感震ブレーカーは、地震の強い揺れを感知して、電気を自動的に遮断する機器です。大きな地震が発生した時に、家に居る人がブレーカーを落としたり、電気製品のコンセントを抜かなくても、電気火災の発生を防ぐことができます。ぜひ、住宅への設置を検討してください。
阪神淡路大震災、東日本大震災など大きな地震後に発生した火災は、約6割が電気に原因しています。電気火災を防ぐ手段の一つが「感震ブレーカー」です。
感震ブレーカーには、「分電盤タイプ」、「コンセントタイプ」、「簡易タイプ」等の種類があります。各機器の特徴や注意点がありますので参考にしてください(内閣府、消防庁、経済産業省「感震ブレーカー普及啓発チラシ」 [PDFファイル/383KB]より抜粋)。
分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し、ブレーカーを切って電気を遮断します。
費用:約5~8万円(標準的なもの)(電気工事が必要)
分電盤に感震機能を外付けするタイプで、センサーが揺れを感知し、ブレーカーを切って電気を遮断します。(漏電ブレーカーが設置されている場合に設置可能)
費用:約2万円(電気工事が必要)
コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、コンセントから電気を遮断します。
費用:約5千円~2万円程度
ばねの作動や重りの落下などによりブレーカーを切って電気を遮断します。
費用:約2~4千円程度。ホームセンターや家電量販店で購入可能(電気工事不要)
「感震ブレーカー」の詳細は、上越地域消防局が作成した動画をご覧ください。動画のお問い合わせは、上越地域消防局予防課(電話:025-545-0230)にお願いします。