新潟県では、令和元年度から毎年3月に「横断歩行者を守る交通事故防止運動」を実施してきましたが、令和6年度から年間を通じた「止まって横断歩道キャンペーン」に変更になりました。
この運動は、「横断歩道は歩行者優先」であることを広く呼びかけ、横断歩道を通行するドライバーに対する横断歩行者の保護意識を徹底し、横断歩道における事故の防止を図ることを目的とします。
令和7年4月1日(火曜日)~令和8年3月31日(火曜日)
(取組重点期間)
横断歩行者の安全確保
新潟県では、令和6年中の交通事故死者数55人のうち、当事者別では歩行者が24人と最も多く、昨年と比較して増加しました。
また、歩行中の死者24人のうち状態別では、道路横断中が16人と歩行者全体の7割近くを占めているほか、年代別では65歳以上が19人と8割を超えていることから、高齢歩行者を含めた交通事故防止に向けた取組強化が重要となります。
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が令和6年に実施した、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている場合における車の一時停止率の調査結果によれば、新潟県は49.0%と昨年より増加しましたが、全国平均の53.0%より低い結果となりました。
令和6年中に新潟県で発生した歩行者事故のうち横断歩道横断中の事故発生状況は、前年に比べ、発生件数、死者数、負傷者数すべて減少しています。
令和6年の横断歩道横断中の月別事故発生状況は、
に死亡事故が発生しています。また、
に最も多く交通事故が発生していることから、4月、7月、9月、12月を取組重点期間として定めています。
路面に標示された「ダイヤマーク」は、その先に横断歩道があることを意味します。
(「ダイヤマーク」は周辺状況により設置されない場合もあります。)
横断歩道は歩行者が最優先です。
道路を横断する時は、確認する方向に体をしっかり向けるとともに遠くまで見るなど安全を十分に確認し、「渡るよサイン」などの動作で横断する意思を運転者に伝えましょう。
外出する時は、白色などの明るい服装を心掛け、夜光反射材などを着用し、ドライバーに自らの存在を知らせ、横断歩道がある場所では必ず横断歩道を渡りましょう。
安全を十分に確認して横断しましょう。