今年最後の活動は、初めにオーレンプラザ周辺の散策を行いました。
樹木医から桜長寿命化計画に基づき伐採した木及びベッコウタケによる被害木の説明を聞きました。
続いて、オーレンプラザの会議室に移動し、茶話会を行いました。
事務局から、「高田城址公園桜長寿命化第二期計画の取り組みの振り返り」及び「桜プロジェクトJ 今年度の活動の振り返りと次年度の活動予定について」説明を受けた後、意見交換を行いました。
もうじき訪れる満開の桜を楽しみにしながら令和5年度の活動を終了しました。一年間お疲れ様でした。
当日は気温が低く、あいにくの雨の中での活動でしたが、上越高等学校サッカー部の皆さんからも参加いただき、短時間で効率よく作業を進めることができました。第7回活動は、園内の落ち葉集めや腐葉土作りを行いました。
初めに、公園内の落ち葉を集める作業を行いました。
落ち葉は木枠に集めて、発酵促進剤を加え踏み固めます。形を整え、木枠を外し、マルチをかぶせた落ち葉は、ゆっくりと時間をかけて熟成させていきます。
今年の屋外活動はこれで終了しました。次回の活動は2月に予定しています。
桜守を講師に見本園にて、冬に備えた木の剪定、冬囲い等についての講習会を行いました。
初めに、枝の剪定です。枝の剪定は木にとって負担となります。木が弱らないようにバランスを見ながら剪定を行っていきます。木は急激な変化に弱いため、数年かけて徐々に調整していきます。
冬囲いの実演です。鮮やかな手さばきに皆で関心。次々と作業が進みます。
いよいよ実践です。極小の桜の囲い作業を行います。縄で枝を絞り竹を設置します。
冬囲い時の基本的な縄の結び方である「男結び」の練習を行いました。「男結び」は強度が強く、結びやすくて解けにくいのが特徴です。
肥料とするため落ち葉を集めて、木の周りにうすく敷きならす作業も行いました。
最後に、コスカシバの被害痕調査について説明を受けました。
コスカシバ防除用交信かく乱剤の取付けを行ってから、被害痕は令和2年5月には14本・44箇所だったものが、令和3年は7本・14箇所、令和4年は2本・5箇所、令和5年は現時点でなしとなっています。少しずつ減ってきています。
次回の活動は、11月11日です。
他地域の桜の名所における取組みを参考にし、今後の活動に活かしていくため、富山県富山市「富山城址公園」、「富山県中央植物園」の視察を行いました。
1つ目の視察地は富山城址公園です。富山市 公園緑地課 緑地推進係の皆さんから「松川桜並木保全事業について」話をお聴きした後、説明を受けながら、散策をしました。
散策をしながら参加者からは多くの質問があり、その都度、富山市の皆さんからとても丁寧に回答していただきました。
当日、対応をいただきました富山市の皆さん、大変お世話になりました。
富山城址公園をバックに記念撮影
昼食休憩の後、富山県中央植物園に向かいました。
富山県中央植物園では、ガイドの説明を受けながら屋外展示園を散策しました。
初めに園内の説明を受けました。
普段見ることができない珍しい植物に、参加者がガイドに質問をしながら、ガイドの話に熱心に耳を傾けていました。
オオオニバスの上に子どもが乗るイベントがあるそうです。
全行程、無事に視察を終了しました。ご協力いただいた皆さん、大変ありがとうございました。今後の活動に活かしてまいります。
次回の活動は10月14日、冬支度講習です。
プロジェクトメンバーの知識向上を図り、今後の活動に活かしていくため、昨年度に引き続きオンライン講習会を開催しました。
「桜の植栽管理・品種(神代曙)、桜の名所づくりについて」をテーマに講師のお話を聴きました。
参加者から講師への質問が飛び交い、講師から意見やアドバイスをいただきました。
今後の活動に向け、大変有意義な研修会となりました。
今年度3回目の活動を行いました。当日は天気に恵まれ真夏らしい暑さの中での作業となりました。また、昨年11月の活動に参加していただいた上越高等学校サッカー部のみなさんからも協力していただきました。
初めの作業は、堆肥による土壌改良と除草作業です。土壌改良は前回に引き続き開花宣言木付近を重点的に行いました。
50cm×100cmほどの穴を樹の周りに4箇所掘り、石を除去し、堆肥を混ぜたら埋め戻します。
