令和5年中、上越警察署に届けられた特殊詐欺の被害は26件、被害額は9,825万円となっており、昨年よりも被害件数が増加しました。
26件の被害のうち、架空料金請求詐欺が半数(13件)を占めました。その他、還付金詐欺も増加傾向にあります。
電話やはがき等で不審、不安を感じたら、家族や警察に相談してください。上越警察署(電話:025-521-0110)
電話を常時留守番電話にする、防犯機能付き電話にするなどの方法で詐欺電話を受けないように工夫しましょう。
市では特殊詐欺の被害防止に役立つ、通話録音装置を無料で貸し出します。詳しくは、「通話録音装置を無料で貸し出します」のページをご覧ください。
特殊詐欺とは、被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座への振込みその他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪の総称。「オレオレ詐欺」「預貯金詐欺」「架空料金請求詐欺」「還付金詐欺」「融資保証金詐欺」「金融商品詐欺」「ギャンブル詐欺」「交際あっせん詐欺」「その他の特殊詐欺」「キャッシュカード詐欺盗」の10類型に分類されます。(令和2年1月1日から)
親族、警察官等の公務員、金融機関等の職員を装って被害者に電話を掛け、トラブル解決の弁済や借金返済の肩代わりなどの名目で、現金を口座に振り込ませたり、指定場所に郵送させたりして、現金をだまし取る詐欺
自治体や税務署の職員などを装って、医療費などの払い戻しがあるからと言い、キャッシュカードの確認や取替の必要があるなどの口実で自宅を訪れ、キャッシュカードや預貯金通帳等をだまし取る詐欺
不特定多数の人にはがきやメールなどを送りつけ、裁判費用や投資金返還手数料、有料サイトの登録料・退会料など、架空の事実に基づいた支払請求で、現金をだまし取る詐欺
実際に融資をしないのに、融資を行う旨の文書をファックス等で送りつけ、融資を申し込んだ被害者から供託金や手数料などの名目で現金をだまし取る詐欺
税務署や自治体職員などをかたって、医療費や税金の還付などに必要な手続をATMで行うなどとうそを言って、被害者をATMの前に誘導し、携帯電話でATMの操作を教える振りをしながら犯人の口座に送金をさせて、現金をだまし取る詐欺
電話で「必ずもうかる。」「あなたしか買えない。」「高値で買い取る。」などとうそを言って、未公開株や社債、会員権、外国通貨などの購入を勧め、購入代金などの名目で現金をだまし取る詐欺
雑誌やメールなどで「恋人紹介」などと表示して顧客を募集し、これに申し込んだ被害者から紹介料や保証料などの名目で現金をだまし取る詐欺
雑誌やメールなどで「パチンコ必勝法」「競馬必勝法」を販売するなどと表示して顧客を募集し、購入を申し込んだ被害者から情報提供料などの名目で現金をだまし取る詐欺
警察官などと偽って電話をかけ「キャッシュカード(銀行口座)が不正に利用されている。」「預金を保護する手続をする。」などとして、嘘の手続きを説明した上で、キャッシュカードをすり替えるなどして盗み取る詐欺
上記以外に分類される詐欺
(例)貴金属やダイヤモンド等のカタログを送り、購入や投資をあっせんしてレターパック等で代金を送金させる詐欺など
SNSのメッセージ機能等を用いて「絶対に儲かる。」「利益が出る。」などと投資を勧め、投資名目で金銭等をだまし取る詐欺
外国人または海外居住者等を名乗り、SNS上でやりとりを重ねることで恋愛感情や親近感を抱かせ、金銭等をだまし取る詐欺