市では、国の制度に基づき、化学肥料・化学合成農薬を5割以上低減する取組と合わせて、地球温暖化防止や生物多様性保全に効果の高い営農活動に取り組む農業者団体等に支援を行います。
全地域(ただし農業振興地域内の農地)で支援
対象取組 | 対象作物 | 要件 | 交付金の単価 | |
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カバークロップ (緑肥の作付とすき込み) |
水稲等 | 化学肥料・化学合成農薬 の5割低減 |
種子のカタログの播種量以上を播種 | 6,000円/10アール |
堆肥の施用 注(1) |
水稲 | 牛ふん堆肥・豚ぷん堆肥 0.5トン以上~概ね1.0トン未満/10アール施用 |
2,200円/10アール | |
牛ふん堆肥・豚ぷん堆肥 概ね1.0トン以上/10アール施用 |
4,400円/10アール | |||
上記以外の堆肥 概ね1.0トン以上/10アール施用 |
4,400円/10アール | |||
水稲以外 | 牛ふん堆肥等 概ね1.5トン以上/10アール施用 |
4,400円/10アール | ||
リビングマルチ (主作物以外の作物の植付) |
畑作物 | 小麦、大麦、イタリアンライグラス以外の種子を使用する場合 | 5,400円/10アール | |
小麦、大麦、イタリアンライグラスの種子を使用する場合 | 3,200円/10アール | |||
草生栽培 | 果樹・茶 | 園地に牧草の作付など | 5,000円/10アール | |
不耕起播種 | 麦・大豆 | ほ場の全面耕起をせずに播種を実施 | 3,000円/10アール | |
長期中干し | 水稲 | 溝切りを実施した上で連続14日以上の中干しを実施 | 800円/10アール | |
秋耕 | 水稲 | 水稲の収穫後に耕うんを実施し、翌春に水稲を作付 | 800円/10アール | |
冬期湛水管理 注(2) (冬期間の水田に水を張る) |
水稲等 | 有機質肥料施用、畔補強等実施 | 8,000円/10アール | |
有機質肥料施用、畔補強等未実施 | 7,000円/10アール | |||
有機質肥料未施用、畔補強等実施 | 5,000円/10アール | |||
有機質肥料未施用、畔補強等未実施 | 4,000円/10アール | |||
江の設置 (栽培期間中に江を作る) |
水稲 | 作溝実施 | 4,000円/10アール | |
作溝未実施 | 3,000円/10アール | |||
炭の投入 注(3) | 水稲等 | 植物を炭化して製造した炭を施用 | 5,000円/10アール | |
有機農業(炭素貯留効果の高い有機農業) 注(4) | 水稲等 | 化学肥料・化学合成農薬を使わない | 14,000円/10アール | |
有機農業 | 12,000円/10アール | |||
有機農業(飼料作物等) | 飼料作物 | 3,000円/10アール | ||
有機農業の取組拡大加算 注(5) | 水稲等 | 交付金を受給している組織が、令和4年度から新たに有機農業の取組を開始する同一組織内の農業者に行う、指導・助言・相談対応の活動 | 増加した新規面積×4,000円/10アール |
注(1) 堆肥はC/N比10以上の腐熟したものです。鶏ふんを主原料としたものは支援の対象外です。
注(2) 事業計画に沿って、用水からの引き込みや地下水からのポンプアップなど確実に湛水できることが必要です。
最初の取水を雨水や融雪水のみに頼る場合は、支援対象となりません。
注(3) 炭の販売を業とする者から購入した、植物を炭化して製造した炭(木炭、竹炭、籾殻くん炭等)に限ります。
全国の要望額が国の予算額を超えた場合は、交付単価が調整(減額)されます 。
注(4) 有機農業の取組に加え、土壌診断を実施するとともに、堆肥の施用、カバークロップ、リビングマルチ、草生栽培のいずれかの取組を行った場合に限り、有機農業の取組(12,000円/10アール)に2,000円/10アールを加算するものです。
注(5)指導等を行う農業者と指導を受ける農業者の双方が、令和4年度に有機農業の取組(そば等雑穀、飼料作物以外の取組に限る)を実施する必要があります。
農業者の組織する団体が基本。ただし、複数の農業者で構成される法人等も市が認めた場合は支援の対象
計画書には、組織の規約(法人は定款等)の添付が必要です。
市から計画の認定を受けた後に、交付金の交付申請等の手続きを行っていただきます。
(有機農業を実施する組織が追加で提出する書類)
農政課 農業生産振興係または、各総合事務所
電話:025-520-5748(直通)
ファックス:025-526-6185