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レルヒが伝えたスキー術

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年4月20日更新

 レルヒが伝えたスキーは、現在のように2本のストックを使いません。1本の杖を使う「リリエンフェルト式スキー術(オーストリア式スキー術=一本杖スキー)」でした。リリエンフェルト式スキー術は、レルヒのスキーの師匠であるマティアス・ツダルスキーがオーストリアのリリエンフェルト市で完成させたスキー術です。
 当時、世界のスキーはノルウェー式が主流でした。ノルウェー式は平らなところを歩くには最適でしたが、足をスキー板に固定する締具は簡単なものだったため、このスキーで山などの急な斜面を滑ることはできませんでした。
 そのため、ツダルスキーは急な斜面でも安全に滑ることができるリリエンフェルト式スキーを考案したのです。
高田(金谷山)におけるレルヒ少佐(写真・小熊和助氏撮影)
高田(金谷山)におけるレルヒ少佐(小熊和助氏撮影)

レルヒのスキーの師匠、マティアス・ツダルスキー(写真)
マティアス・ツダルスキー