踏圧により踏み固められていることもあり、また暑い中とあって、根気の要る作業となりました。
土壌改良の後は樹勢診断を行いました。
樹勢診断の対象としているのは、三の丸広場と忠霊塔前の開花宣言木の2本です。
地上部の衰退度判定票の評価項目に沿って、樹形の乱れはないか、枝の伸び具合はどうか、幹や太い枝に傷や空洞はないか、葉の量や色はどうかなど、一つ一つ見るポイントを絞って評価して、点数を付けました。
樹勢診断実施後、メンバーそれぞれで評価した結果について、全員で確認を行ないました。
結果については、前回実施した令和3年よりも樹勢が良くなっているという結果となりました。
樹勢はその年の気候等に大きく左右されるため、今後も注意深く観察を行っていきます。
次回の活動は8月28日(月曜)、オーレンプラザにおいてオンライン講習会を行います。
今年度2回目の活動を行いました。早朝に大雨が降ったものの、日中は時折強い日差しが照り付け、夏さながらの暑さの中での作業となりました。
初めの作業は、堆肥による土壌改良です。
桜の枝先あたりを目安に4方向、スコップで放射状に穴を掘ります。
堆肥と掘削土を混ぜ合わせ、埋め戻します。掘削土に対し、堆肥は20パーセントから30パーセントを混ぜ合わせます。
土壌改良の後は、堆肥の積替えを行いました。
水と発酵促進剤を混ぜ、天地を返して、再び養生します。
続いて、休憩をしながら、公園の日常管理についての話を聞きました。
最後に、桜の名札の取付直しを行い、第2回の活動は終了しました。
今年度最初の活動を行いました。当日は天候に恵まれて、額に汗をにじませながらの作業となりました。
初めの作業はお礼肥えです。桜は、今年も私たちに趣の異なる美しさを見せてくれました。「今年もありがとう。」の気持ちを込めて、花を咲かせるために使ったエネルギーを補うために、栄養を与えます。
枝張りの先端を目安として地面に穴を開けて固形状の肥料を埋めていきます。特に地面の固いところは力が必要です。
参加者一同、感謝の気持ちを込めて肥料の施用を行いました。
お礼肥えの後、木の成長により名札がきつくなっていたり、虫が付いているところがあるため、木の周りを綺麗にしながら、桜の名札の取付直しを行いました。
続いて、今年度最初の活動にあたり、高田城址公園桜長寿命化計画の第二期計画(5か年計画の今年は5年目)について、事務局から概要を説明しました。
高田城址公園桜長寿命化計画第二期計画(概要版) [PDFファイル/1.87MB]をご覧ください。
最後に、コスカシバ防除用交信かく乱剤の取付作業を行いました。
桜の天敵、害虫・コスカシバは雌が出す性フェロモンの匂いに雄がひかれて出会い、繁殖をします。この製品には性フェロモンが封入されており、雄が混乱して雌にたどり着けず、結果的に増殖を防ぐという効果に繋がります。棒状になっている薬剤の一本一本をねじ曲げながら木にかけていきます。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
発行年度 | 通算発行回数 | 発行年月 | 桜プロジェクトJ通信 |
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令和4年度 | 第22回 | 令和4年9月 | 通信第22号 [PDFファイル/4.56MB] |
令和3年度 | 第21号 | 令和3年12月 | 通信第21号 [PDFファイル/844KB] |
第20号 | 令和3年9月 | 通信第20号 [PDFファイル/718KB] | |
第19号 | 令和3年6月 | 通信第19号 [PDFファイル/924KB] | |
令和2年度 | 第18号 | 令和2年12月 | 通信第18号 [PDFファイル/1.26MB] |
第17号 | 令和2年9月 | 通信第17号 [PDFファイル/1021KB] | |
第16号 | 令和2年6月 | 通信第16号 [PDFファイル/576KB] |
桜プロジェクトJ 事務局(上越市都市整備課公園管理係)
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