市長定例記者会見を開催しました。
日時:令和7年6月27日(金曜日)午後2時~2時40分
会場:市役所木田第一庁舎401会議室
内容:
会見冒頭の市長の説明をご覧いただけます。
令和7年6月27日開催の市長記者会見動画(外部リンク)<外部リンク>
(市長)
本日はご多用の中、お集まりいただきありがとうございます。
始めに、6月17日に閉会した市議会6月定例会におきまして、一般会計補正予算のほか、提案した全ての案件を可決・承認いただきました。
追加提案させていただきました、国の交付金を活用した物価高騰対策につきましても、速やかに対応してまいります。
次に、柏崎刈羽原子力発電所に関するUPZ内町内会長との意見交換会の開催について、ご説明いたします。
柏崎刈羽原発の再稼働に関して、現在、県知事による「県民の多様な意見」を把握する取組が進められているところであります。
こうした中、市議会6月定例会において、「同原発の再稼働の是非を私が判断するに当たっては、市民の皆さんの考え方を把握する必要がある」と申し上げたところであります。
今回、その一つの取組として、UPZ内の町内会長の皆さんからお集まりいただき、内閣府から、先月、取りまとめられた緊急時対応について、また、新潟県から、独自に実施した「被ばく線量シミュレーション」等について、それぞれご説明いただき、その内容を踏まえて意見交換を行う場を設けさせていただくことといたしました。
開催日は7月13日(日曜日)、場所につきましては、午前は吉川コミュニティプラザで、午後は柿崎コミュニティプラザでの開催を予定しております。
なお、意見交換会は、自由闊達な意見交換の場としたいため、冒頭を除き、取材はご遠慮願います。
終了後は、ぶら下がり取材の場を用意させていただき、その場でお答えしたいと考えておりますので、ご理解願います。
次に、出水期における適切な避難行動についてのお願いです。
今月10日に新潟地方気象台から、「新潟県を含む北陸地方が梅雨入りしたとみられる」との発表がありました。
本格的な出水期を迎え、大雨による洪水や土砂災害などの災害から身を守るためには、日頃からの備えが大切です。
市民の皆さんからは、万が一の時に適切な避難行動が取れるよう、備えをお願いしたいと考えております。
詳細につきましては、お配りした「洪水ハザードマップ」及び「内水ハザードマップ」を元に、会見終了後の記者説明会で、担当部局から説明いたします。
次に、7月に開催する周年事業など夏のイベントについて、ご案内いたします。
戦後80年及び「上越市非核平和友好都市宣言」から30周年に当たる本年は、例年開催している「平和展」に加えて、広島で被爆したピアノをお迎えし、7月19日から21日の3日間、平和祈念コンサートや演奏会を開催いたします。
原爆を乗り越えたピアノが奏でる音色を通じて、多くの皆さんから平和の尊さについて思いを寄せていただく機会になればと考えています。
また7月23日からは、第50回となる「上越まつり」として高田祇園祭、直江津祇園祭が賑やかに開催されます。
県の無形民俗文化財にも指定されているこの歴史あるまつりに、ぜひ多くの皆さんからお出かけいただきたいと思います。
私からは、以上です。
(記者)
冒頭説明のありました、UPZの町内会長との意見交換会について、事実関係とか出席者とか、そういった話はどちらにお伺いすればよろしいですか。
(市長)
防災危機管理部の原子力防災対策室で対応します。
(記者)
細かいことはそちらにお伺いさせていただきますが、この会は、中川市長が再稼働の是非について判断するためのものですか。
(市長)
はい。
(記者)
なるほど、今回吉川と柿崎でそれぞれ1回ずつ、1日での実施ということなのですが、これをもって市長が判断されるということなのでしょうか。
(市長)
はい。
今回は町内会長の皆さん、特にUPZの関係の、町内会長の皆さんから意見を伺いたいと思っていますが、私とすると、やはり実際に、例えば除雪や土木作業をされるような事業者の皆さんとの意見交換も視野には入れています。
(記者)
再稼働の国の動きですとか、県の動き、そこまで時間も限られる中とは思うのですが、どれくらいまでの間に市長としてご判断されるおつもりなのでしょうか。
(市長)
