市では、地球環境問題への取り組みの一環として平成11年11月から使用済み天ぷら油を資源物として回収し、再生利用する廃食用油再生化事業を実施しています。
天ぷら油は使い切ることが最も望ましいですが、使い切れなかった油については大切な資源ですので、燃やせるごみに出すのではなく、リサイクルにご協力ください。
目的
廃食用油を資源物として回収し、再生利用することでごみの減量化を促進し、循環型社会の形成を目指します。
回収方法
家庭で使用された天ぷら油を冷ましてから密閉できる容器に移し替え、市内の協力いただいているガソリンスタンドにお持ちいただき、設置してある回収容器に油を入れてください。また、空容器は持ち帰り、再度廃食用油を持込む際に使用してください。
廃食用油の持込みは、ガソリンスタンドの営業時間内にお願いします。「廃食用油回収協力店」
再生化事業について
インク及び塗料化事業(平成16年10月から実施)
インク及び塗料化の方法
- 回収した廃食用油は、中間処理され、リサイクル工場に出荷されます。
- リサイクル工場に搬入された廃食用油は、加工調整され、新聞のインクや塗料として再生利用されます。
燃料化事業(平成11年11月から平成16年9月まで実施)
燃料化の方法
搬入された廃食用油を、メタノール、水酸化カリウムと混合し、化学反応により軽油代替燃料に精製するもので、一日あたり100リットルの廃食用油から、ほぼ同程度の軽油代替燃料を精製しました。
精製された燃料の特徴及び用途
- 酸性雨の原因となる硫黄酸化物が、軽油と比較すると微量です。
- 人体に影響を与える黒煙が減少しています。
- 地球温暖化につながる二酸化炭素発生量が少なくなっています。
- 精製後は、軽油代替燃料として、ごみ収集車に使用しました。