開催趣旨
長野県と新潟県の境界をはさむ国内有数の豪雪地帯は、中山間地域や地方都市ならではの共通課題を数多く抱えていますが、魅力的な地域資源や意欲的な地域づくりの取組みも数多く存在します。この地域が将来にわたり豊かであり続けるためには、歴史的にもつながりの深かった近隣市町村の人々がお互いに関心を持ち、境界を越えて交流・連携することが大切と考えています。
そこで、信越県境に近い各地域において地域づくりに取り組む方々からお集まりいただき、学びと交流を深める会を平成27年度から開催しています。
おかげさまで第3回まで開催し、ご好評をいただいたことから、第4回を上越市で開催しました。テーマには「歴史文化」と「リノベーション」を取り上げ、この地域のこれまでとこれからについて考えました。
この会をきっかけとして、このエリア一帯に存在する地域資源や取組みの素晴らしさを再発見できたり、今後の活動へのモチベーションにつながったり、あるいは情報交換や切磋琢磨できる関係が生まれ、未来の地域づくりのパートナーが生まれるきっかけになれば幸いです。
交流会チラシ(A4版) [PDFファイル/4.36MB]
交流会チラシ(A3版) [PDFファイル/2.26MB]
開催概要
- 日時:平成29年12月9日(土曜日) 午前10時~午後7時
- 会場:町家交流館高田小町(上越市本町6丁目3番4号)、高田世界館(上越市本町6丁目4番21号)
- 主催:上越市創造行政研究所
- 共催:一般社団法人雪国観光圏、信越9市町村広域観光連携会議(信越自然郷)
- 協力:NPO法人街なか映画館再生委員会、株式会社テラスカイ
- 後援:新潟県、地域づくりネットワーク長野県協議会、一般社団法人信州いいやま観光局、公益財団法人八十二文化財団、信州大学学術研究・産学官連携推進機構、愛知大学三遠南信地域連携研究センター
- 参加人数:約120人
プログラム
午前10時~ 開会
本交流会の趣旨説明を行いました。
午前10時30分~午後0時15分 トークセッション第1部
「歴史文化と地域づくり 上杉家ゆかりの地域資源を手がかりに」
(スピーカー)
- 福原 圭一さん(上越市公文書センター 上席学芸員/新潟県上越市)
- 佐藤 慎さん (妙高市生涯学習課 学芸員/新潟県妙高市)
- 樋口 明里さん(長野市立博物館 学芸員/長野県長野市)
- 宮澤 崇士さん(飯山市ふるさと館 学芸員/長野県飯山市)
(モデレータ)
- 笹本 正治さん(長野県立歴史館長・信州大学名誉教授/長野県千曲市)
午後1時30分~3時45分 トークセッション第2部
「リノベーションと地域づくり」
(スピーカー)
- 藤村 勝之さん(上越市企画政策課 地方創生担当係長/新潟県上越市)
- 小泉 嘉章さん(株式会社YELL 代表取締役/新潟県十日町市)
- 増澤 珠美さん(ナノグラフィカ 代表/長野県長野市)
- 中尾 大介さん(株式会社WAKUWAKUやまのうち 監査役、八十二銀行融資部企画支援室 主任審査役/長野県山ノ内町)
(モデレータ)
- 梅干野 成央さん(信州大学学術研究院工学系 准教授/長野県長野市)
午後4時~5時15分 ディスカッション
興味のあるテーマごとに近隣の古い町家やリノベ建築に分散し、くつろいだ雰囲気で感想などを語り合いました。

午後5時20分~5時40分 閉会
本交流会の総括を行いました。
午後5時45分~7時 情報交換会
立食形式で交流しました。