知事と市町村長との懇談会もありますので、まずはそれに向かって皆さんの意見をお伺いするということが大切だと思っています。
(記者)
分かりました。
その市長の判断の結果については、こういった定例会見などの場でお伺いすれば、また教えていただけるものですか。
(市長)
はい、そうですね。
町内会長の皆さんの意見を踏まえて、私としての思いを皆さんにお伝えできると思います。
(記者)
次回の会見で、また、こちらでお伺いさせていただきます。
私からは以上です。
(記者)
続けてなのですが、UPZの町内会長の方に意見を聞くと。それで、今おっしゃった事業者の方の意見を聞くと。今考えている「意見を聞く」というプロセスは、これで全てですか。
(市長)
そうですね、私の日程の中では、そこがまず大切なところかと思っています。
(記者)
あまねく広く聞くっていうことは考えていないということですか。
(市長)
はい。今まで皆さんから多数ご意見をいただいているものを私も細かく拝見していますし、その中で、私としては判断できるものと思っています。
(記者)
分かりました。ちょっと細かくて恐縮なのですが、このUPZの中の町内会というのは幾つあって、13日は何人の方が対象になるかというところだけ教えてください。
(市長)
担当部局から答えさせます。
(防災危機管理部長)
UPZ内の町内会の数と対象となる町内会長の人数については、後ほど正確な数字をご案内させていただきます。
(記者)
ありがとうございます。
もう1つ、これは冒頭だけ公開で、この意見交換の中身というのは非公開であるということなのですが、やはりUPZ内の町内会長の皆さんがどういうことを感じておられるかということを、我々も報道せねばならないですし、市民も知りたいということがあると思うので、形はちょっと工夫してもいいと思うのですが、もう少し何かその部分が、我々がある種客観的に取材できるような、方向っていうのは考えられないものでしょうか。
(市長)
私達とすると、繰り返しになりますが、町内会長の皆さんが答えやすい環境は作っていかなければいけないと思っていますので、会議の中で出た意見の内容については、終了後にぶら下がり取材を用意させていただきたいと思っていますし、また会議終了後に、町内会長さんの了解が得られれば、直接取材していただくことも可能と思っています。
(記者)
その辺含めてなるべく開かれた形というか、市民が分かる形で進められるようにというのはお願いします。
(市長)
はい、意見内容については、皆さんにも公表するつもりでいますので。
(記者)
今の関係なのですが、こういう日程が決まって、こういう形でやるというものは、普通市長の会見でしたら何らかの資料を出して、そのペーパーに基づいて市長が説明し、記者がそれをしっかり把握した上で質疑をしないと、なかなか記者会見の実が上がらないと思うんですよ。今日のように日時とか場所も市長が読み上げるだけで、こちらはメモを取るだけという形ですと、かなり不正確な話にもなりかねないので、今日はしょうがないですが、次回からこういう発表をされる際は、例えば日時とか場所とか、あと何人ぐらい参加するのかというような最低限の情報は、ペーパーにして記者に配られるように、私個人的には求めたいと思います。ぜひお願いいたします。
(市長)
この後、担当部局の方でお答えをさせていただきます。
(記者)
まずは市長としてのお話を聞くのが会見ですから。
担当部局が後で説明するから、市長の説明が言ってみればいい加減でいいという形にならないと思うのですよ。ですから、そこは順番を間違えないでいただきたいと思います。
(市長)
はい。ここでお答えできることについては答えさせていただきます。
(記者)
1点だけお尋ねします。
先ほど、この町内会長との話があったのと別に、除雪などの業者さんからも話を聞くというお話がございましたが、これは具体的にどんな業種の何人ぐらいの方と、いつ意見交換の場を持たれるお考えでいらっしゃるのでしょうか。
(市長)
今のところはまだ予定をしておりません。
(記者)
私はまだ日程を把握していませんが、7月中にはおそらく上越地区の首長の皆さんと知事との意見交換というのが開かれるわけですから、その前にはそういった業者さんとの話し合いはされたいということなのでしょうか。
(市長)
できるだけ急いでやりたいと思っております。
