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現在地トップページ > 組織でさがす > 農村振興課(中山間地域農業対策室) > 鳥獣の出没しにくい環境づくりに向けた住民参加型「集落環境診断」の取組

鳥獣の出没しにくい環境づくりに向けた住民参加型「集落環境診断」の取組

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印刷用ページを表示する 掲載日:2025年1月21日更新

集落環境診断とは

 農作物への鳥獣被害の発生・拡大防止に向けて、集落単位の総合的な鳥獣被害対策を推進するため、現地の被害状況の把握や被害原因の分析から、対策の立案、対策の効果検証までを行う集落ぐるみの取組です。

 上越市鳥獣被害防止対策協議会では、電気柵の設置や有害鳥獣捕獲だけでは、農作物被害の拡大を防げないことから、鳥獣の出没しにくい環境づくりを推進するため、「集落環境診断」を導入し、地域ぐるみでの自発的な取り組みを支援しています。

集落環境診断の実施

 令和3年度の市内4集落での試行を踏まえ、令和4年度から本格実施しました。

 実施にあたっては、協議会内に「推進チーム」を新たに設置し、チーム員である上越市、えちご上越農業協同組合、新潟県農業共済組合上越支所の3機関が相互に協力しながら、一連の取組を推進しています。

 令和6年度は、次の3集落で集落環境診断の取組を進めました。

取組集落 

  1. 金谷区 上正善寺
  2. 金谷区 中正善寺
  3. 金谷区 下正善寺

集落環境診断の流れ

 地域の負担を軽減するため、従来の実施工程を見直し、可能な限り簡素化して進めています。

1日目の工程

1.集落勉強会(午前2時間程度)

 地域の皆さまから正しい鳥獣被害対策の知識を習得いただいてから、次の工程に進みます。

 (勉強会の講師のみ、外部専門家へ依頼しています。)

正善寺地区集落勉強会の様子(写真)

2.集落環境調査(午後2時間程度)

 集落環境調査の方法を説明した後、地域の皆さまと推進チームが、一緒に現地を回り、動物の痕跡や対策上問題となるポイントを把握します。

正善寺地区集落環境調査の方法説明(写真)中正善寺集落環境調査(写真)

3.集落地図作成・対策検討(午後2時間程度)

 集落環境調査で確認した内容を地図に書き込み、可視化します。

 地図を見ながら、「どこで」、「いつ」、「どんな」対策を講ずればよいか、自由に話し合います。

上正善寺集落地図作成(写真)下正善寺集落対策検討(写真)

2日目の工程

合意形成ワークショップ(2時間程度)

 具体的な対策を検討するためのワークショップを行い、アクションプランを作成します。

 例)草刈りや枝打ち、収穫残渣の処分、電気柵の設置、ハンターの確保・育成、市との役割分担 など

上正善寺集落合意形成ワークショップ(写真)

随時、対策を実行

 集落で決めたアクションプランを実践します。

3日目の工程

効果検証(2時間程度)

 今年の対策を振り返りながら、来年の対策を改めて検討します。

下正善寺集落効果検証(写真)

導入集落へのフォローアップ

 これまでに取組を導入した9集落について、自ら考え、自ら実践する取組が定着していくよう、集落との連携を密にしながら、フォローアップの取組も並行して進めています。なお、滝寺集落については、町内会長との協議の結果、集落主体の取組として定着したため、令和5年度でフォローアップを終了しています。

令和5年度

  • 矢住集落(頸城区)
  • 川崎集落(吉川区)

令和4年度

  • 細野集落(安塚区)​
  • 長走集落(浦川原区)
  • 上柿野集落(浦川原区)

令和3年度

  • 滝寺集落(金谷区)
  • 東俣集落(浦川原区)
  • 河沢集落(吉川区)
  • 青柳集落(清里区)

令和7年度 「集落環境診断」の導入集落の募集について

 上越市鳥獣被害防止対策協議会では、鳥獣が出没しにくい環境づくりに向けた集落等の主体的な取組を全市に波及させるため、現に農作物被害が発生している集落や、今後、被害発生のおそれがある集落を対象に「集落環境診断」を導入していきます。

 鳥獣による農作物被害でお困りの集落は、鳥獣被害対策係までお気軽にお問い合わせください。

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

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