令和6年夏以降の大幅な需要の増加に伴う子宮頸がん予防ワクチンの限定出荷等により、接種を希望しても受けられなかった人がいる状況を踏まえ、キャッチアップ接種期間中(令和4年4月1日~令和7年3月31日)に1回以上接種した人が、全3回の接種を公費で完了できるようになりました。
子宮頸部(子宮の入り口)にできる子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で引き起こされる病気です。
発がん性HPVには15種類ほどのタイプがあり、その中でもHPV16型、18型は子宮頸がんから多くみつかるタイプです。 子宮頸がん予防ワクチンはHPV16型、18型などの感染を防ぐことができるワクチンであり、発がん性HPVに感染する可能性が低い10代前半に子宮頸がん予防ワクチンを接種することで、より効果的に予防できるものです。
小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女性
子宮頸がん予防ワクチンは、サーバリックス(グラクソ・スミスクライン株式会社)、ガーダシル(MSD株式会社)、シルガード9(MSD株式会社)の3種類があり、予防できるHPVの種類が異なります。 医師と相談のうえ、接種するワクチンを決めてください。
一定の間隔をあけて、同じワクチンを2回または3回接種します。接種するワクチンの種類や年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。
3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。
ワクチン接種後に気になる症状が現れた場合、それ以降の接種をやめることができます。
ワクチン | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|---|
サーバリックス |
接種 | 1回目から1か月の間隔をおいて接種 |
1回目から6か月の間隔をおいて接種 ただし2回目の接種から2か月半以上の間隔をおく |
ガーダシル |
接種 | 1回目から2か月の間隔をおいて接種 |
1回目から6か月の間隔をおいて接種 ただし2回目の接種から3か月以上の間隔をおく |
シルガード9 |
15歳になるまでに接種 |
1回目から6か月の間隔をおいて接種 | (注1) |
15歳になってから接種 | 1回目から2か月の間隔をおいて接種 |
1回目から6か月の間隔をおいて接種 ただし2回目の接種から3か月以上の間隔をおく |
ワクチン | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|---|
サーバリックス |
接種 | 1回目から1か月以上の間隔をおいて接種 | 1回目から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて接種 |
ガーダシル |
接種 | 1回目から1か月以上の間隔をおいて接種 | 2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて接種 |
シルガード9 (9価) |
15歳になるまでに接種 | 1回目から5か月以上の間隔をおいて接種 | (注1) |
15歳になってから接種 | 1回目から1か月以上の間隔をおいて接種 | 2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて接種 |
接種希望日の1週間前までに、医療機関に予約をして接種を受けてください。
令和7年度上越市個別予防接種医療機関一覧(小学生以上) [PDFファイル/160KB]
事前に申請が必要です。詳しくは「予防接種を受けましょう」の委託医療機関以外の病院での接種をご確認ください。
ワクチンの接種によって医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害を残すなどの健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づく健康被害救済制度を受けることができます。また、定期予防接種以外の予防接種法に基づかない任意の予防接種によって健康被害を受けた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済を受けることができます。
予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省ホームページ・外部リンク)<外部リンク>
医薬品副作用被害救済制度について(独立行政法人医薬品医療機器総合機構・外部リンク)<外部リンク>