台風とは
熱帯低気圧(熱帯地方の海上にできる低気圧)の中心付近の最大風速が17m/s(メートル毎秒)以上のものを「台風」と呼んでいます。その発生数は年間平均25個前後で、日本に上陸するのはそのうち約3個。6月から10月にかけて多く発生しますが、日本に上陸しやすくなるのは8月末から9月にかけてとなっています。台風による雨や風は、進路によっては想像以上の被害をもたらしますので、十分な事前対策が必要です。
台風の大きさと強さ
気象庁は台風の勢力を示す目安として、次のとおり風速(10分間平均)をもとに台風の「大きさ」と「強さ」を表現しています。
台風の大きさ
- 大型(大きい):風速15m/s(メートル毎秒)以上の半径500km以上~800km未満
- 超大型(非常に大きい):風速15m/s(メートル毎秒)以上の半径 800km以上
台風の強さ
- 強い:33m/s(メートル毎秒、64ノット)以上~44m/s(メートル毎秒、85ノット)未満
- 非常に強い:44m/s(メートル毎秒、64ノット)以上~44m/s(メートル毎秒、85ノット)未満
- 猛烈な:54m/s(メートル毎秒、105ノット)以上
正しい情報を
台風などの風水害は、進路や勢力などの予想がしやすいため、テレビやラジオなどで正確な情報をしっかり入手しましょう。台風が発生しているときに、台風の72時間進路予報が発表されます。更新頻度は、1日4回(午前4時頃、午前10時頃、午後4時頃、午後10時頃)です。
わが家の台風対策
屋内では
- 停電に備えて懐中電灯や携帯ラジオの準備を。
- 避難に備えて非常持出品の準備を。
- 台風情報を注意深く聞く。
- むやみ外出しない。
- 飲料水を確保しておく(断水などの恐れが)。
- 浸水などの恐れがあるところでは、家財道具や食料品・衣類・寝具などの生活用品を高い場所へ移動。
- 病人や乳幼児、身体の不自由な人などを安全な場所へ。
屋根
- 瓦のひび・割れ・ずれ・はがれはないか。
- トタンのめくれ・はがれはないか。
ベランダ
窓ガラス
- ひび割れ、窓枠のがたつきはないか。また強風による飛来物などに備えて、外側から板でふさぐなどの処置を。
外壁
- モルタルの壁に亀裂はないか。
- 板壁に腐りや浮きはないか。
雨どい・雨戸
- 雨どいに落ち葉や土砂が詰まってないか。継ぎ目のはずれや塗装のはがれ、腐りはないか。
- 雨戸にガタツキやゆるみはないか。