(記者)
業者さんの業種というのは、すみません改めて伺わせていただけますか。
(市長)
複合災害のときに、例えば除雪をする、或いは土砂災害の対応をするというのが、例えば放射性物質が放出されてきたときに、どのように対応するのかということが分からない事業者さんがほとんどだと思いますので、そのあたりはきちっと説明しながら、かつ、訓練もしていかなければいけないと思っています。
(記者)
前回の記者会見でもお尋ねしましたが、意見交換といいますか、そこでどの業者さんとどんな話をと。その話というのは、今、町内会長さんたちと同じように、緊急時対応についての内閣府の話だとか、県のシミュレーションについて県の方に来てもらうとかと、そういったところも含めた話し合いの場になるんでしょうか。
(市長)
現場で対応される方々がいらっしゃいますので、その方々にきちっと理解をしていただかなければいけないと思っております。
(記者)
分かりました。
(記者)
UPZに関する質問が続いておりますので、お伺いしたいと思います。
先ほど、報道資料を発出すべきだというお話がありましたが、記者会見後でも構いませんので、報道資料というか情報提供を発出していただけませんか。
(市長)
担当部長からお願いします。
(防災危機管理部長)
情報提供という形でご用意させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(記者)
本日中を希望いたします。
続けて伺います。
UPZ区域なのですが、吉川区と柿崎区が挙がっていますが、他にも一部が入っている区域がある自治区があると思いますが、人口が少ないであるとか、関係町内が少ないであるとか、理由はあると思うのですが、ここの町内、この区と、この関係町内との意見交換が今外れている理由をお聞かせください。
(市長)
それは、大潟区と大島区がございますが、意見交換会の対象にはそちらの町内会長も入っております。
(記者)
すみません。そういう発言がなかったので承知していないのですが、これはどのように含まれるのでしょうか。
(市長)
具体的には担当部長から答えさせていただきます。
(防災危機管理部長)
UPZ内ということで、当然含まれるということでご理解ください。
大島区が4町内、それから大潟区が2町内ということで、UPZにかかっている町内会長様にご案内をするということについては間違いございません。
(記者)
市長は先ほど吉川区と柿崎区の関係町内の方とおっしゃいましたが、これは最初から触れられた方がよいのではないでしょうか。
(市長)
私は会場について申し上げました。吉川のコミュニティプラザと柿崎のコミュニティプラザということで。
(記者)
分かりました。
やはり資料がないことで、こうやって聞いている側と、話している側の齟齬が生じるのだと思いますので、本日中に情報提供の資料の発出を希望いたします。
もう1つなのですが、市長は一般質問の中で、ご自身が判断するためにいろいろな市民への意識調査をしてはどうかであるとか、例えば意見を聞いたらどうかとかいう市議会議員の方々からのご質問とかご提案もあったかと思うのですが、最終的に、意見聴取対象をUPZにお住まいの方々に一旦区切られた理由というのがあれば、お聞かせください。
逆に言えば、とりあえず、UPZ区域でない上越市民の方々から集まっていただいて意見を求めることはしないと決断した理由について教えてください。
(市長)
まずUPZの町内会長と意見交換をすることについては、原子力災害時の屋内退避であるとか避難等について、住民の皆さんがどのような懸念を持っているのかというのをやはり把握したいと思っておりますし、また国や県の説明を受けた後の町内会長の皆さんが不安を持っていないかどうかということは把握したいと思っておりますので、そのために、住民の代表である町内会長の皆さんと意見交換をするということでとらえております。
それ以外の意見については、いろいろな場面で頂いた様々な意見を私も小まめに拝見していますので、市民の皆さんが原発の危険性とか、避難の困難さに不安を感じておられることは、私も理解しているところはあると思っています。
(記者)
例えばですが、市役所には「市民の声ポスト」というご意見をお聞きする仕組みがあるかと思いますが、そういったところで、特別に収集するとか、そういったお考えは今のところありませんか。
