新潟県では、令和元年度から毎年3月に「横断歩行者を守る交通事故防止運動」を実施してきましたが、令和6年度から年間を通じた「止まって横断歩道キャンペーンキャンペーン」に変更します。
この運動は、「横断歩道は歩行者優先」であることを広く呼びかけ、横断歩道を通行するドライバーに対する横断歩行者の保護意識を徹底し、横断歩道における事故の防止を図ることを目的とします。
令和6年4月1日(月曜日)~令和7年3月31日(月曜日)
(取組重点期間)
横断歩行者の安全確保
新潟県では、令和5年中の交通事故死者数55人のうち、当事者別では歩行者が22人と最も多く、昨年と比較して大きく増加しました。
また、歩行中の死者22人のうち状態別では、道路横断中が15人と歩行者全体の7割近くを占めているほか、年代別では70歳以上が18人と8割を超えています。
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が令和5年に実施した、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている場合における車の一時停止率の調査結果によれば、全国平均45.1%と令和4年より増加しましたが、新潟県は23.2%と3年連続で減少しました。
令和5年中に新潟県で発生した歩行中の交通死亡事故22件のうち、ドライバー側の違反の8件が「横断歩行者妨害」で全体の約4割を占めました。特に横断歩道付近では、歩行者の有無をしっかり確認しましょう。
過去3年間の横断歩行者事故の月別死者数を見ると、
に死亡事故が発生する傾向にあることから、取組重点期間を定めています。
路面に標示された「ダイヤマーク」は、その先に横断歩道があることを意味します。
(「ダイヤマーク」は周辺状況により設置されない場合もあります。)
横断歩道は歩行者が最優先です。
道路を横断する時は、確認する方向に体をしっかり向けるとともに遠くまで見るなど安全を十分に確認し、「渡るよサイン」などの動作で横断する意思を運転者に伝えましょう。
外出する時は、白色などの明るい服装を心掛け、夜光反射材などを着用し、ドライバーに自らの存在を知らせ、横断歩道がある場所では必ず横断歩道を渡りましょう。
安全を十分に確認して横断しましょう。