ科)ヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、コクチョウ、コブハクチョウ、コハクチョウ、オオハクチョウ、オシドリ、ヒドリガモ、キンクロハジロ
- (カイツブリ目カイツブリ科)カイツブリ、カンムリカイツブリ
- (ツル目ツル科)マナヅル、ナベヅル
- (チドリ目カモメ科)ユリカモメ
- (タカ目タカ科)オオジロワシ、オオタカ、ノスリ
- (ハヤブサ目ハヤブサ科)ハヤブサ
- 重度の神経症状が観察された水鳥類
検査優先種2
- (カモ目カモ科)マガモ、オナガガモ、トモエガモ、ホシハジロ、スズガモ
- (タカ目タカ科)オオワシ、クマタカ
- (フクロウ目フクロウ科)フクロウ
検査優先種3
- (カモ目カモ科)カルガモ、コガモ等(検査優先種1、2以外全種)
- (カイツブリ目カイツブリ科)ハジロカイツブリ等(検査優先種1、2以外全種)
- (コウノトリ目コウノトリ科)コウノトリ
- (カツオドリ目ウ科)カワウ
- (ペリカン目サギ科)アオサギ
- (ペリカン目トキ科)クロツラヘラサギ
- (ツル目ツル科)タンチョウ等(検査優先種1、2以外全種)
- (ツル目クイナ科)オオバン
- (チドリ目カモメ科)ウミネコ、セグロカモメ等(検査優先種1、2以外全種)
- (タカ目ミサゴ科)ミサゴ
- (タカ目タカ科)トビ等(検査優先種1、2以外全種)
- (フクロウ目フクロウ科)コミミズク等(検査優先種1、2以外全種)
- (ハヤブサ目ハヤブサ科)チョウゲンボウ等(検査優先種1、2以外全種)
- (スズメ目カラス科)ハシボソガラス、ハシブトガラス
その他の種
連絡先
- 上越地域振興局 健康福祉環境部 環境センター 環境課(電話:025-524-4237)
- 上越市 環境政策課または各総合事務所