(市長)
今のところそういう取り組みをするつもりはありません。
(記者)
最後の質問です。
本日午前中に、政府が柏崎刈羽地域の緊急時対応を了承しました。もう報じられていますが、中川市長が常々おっしゃっておられる、大雪と原子力災害が同時に発生した場合の避難対策等について了承されたということなのですが、市長もお聞きになられているでしょうか。
(市長)
はい。
(記者)
今まで、複合災害に対する対応がまだ不十分だというようなことをお話されてきましたが、政府の対応の受けとめがあれば教えてください。
(市長)
先ほども申し上げましたが、地元の住民の皆さんが本当の意味で理解しているかどうかということはまだわかりませんし、先ほど申し上げた事業者の方々の対応もあるわけですが、実際に例えば建設業協会であるとか、いろいろなところの社長さんだけではなくて従業員の皆さんも含めてですね、きちっと理解をされているかどうかというのは、まだこれからだと思っていますので、私たちとしては、現場についてはまだ課題がたくさん残っているのではないかと思っています。
(記者)
はい、ありがとうございます。私からは以上です。
(記者)
今後またペーパーで出るかもしれないですが、この吉川会場は、例えばどのエリアの人たちが来るとか、柿崎会場はどのエリアの人たちが来るという、そういうのは決まっているのでしょうか。
(市長)
担当部長お願いします。
(防災危機管理部長)
午前に開催されます吉川会場は、吉川区の対象町内会のみです。
午後に開催される柿崎会場は、柿崎区の対象町内会、それから大島区、大潟区の町内会ということです。
この場をお借りして、先ほどご質問いただきました対象町内会の数について、ご案内させていただきます。
UPZの対象町内会は114町内会があります。内訳です。吉川区が51町内会、柿崎区が57町内会、それから大島区が4町内会、大潟区が2町内会、合計114町内会です。
それからご質問の中で、出席の町内会長はどのぐらいの人数になっているのだということですが、私ども昨日文書を発送させていただきまして、7月8日締め切りということで出欠の意向を取りまとめていますので、現時点ではまだ確定しておりませんので、その点ご理解をいただきたいと思います。
(記者)
改めてとなるかもしれないのですが、この意見交換会の中で、市長が一番知りたいテーマというか、例えば避難方法とか、東電の適格性とかいろいろあると思うのですが、この点を市長として一番聞きたいというところはどの辺でしょうか。
(市長)
例えば避難をする建物は地震が起こったときの後どうなるのかということも、おそらく不安に思われる方もいるのではないかと思われますし、そのあと皆さんがどのように対応するのかということは、やはり訓練中ではやっていますが、ある程度国と県の説明を聞いた後に不安に思われる点があるのではないかということで、改めて調査するということです。
(記者)
この後、知事とかとの意見交換のときに、それは賛否まで定めて、知事には意見を言うのでしょうか。
(市長)
少なくとも私は、現場の住民の皆さんとか事業者の皆さんが、今の時点でどういうところが不明なのか、不安なのかというところは、把握しておかなければいけばいけないと思いますし、私自身が知事との意見交換の中で、上越市は反対です、賛成ですというような結論を言うことはないと思います。
(記者)
町内会長に話を聞くときに町内会長個人だけでなく、例えば事前に町内会長にいろんな地域の住民の人に意見を聞いておいてくださいとか、そういう準備の要請とかあるのでしょうか。
(市長)
これからもずっと続いていくことですので、各町内については住民の皆さんの意見を随時酌み取っていくということが大切ですし、日々世の中の事情も変化してきていますので、その変化に合わせて、いろいろな意見が出てくると思いますので、日々皆さんからのご意見を酌み取っていただくことが必要だと思っています。
(記者)
今回の意見交換会に向けて、町内会長に何かそういう要請というのはしているのでしょうか。
(市長)
今回の件は、先ほど申し上げたように説明会というか意見交換会をさせていただくということでご案内していますので、その中で今までお聞きになったことであるとか、これからもしかしたらお聞きになるかもしれませんが、そういった中でご意見されるのではないかと思っています。
