複式学級がすでに存在する学校と今後おおむね5年以内に生じることが見込まれる学校の保護者や地域住民を対象に、児童生徒数の推移見込みをお知らせし、学校の適正配置に向けた意見交換を行っています。
子どもたちにとって望ましい学習環境となるように、保護者や地域住民とともに考えていきます。
更新情報
平成22年3月に上越市立小中学校適正配置基準を策定してからこれまでに、6件の学校統合がありました。
- 黒川小学校と下黒川小学校の統合(編入統合)
黒川小を閉校し、平成25年4月に、下黒川小学校に統合しました。
- 桑取小学校と谷浜小学校の統合(新設統合)
桑取小学校と谷浜小学校の両校を閉校し、平成25年4月に、新たな谷浜小学校として統合しました。
- 下保倉小学校、末広小学校及び中保倉小学校統合(新設統合)
下保倉小学校、末広小学校及び中保倉小学校をすべて閉校し、平成29年4月に、下保倉小学校の校舎を使用して浦川原小学校として統合しました。
- 春日新田小学校の一部と小猿屋小学校の統合(分離・新設統合)
春日新田小学校に通う学校区の一部を分離、また、小猿屋小学校を閉校し、平成30年4月に、有田小学校として学校区を設定し、校舎を新築して統合しました。
- 針小学校、宮嶋小学校及び山部小学校の統合(新設統合)
針小学校、宮嶋小学校及び山部小学校をすべて閉校し、令和3年4月に、針小学校の校舎を使用して板倉小学校として統合しました。
- 古城小と直江津小学校の統合(編入統合)
古城小学校を閉校し、令和4年4月に、直江津小学校に統合しました。
- 安塚中学校、浦川原中学校及び大島中学校の統合(新設統合)
安塚中学校、浦川原中学校及び大島中学校をすべて閉校し、令和6年4月に、浦川原中学校の校舎を使用して東頸中学校として統合しました。検討経過は、以下の3区中学校統合実行委員会たよりをご覧ください。
(3区中学校統合実行委員会たより)
今後の取組
里公小学校、上杉小学校及び美守小学校の統合
里公小学校、上杉小学校及び美守小学校を閉校し、令和7年4月に新設校として統合します。
統合に向けて、三和区の関係者による「三和小学校統合実行員会」を設置して学校づくりに関する具体的な内容について検討を進めています。
検討状況は、下記の三和小学校統合実行委員会からのお知らせをご覧ください。
三和小学校統合実行委員会からのお知らせ
諏訪小学校及び戸野目小学校の統合
諏訪小学校を閉校し、令和7年4月に戸野目小学校に編入統合します。
統合に向けて、諏訪小学校と戸野目小学校の関係者が統合に関する具体的な内容について検討を進めています。
検討状況は、下記の諏訪小学校及び戸野目小学校の統合に関するお知らせをご覧ください。
諏訪小学校及び戸野目小学校の統合に関するお知らせ
学校適正配置に関するQ&A
Q.統合までのスケジュールは
- A.学校や地域より異なりますが、2~3年程度かけて保護者や地域住民と意見交換やアンケートを行って統合するかどうか検討します。その結果、統合することとなった場合、手続きや準備にさらに2年程度かかります。
Q.児童生徒数が何人になったら統合するのか
- A.明確な基準はありませんが、複式学級がすでに存在する学校と今後おおむね5年以内に発生が見込まれる学校は、統合も視野に入れて、保護者や地域住民と意見交換を行っています。
Q.統合となる場合、通学用のスクールバスは出してもらえるのか
- A.統合が決まった後、統合に必要な内容を検討する組織を立ち上げ、保護者と相談しながら通学方法を決めます。これまでの統合事例のほとんどでスクールバスを運行しています。
Q.統合した学校で子どもたちに変化は見られたか
- A.直近では、令和3年4月に板倉区内の小学校3校を新設統合した板倉小学校において、統合1年後にアンケート(2年生以上の児童と保護者を対象)を実施しました。当初は、「人数が増えること」や「友達ができるか」などについて不安を抱えていた児童もいましたが、その後は「統合後の学校に慣れた」、「友達ができた」、「同じ学年の人数が増えて話す機会が増えた」など、児童数が増えたことによるプラスの効果を感じている様子が多く見られました。保護者からも、友達との関わりや学習面で子どもが良い刺激を受けているといった回答をいただいています。
Q.統合しないで、小中一貫校とする選択肢もあるのではないか
- A.施設一体型の小中一貫校の選択肢は、今のところ持ち合わせていません。小中一貫校としても、個々の学年において複式学級になるため根本的な解決にはならないと考えています。
なお、上越市では現在、各中学校区を単位として、「小中一貫教育実践校」として小中一体となった学習指導や学習習慣の育成等に取り組んでいます。
Q.学校と地域が疎遠になることで、これまで行ってきた地域での総合学習や行事、人との関わりといったことはなくなってしまうのではないか
- A.これまで統合した学校では、広がった校区全体を対象として、総合学習や学校行事に取り組んでいます。また、学校運営協議会では、地域住民から教育活動に参画していただく取組も行われています。
Q.閉校した学校の校舎はどうなるのか
- A.行政目的での転用や地域による利活用を検討します。