当市では、新たな上越市教育大綱「わくわくを未来へ」を令和4年7月に策定しました。
上越市教育大綱「わくわくを未来へ」 [PDFファイル/453KB]
令和6年4月 上越市教育大綱の趣旨説明を追記しました。
教育大綱とは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第1条の3に基づき、地方公共団体の長が、長と教育委員会で構成する総合教育会議で協議し、地域の実情に応じた教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策について、その目標や施策の根本となる方針などを定めるものです。
令和4年2月と5月に開催した上越市総合教育会議において、市長と教育委員会が新しい教育大綱に関する協議を行い、その内容を踏まえ、策定しました。
大綱には「市民が共有したい教育の理念」を表すこととし、具体的な施策や取組は、第7次総合計画や第3次総合教育プランに示すこととしました。
(1)理念を共有するための「かたち」
読む人が自由に想像したり考えたりして、大綱に込められたメッセージをイメージ豊かに引き出し、共感することができるようなものにしたいとの考えをかたちにしたものです。
(2)共有したい理念
大綱に表現した理念を説明すると、以下のようになります。
市民が学びの意義や喜びを感じながら主体的に学び続けることや多様な個性を理解し認めあうことを尊ぶ。その学びを行政が支える。それにより、世代を超えて学び合う心豊かな地域社会をつくり、未来へつないでいく。
(3)大綱の「かっこいい」
本大綱の「学ぶって、かっこいい。」と、それに続く3行の文言は一体のものとして意味を成しており、ある人が学びに心を動かされ、前向きな気持ちや期待感を高めている様子を表現しています。
学びは幅広く、一人一人の興味や関心も多様ですが、自分の学びでも他の人の学びでも、喜びや期待、目的をもって心を揺さぶられながら学んでいる姿は、その内容や価値観によらず、人の心をひきつけるのではないでしょうか。この「かっこいい」は、そんな姿に心ひかれてつぶやいた言葉です。
(4)心が動く「学び」を
心から求める主体的な学びが広く市民の中で生まれ育ち、そのチャレンジを市民が認め合い、互いに学び合いながら幸福な人生やよりよい社会を形づくっていく。そのような営みを上越市は支えていきます。