(記者)
今市長は、先ほどお話になったどんなところが不安なのかというところで、地震の後避難する建物が大丈夫かというようなお話をされたと思うのですが、基本的に複合災害の場合、ここはUPZですから自宅での屋内退避というのが基本で、避難する建物というのは、自宅がよほどダメージを受けてそこで避難できないから、要は指定避難所の方に移るというような状況だと思うのですが、そういうような認識で、その自宅がだめな場合に移る建物という形で、先ほど市長は避難する建物というふうにおっしゃったのでしょうか。
(市長)
はい、そういうことです。
(記者)
分かりました。
(記者)
話題変わって、山鳥毛の市民枠の申し込みが締め切られたと思うのですが、一体どのくらいあったのか、競争倍率がどれぐらいなのかと読者から聞かれることもあるので、どういった状況だったのでしょうか。
そして今度市外の方に、その分がこうスライドして、スライドするのかしないのか分かりませんが、どれくらいになるのでしょうか。
(市長)
市民枠ですが、960件、同行者を含めて1,930人の観覧申し込みがありました。
申し込みいただいた全ての皆さんから観覧いただけるというふうに聞いていますが、初めての展示ですので、この数が多いか少ないかという評価は、私としてはちょっと難しいと思っています。
今後の一般枠で、市外を含む多くの方から申し込んでいただきたいと思っています。
市民枠の当選発表は、7月2日です。また7月8日から順次観覧券が発送されます。
一般申し込みのスケジュールですが、7月6日日曜日午前10時から、上越観光ナビにて、オンラインのみで申し込みが始まりますので、よろしくお願いいたします。
(記者)
今ほど多いか少ないかの評価はしないということだったのですが、市民枠が7,200人、そうすると、この7月6日からの一般枠は幾つになるのですか。
(市長)
担当部長からお答えします。
(文化観光部長)
今ほどの市長の説明の中で、市民枠での件数は組数でいうと960ということで、本来こちらの組数でいけば1,800組くらいを予定していたところです。人数ですが、1組あたり4人まで応募できますので、最大で7,200人を想定していましたが、今の感じですと、平均1組当たり2人で申し込んでいる方が多いということです。
これから今度一般枠ですが、2,000組くらいの組数で募集枠があります。それが4人分全部で4人くるわけではないのですが、最大で8,000人ぐらいの枠があるということでございます。
(記者)
確認なのですが、市民枠で申し込んだ方は、2日のその当選確認前に全員当選ということでいいということでしょうか。
(文化観光部長)
全員当選というのは、2日以降に「当選しました」と、ネットで応募した方は観光ナビで見られますし、あとの方は往復はがきが届きますので、それで必ず確認してから合格ということで、今のところ、皆さん第1希望ではないかもしれないですが、第2、第3等々で入っているだろうというふうには聞いているので、当然2日以降の抽選結果を見て確認していただきたいと思っています。
(記者)
2点あります。
1点目なのですが、今、国宝山鳥毛の展示の話がありましたが、これチケットの転売対策は何か施されたでしょうか。
例えば、近隣市だと長岡市さんが、長岡まつり花火大会のチケットが高額転売されるケースがあるとか、私ちょっと今調べてみたのですが、今年の9月に日本国内で行われる大規模なスポーツのイベントでも、もうすでにチケットの転売が相次いでいるようです。
ご覧になりたい方ももちろんですが、転売をされる方もいらっしゃると思うのですが、転売対策等があればお聞かせいただきたいと思います。
(文化観光部長)
私どもは、これが転売対策になるかどうかですが、チケットに応募された方のお名前を印字したものを券として配ります。ということで、その個人名が入っておりますので、そうすると転売するときにはフリマのサイトですとかも、個人名が入っているのはなかなか受け入れないとか、あと私ども当然そのネットを見たりして、そういうことがあったときにはきちっと、会社というか、取り下げるようにやらせていただきたいと思っています。
(記者)
部長に直接質問しますが、これは転売対策のために施した措置ということでいいですか。
(文化観光部長)
私どもそのつもりでやっています。
(記者)
2点目です。
7月3日に参議院議員選挙が公示されますが、中川市長のスタンス、応援に入るか否かということもあると思いますし、どっちも頑張るということもあるのかもしれませんし、3人の方が今立候補予定ですのでいずれかの候補の方を、指名して支援される予定もあるかと思うのですが、選挙期間中の選挙への向き合い方と、支援スタンスがあれば教えてください。
(市長)
基本的には昨年10月の衆院選と同じでして、特定の候補を積極的に応援することはありませんが、要請があれば対応することも考えます。
どなたが当選されても、とにかく国とのパイプ役として地域の発展のために活躍されることを期待していますし、市としても協力連携を図っていきたいと思っています。
(記者)
もう1つ伺いたいことがありました。追加させてください。
大潟区で造成している工業団地の件なのですが、完成が遅れるという話が確か地域協議会であったと思いますが、これ遅れてしまうことへの評価と、遅れてしまうことによって、この工業団地は確か、あてもなく作っている工業団地、何というか誘致のあてどが全くない状況で造成している工業団地ではないと思うのですが、何か影響があるのか教えていただきたいと思います。
(産業立地課長)
今の大潟工業団地の整備につきましては、報道にもありますとおり、1年ほど進捗が遅れている状況です。影響としましては、当然ながら分譲して企業の皆様に販売するまでの取り扱いが少し遅れるという懸念はありますが、これから整備手法等を含めて検討して、実施に入っていく予定です。
この中で、手法によりましては、造成と同時に企業の皆様に分譲を行えるような方式もありますので、こうしたところをいろいろ検討しながら、今後事業を進めていきたいと思っています。
(記者)
課長に直接伺いますが、すでに立地ニーズは把握していらっしゃるのでしょうか。
立地ニーズがあるとかないとかではなく、その立地ニーズとしても市が把握しているものがあるのかないかだけ教えていただければ。
(産業立地課長)
企業のニーズにつきましては、随分前にはなりますが、一度企業様の意向を伺った経緯があります。現時点でその傾向が同じ状態で続いているとするならば、今の時点で分譲面積約14ヘクタールの開発のうち、13ヘクタールほどの分譲を見込んでいますが、ほぼ同等以上の引き合いの企業様の意向を確認しているという状況です。
(記者)
市長の定例会見ではなく、この前の市長選の出馬会見のときにおっしゃられていたことで、市議会での質問、質疑は、議員の質問に一方的に答える立場で、なかなかこう政策論争的なことができなくて、市長選にあたっては相手となる候補と激論を交わしたいというふうにおっしゃっていたと思うのですが、それというのは、どういったものをイメージされているのかというのをお聞きしたいのですが。
(市長)
ちょっと質問の意味が理解できていないのですが。
(記者)
先日の会見のやりとりで、宮越馨市議が立候補されていて、その方との議会の議場でのやりとりについて、中川市長は答弁者であって向こうが質問者で、その向こうからの質問に議場という場で一方的に答えることしかいつもできないと、中川市長の方から、今回の選挙に当たってはとは言っていないかもしれないですが、今後はその政策とか含めて、その相手方と激論を交わしたいというふうに会見で答えていたと思うのですよ。それというのは討論会をしたいと思っているのかとか、そういった具体的なイメージがもしあったら、どうかと思って聞いたのですが。
(市長)
手法の問題ですね。
まだ私の方は公約を発表していませんので、お示しした段階でどの点がどう違うのかということは明らかになると思いますので、そのあたりについては議論していきたいと思っています。
(記者)
さっきのUPZ内の云々という話で、4区の中で114町内会が対象になるということだったのですが、これ人口でいうと上越市の人口の何%何人くらいになるのですか。
(防災危機管理部長)
UPZ内の人口は1万3,000人くらいです。
詳しい数字が必要であれば、後ほどご案内しますが。
(記者)
分かりました。上越市の人口はどれくらいでしたか。
(市長)
18万人弱です。